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スライムとわたし。

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スライムとわたし。

リアクション

「きさまはロリコンでありながら、ロリータにはノータッチがマナーということも知らんのか」 

 そんな言葉とともに、何かが光線の射線上に投げ込まれた。
 それはポムクルさんで、ピシャーーーッと光線に当たったポムクルさんは、ぽてりと落下したそこでおもむろに服を脱ぎ脱ぎする。
 何者かがポムクルさんを投げ込んだのだ。
「だれっ!」
 急ぎそちらに目を向ければ、目に痛い白衣をなびかせた男が1人立っている。

「フハハハハハハハハハ! 我が名は世界征服を企む悪の秘密結社オリュンポスの大幹部、天才科学者ドクターハデス!」


 ……まあ、9割方の人が分かっていたと思いますが、ドクター・ハデス(どくたー・はです)さんです。ハイ。
 ハデスは場の全員が見守るなか、なぞの占い師の少女へと歩み寄る。
「ククク、占い師の少女よ! 人の嫌がることを率先してやろうとするとは、見上げた心がけだ!」
「えー? それほどでもないですけどー、ありがとうなのですー」
 なぞの占い師は褒められてうれしそうに、テレっテレになりながらお礼を言う。
「うむ。おまえには十分悪の素質があるぞ! 悪のプロフェッショナルである、この俺、ドクターハデスがおまえに協力をしてやろう!」
「よく分からないですけど、賛成してくれてうれしいのですー」
 わぁい、お友達ができちゃった、と単純に喜ぶなぞの占い師からコントラクターたちの方へ向き直ったハデスは、腰にあてていた手をビシッと彼らに突きつける。
「というわけだ。
 さあ行くのだ、スライムたちよ!」
 元が単純な下級モンスター、スライムたちは、優れた指揮官たるハデスの命令にいとも簡単に従って、怒涛の一斉攻撃を仕掛ける。
 大型〜中型スライムたち、そしてその周りをぴょんぴょん飛び跳ねていた大量の小型スライムたちが、こぞってピカーーーッと桃色光線と溶解液を吐きかけた。
「やられるものですか!」
 ルカルカはロイヤルドラゴンを召喚して、これらを防ぐ盾とする。
 現れたドラゴンはたしかに桃色光線を跳ね返したが、溶解液には無力だった。
 文字どおり、光の速さで飛ぶ光線と液体の飛速が同じであるはずがない。

「えーっ? うっそーーー!?」

 桃色光線を跳ね返すと同時に消えたロイヤルドラゴンの後ろから飛んできた溶解液に服を溶かされて、ルカルカは驚くと同時に胸元を両手でかばってその場にしゃがみ込んだ。
「おい、ルカ……」
「だめ! それ以上来ないで! こっち見ちゃいや!!」
 完全無力化されたルカルカの姿に勢いがついたのか、スライムはますますピカーーーッピカーーーッと周囲に桃色光線を飛ばしだす。
 あわてふためき距離をとるコントラクターたちを見て、ハデスはますます図に乗る。
「フハハハハ! その調子だ、スライムどもよ! まず手始めに、ここにいる全員をおまえたちの力で無力化するのだ!」

「そうはいきません、ハデスさま!!」

 スライムが怖くて少々へっぴり腰だが、アルテミス・カリスト(あるてみす・かりすと)は懸命に声を張った。
「悪いスライムたちは、この正義の騎士アルテミスが退治してみせますっ!」
 アルテミスはもともとはオリュンポスの一員でハデスの部下だったが、婚約を機に悪事から足を洗い、今は正義の騎士アルテミスとしてハデスの悪事を止めようと動いているのだった。
「む? アルテミス。また俺の邪魔をする気か」
「わっ、私にスライムの光線は効きませんからっ!!」
 アルテミスは勇気を振り絞り、神獣鏡を手に特攻をかけた。
 必死に神獣鏡で桃色光線を反射させ、溶解液を避ける。
 最初のうちこそおっかなびっくりだったが、そうこうしているうちに「あ、これ、意外といけるんじゃね?」な気がしてきたらしい。
 大きくなった気で、すらりと腰の剣を抜いた。

「さあ、スライムたち! この正義の剣を受けてくださいっ!」

「スライムにまで敬語は不要……じゃなくて。剣は効かないですよ、アルテミスお姉ちゃん」
 後ろでアルテミスの雄姿を見学していたペルセポネ・エレウシス(ぺるせぽね・えれうしす)があわてて注意したが、時遅すぎた。(とゆーか、完全にいらなかった前半分のせいだわ、これ)
「って、あ、あれっ!?」
 えーい、と振り下ろした剣先を、ぼよよよーーーんとはじき返されたことに驚いているうちに、ピシャーッと溶解液を浴びてしまった。
「……くっ。まだ……まだです! まだ私には鎧が――」
 言ったそばから、服がなくなってブカブカになった鎧がガタンゴトンと足元に落下する。
「きゃあっっ!」

「あわれだな、アルテミスよ! 引っかかるところがないばっかりに!!」
 きさまは俺に負けたのではない、己の絶壁貧乳に負けたのだ!

 フハハハハーーーーーーッ! と高笑うハデス。
 無力化されたアルテミスの姿に、ペルセポネが立ち上がった。
「アルテミスお姉ちゃん……。アルテミスお姉ちゃんのかたきは、私が討ちますっ!
 機晶変身っ!」
 掛け声とともにペルセポネの全身が光に包まれた。それは彼女が着ている服が光の粒子と化したからだ。そして消え去った服の代わりにペルセポネ専用変身ブレスレットから現れたペルセポネ専用パワードスーツが装着される。
「このフォースフィールドと強化装甲に、溶解液など通用しませんよっ!」
 なんたって、全身をくまなく覆うフルアーマーですからっ!
 その宣言どおり、小型スライムがいくら溶解液をかけてもパワードスーツはびくともしなかった。
「どうですか? ハデス先生っ!」
「むむむ……」
 パワードスーツの製作者としてどう反応すればいいか悩むハデスの前、ペルセポネは超イイ笑顔で勝ち誇る。
 そんなペルセポネ目がけて、今度は桃色光線が照射された。
「ふふふっ。パワードスーツに全身を覆われた今の私には、そんな光線は通用しません!
 さあスライムたち、いさぎよくこれを受けてください!」
 空間歪曲砲をスライムたちへと向ける。
 しかし。

『装甲をパージします』

 光線の影響を受けたパワードスーツのAIが、淡々とそんな言葉を発した。
「へ?」
 驚き、パワードスーツに目を落としたペルセポネの前で、装甲はアッサリ解除され、パカッと体からはがれてペルセポネは全裸になってしまう。
「やっ、いやぁっ!」
 あわてて体を隠して、その場にしゃがみ込んだ。
「……フッ。
 フハハハハハハッ!
 やはりな! 今、天の指し示す道が読めたぞ! 世界はこのスライムによって征服されるべき――」
 その瞬間、ピカーーーッと桃色光線がハデスに照射される。
「な、なぜにっ!?」
「えー? 賛成してくれたのですからー、全裸になってくれますよねー?」
「そっ、それはちょっと意味が……ああっ、手がっ、手が勝手に服を脱いでいくーーーっ。
 そしてなぜだー? なぜ俺はそれで正しいと思ってたりするんだーーーーっ」

 おー、いえーすハダカ! すっぽんぽんミートゥー。

「喜んでもらえて、とってもとってもうれしいのですー。
 さあこの調子でどんどんほかの皆さんにも裸になってもらいますよー」
 にこにこ笑って、なぞの占い師はスライム軍団を先に進めようとする。

 そのとき――――。

「ふむ。ここがこの病いの発生源か。存外近かったな」
 じゃり、と小石を踏む音がして、ペルセポネの上に黒い影が落ちる。

 ストライクドクターアヴドーチカ・ハイドランジア(あう゛どーちか・はいどらんじあ)、満を持しての登場である。

 両肩に渡らせた漆黒のバールがその証。
 そして、真下から自分を見上げているペルセポネに気づいた瞬間「む?」と眉を寄せ、おもむろにバールを下ろすや振りかぶり、殴りつけた。
 突然背中をバールで強打されたペルセポネは、「うっ」とのどを詰まらせて硬直し、ばたりとその場に倒れる。
 その一部始終を目撃した結和・ラックスタイン(ゆうわ・らっくすたいん)は、思わず声を上げた。

「ああっ、チカ姉さま! そんな小さな子どもにまでっ」

 駆け寄りたい、駆け寄って具合を見たいのはやまやまだが、なんかもう、ハデスさんやらほかの人やらがほぼ全裸同然で……
「どこ向いたらいいんですかこれー!」
 うううううう……。
「病気に大人も子どももあるか。これ以上感染が拡大する前に、さっさと治療を開始するのが最良だ」
 と言ったあと、真っ赤になってうつむいて自分の足元ばかり見ている結和に、ニヤリと片頬で笑う。

「なんだいお前さん。男の裸にまだ免疫がついてないのかい? 裸にひんむきゃどいつもこいつもつけてるモノは同じだよ。もうそろそろ旦那ので見慣れたころだろうに」

「〜〜! 〜〜〜っ!!
 そっ……そういうのは……やめてください……」
 ますます顔を赤く染めて、蚊の鳴いたような声で必死に抗議してくる結和に「はっは」と笑って背を向けると、アヴドーチカはハデスににじり寄り、やはり大きく振りかぶってぶん殴った。
「さて、お次は、っと」
 アヴドーチカの目がしゃがんでいるルカルカへ向いた。
「ちょ、待っ……ルカたち、病気ってわけじゃないのよっ」
 内心パニックを起こしつつ、必死に首を振って訴えるが、アヴドーチカはやれやれといった目を向ける。
「医者を前に、ほとんどの患者はそう言うんだ。しかし医者である私からすれば一目瞭然。
 自覚のないうちに治療した方がいい。病いは早期発見、早期治療が肝心だ。早ければ早いほど、治りも早いぞ」
「だから、病気じゃなくてただ服を溶かされてるだけ――うッ」
 アヴドーチカは聞く耳持たず。
 振りかぶったバールがルカルカの背中にジャストミートして、ルカルカはつんのめると、ペルセポネやハデスのように倒れて動かなくなった。
「よし、次はだれだ? 時間が惜しい、さっさと並べ」
 アヴドーチカは淡々と言うが、やられる方はたまったものじゃない。なにしろ、少しでも服が溶かされていない者は、(最初から全裸と言い張ってる者以外)1人もいないんだから。

「じょーだんじゃないっ!」

 きゃーーっとクモの子を散らすように逃げて行く。
 それを見て、アヴドーチカは「まったく医者嫌いというのは困ったものだ」と、フーっとため息をつくと、あわてず騒がず順番に、1人ずつ、追い詰めては確実に打擲医術をほどこしていった。
「ち、違っ……私は溶かされ――あうっ」
 裸になっているうちの半分くらいは溶解液を浴びた者たちだ。自分たちは正気だと必死に訴えたのだが、そういったことはおかまいなしである。なにしろこの打擲医術、[医学]と[生物学]に基づき治癒魔法をも活用するアヴドーチカ独自の治療法であり、バールで殴ることによって人間はもちろん動物だろうが物体だろうがあらゆる不調を回復させることができるというスグレモノ。

 つまり、問診を一切必要としないのだ。

「桃色光線だか溶解液だか知らないが、そのせいで人がおかしくなっているというのなら! なんとかするのが医者というものだろう! そう、私のこの打擲医術で!!」
 バールを振りかざし
 殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る

 ひたすら殴る!!


「うわ!」
「あひゃっ!」
「ひぎぃ!」
「ふぐっ!」
 ばったばったとなぎ倒されていく、死屍累々と化した者たち。
 その間、なぞの占い師やスライムはどうしていたかというと、ツァンダへの進軍を止めて、遠巻きにその光景に見入っていた。
 そうするうち、さすがになぞの占い師の少女も、これはなんかちょっと考えてたのと違うような気がする、と思い始めたらしい。
 そのときを見計らって、スススと日下部 社(くさかべ・やしろ)が背後に近づいた。
「やぁーっと気づいたか?」
「……何がですぅー?」
「単純に、裸になりゃあええっちゅうわけやないってこっちゃ」
「そーそー」
 いつの間にか蚕 サナギ(かいこ・さなぎ)が反対側であぐらを組んでいた。
 目をパチパチさせているなぞの占い師の少女を下から覗き上げ、ウィンクを飛ばす。
「こういうんはやな、真っ裸のすっぴょろぽーんなんかより、見えそで見えへん、こらこらそこどないなってんの? これこうか、わしがもうちょっと頭下げてえぐり込むようにのぞきこんだら見えるんか。うほっ、めーた見えたでー♪
 いうんが楽しいんや」
 基本やろ? 初歩の初歩やん。と、自分で言ったことに自分でうなずくサナギ。

 ――ちょっと待て。


 アヴドーチカの施術を受けて、バッタリ倒れ込んだ格好で会話に耳をそばだてていた者たちが、全員胸のなかでツッコミを入れた。

 ――そうじゃねぇだろ。


 だが体力は底をつき、バールで殴られた痛みに声も出ないありさまだ。
 言ってやりたいことはいっぱいあるが、この状態ではそれは不可能。
 こうなったら社にかけるしかない。言ったれ、社! とだれもが心で強く念じたとき、何やら考え込むふうだった社がおもむろに口を開いた。
「せやなぁ……やっぱ、こう、グッとくるんは堂々肌を見せびらかしてる姿やのうて、和服の乱れた裾からふっとかいま見えるふくらはぎの白さ、みだれ髪の間から覗くうなじなんやなあ」
 あれこそ究極のチラリズムや。

 ――って、オイッ!!


「んーーと。つまり、半裸でやめるように調整しなくちゃいけなかったってことですかぁー?」
 なぞの占い師は、2人の言いたいことは、正しく理解しているようだった。
「でもそれだと、やっぱり恥ずかしいから途中でやめちゃうんですよねー? この光線は、恥ずかしい気持ちをなくすためのものなのですー」
「恥ずかしないように? 自分、あほやなー」
 サナギはあきれ返った。
「恥ずかしがるからええんやんか。第一、人間口にしてることが全部本音いうわけやないで。
 やめてやめてもええのうち、言うやろ? あ、知らん?」
「知らないですー」
 すなおに首を振るなぞの占い師。
「ってことはぁー、ええっ? もしかして、恥ずかしい気持ちがあった方がよかったんですかぁー?」
「それはそうや! なくしたらあかん! それがあるから裸には値打ちが出るんや」
「羞恥はチラリズムになくてはならんもんやからな」
 うんうんうなずく社。
 サナギはずずいっとなぞの占い師に顔を寄せる。

「ええか? 人はぱんつめくりをするやろ? けどな、あれはぱんつを見たいわけやないんや。恥ずかしくてほほを染める姿が見たいんや。ただぱんつが見たいだけやったら、ランジェリー売り場にでも行けばええんやからな。それとおんなじや。ただすっぽんぽんにすればええんとちゃう。そら涼しいやろうけどな、恥ずかしいいう気持ちを失のうたら、その涼しさはまがいモンなんや」

「まがい、もの……?
 そ、それは気づきませんでしたっ!」
 がーーーーーん、と見るからにショックを受けているなぞの占い師の横で、ふっと社が遠い目をする。
「俺も、昔、こんな歌があったのを思い出したで。
  『ありのままの ピーー 見せるのよ。
  ありのままの ピーー になるの』」
「なんですかー? そのピー音」
「え? そんなん口にしてたか?
 っかしーなあ。口にしよーとしたら、なぁんかそういうふうにピーピー鳴るねん」

 ――某○○権に引っかかるからです。決していやらしい単語ではございません。


「で、話戻すけどな。
 つまり、人間ありのままが一番っちゅうこっちゃ。
 今思うと……そうか……あの歌は、みんな裸になれっちゅうことを言いたかったんかもしれんなぁ。せやから、キミのしたことも方向性は間違うてなかったっちゅうこっちゃ。そう落ち込むことでもないで?」
「……は、はいっ!」
 倒れた者たちが、

 ――2人とも、あとでブッ殺す……


 と、ひそかに決意を固めた瞬間だった。
 そんなことなどつゆ知らず、2人はさらになぞの占い師にたたみかける。
「あんな、裸にするのはえーんや。けど、恥ずかしい気持ちをなくしたらあかん。
 こう、もっと羞恥心をあおるよう、服とろよ。あんな、すっぽんぽーーーん! やのうて!」
 なんやったら手伝うでわし。
「そうそう。
 あ、でも、言うとくけど、俺はすべて裸にすることが唯一の正解とも思わへんで? あれは、そう言うたやつもおるってことや。
 俺はこう思うとる。
 童心にかえって、服を着たままでの水のかけっこなんかええな」
 水鉄砲に水風船、ホースを使った水の飛ばし合い。
「涼しさとともに訪れる、シャツが濡れて透けて見える肌の色ともう1枚の布。
 そこには桃色光線や溶解液からでは得られないものがあると思わへんか?」
「おっ、ほんと、よー分かっとるやん、社さん。
 せやせや。白いシャツが濡れ濡れになってしもーて、ブラが透けゆうのが分かって、恥ずかしそうにほほ染めて肌にひっつかんよう引っ張るんがええんや」
「さぁキミも、俺たちと一緒にひと夏のアヴァンチュールでもしてみないか?」

 ――何言ってんだオマエ?


 次の瞬間、激しい痛みを背中に感じるとともに、サナギと社は次々カッ飛ばされた。

「YESロリータNOタッチという言葉を知らんのか。
 そもそも、未成年者に対するわいせつ罪は重罪だぞ。それも分からんほど頭が病原菌に侵されていたとはな」
 アヴドーチカは野球のバットのように振ったバールを地面に下ろすと、やれやれと首を振ってその場を立ち去る。
 そしてあとに残された、なぞの占い師の少女は。

「恥ずかしがりながらの半裸……お師匠さまたち、分かりましたのですー! 今度はそれを目指して桃色光線を改良するのですー」

 えいえいおー、とやる気にあふれて目をキラキラさせていたのだった。




 ちなみに、アヴドーチカの施術を受けた者は、もれなく従者のキング雪だるマンやケンタウロスによって上質の布で急きょつくられた担架にくるまれて、結和の張った医療テントという名の緊急避難所へ運ばれていった。

「うちのチカ姉さまがごめんなさい。すみません。本当、申し訳ありません……!」

 テントのなかからは、ひっきりなしに謝る結和の声が長らく続いていたという。








『スライムとわたし。 了』

担当マスターより

▼担当マスター

寺岡 志乃

▼マスターコメント

 こんにちは、またははじめまして、寺岡です。
 当シナリオにご参加いただきまして、ありがとうございました。

 「人の嫌がることは率先してやりましょう、って小さいころに教わったんだ」

 とあるところで小耳にはさんだこのひと言で、今回のガイドはできたようなものです。
 「『嫌がる』の意味が違うわーーー!」
 と(笑)

 それにしましても、久々のなぞの占い師の登場でした。炬燵シナリオ以来でしょうか?
 結構気に入っていまして、またこの少女でコメディシナリオを出したいな、と思っていたので、それができて満足です。
 ご参加いただきました皆さんも、楽しいと思っていただければいいのですが……。


 それでは、ここまでご読了いただきまして、ありがとうございました。
 次回シナリオはすでに決まっていますね。引き続きそちらでもがんばらせていただきます。
 そしてなんとか今月中にもう1作出すのです! そちらでもまたお会いできましたらとてもうれしいです。
 もちろん、まだ一度もお会いできていない方ともお会いできたらいいなぁ、と思います。

 それでは。また。

▼マスター個別コメント