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A Mad Tea Party

リアクション公開中!

A Mad Tea Party
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リアクション

「歌菜さん、ノーンちゃん、さゆみさん、アデリーヌさん、フレイちゃん」
 甘い声に揺り動かされて、五人は微睡みから目を覚ました。
 トリグラフにてしてしと背中を叩かれながらも未だにふんわりとした彼女達の顔へ、ハインリヒはにっこり微笑みかける。
「どうしたの皆、そろそろ起きないと。
 もう夜になってしまうよ?」

 ――夜!?
 自分達は昼下がりのお茶を頂いていた筈なのに。
 彼女達が慌てて周囲を見回すと、そこには先程迄は居なかった友人達が笑顔で取り囲むようにしていた。
 アレク、ディミトリアスとアルケリウスとアニューリス、ミリツァやトゥリン、スヴェトラーナにクローディスに加えて兄タロウ迄居る。
 一体彼等は何時此処へやってきていたのだろう。
 あの夢は何処からが現実で、何処からが夢だったのか。
 混乱する彼女達の前に、空いたお皿を下げてきたらしいツライッツがお盆を抱えてやって来た。
「もう大分遅くなってしまいましたよ……お時間は大丈夫ですか?」
 ツライッツに言われて時計を見やった歌菜は、その針が示す時刻にはっと顔色を変えて立ち上がる。
「そうでした!」
 歌菜はぺこりと頭を下げて、鞄にカメラをしまい込む。
「ごちそうさま」
 ノーンが上機嫌で歩き出す横で、さゆみは端末に何かをメモしているようだ。
「さゆみ?」
「今度のステージ衣装のネタに出来るかと思って――」
 皆笑顔で去って行くのにフレンディスだけが、耳をぺたんと落していた。
「何故でしょう、コロッケを食べ損ねてしまった気がするのです」

 こうして彼女達が去った部屋で、ジゼルはそっとハインリヒの隣へ近付いた。
「ねえハインツ」
 言いかけた声は、ハインリヒの手元を覗き込んだ事で「あっ」と驚嘆の音に変わる。
 妹が何かを言う前に珊瑚色の唇に人差し指を押し付けて、しーっと囁くと、ハインリヒは金の懐中時計の蓋を閉じてにっと意味ありげに笑ってみせた。

担当マスターより

▼担当マスター

東安曇

▼マスターコメント

シナリオにご参加頂き有り難う御座いました。
今回はリアクションの発表が遅延してしまい、ご迷惑おかけ致しました。

【東 安曇】
東です、シナリオの発表が遅れてしまい申し訳ございませんでした。
妙なテンションのシナリオになりましたが、お楽しみ頂ければ幸いです。

【逆凪 まこと】
この度は大変お待たせしてしまいまして申し訳ありません
イラストとリアクションという組み合わせもそうですが、アクションの書き方についても一風変わったシナリオとなりましたが、いかがでしたでしょうか?
何処見てもどこかいてても可愛い女の子が出て来るっていいですね
と、お待たせした立場で言うのも何ですが、楽しく描かせていただきました
色々と至らないところは、思い出と言うオブラートにそっと包んでいただきつつ
少しでも楽しんでいただけましたら幸いです