イルミンスール魔法学校

リアクション

　
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『さて、第二グループの様子はどうでしょうか。撮影隊のメイベルさーん、映像くださーい』
『はーいですぅ。これ、映ってますぅ？』
　ハンディカメラからの画像に、メイベル・ポーターの声が被る。
『大丈夫だよ』
『皆さん、声が入っちゃってますよ』
　セシリア・ライトとフィリッパ・アヴェーヌの声がそれに加わった。
『説明するですぅ』
　大型騎狼に乗ってマイクを持ったヘリシャ・ヴォルテールが画像に入ってきた。
『第二グループ、トップはなんと小ババ様ですぅ。
　続くのはテオルちゃんですがぁ、なんだか焦ってるみたいですねぇ。あっ、どうやらすぐ後ろのレイストリオに追っかけられて、怖くて逃げてるようですぅ。でも、一緒に走っているローゼンちゃんとミィちゃんは、レイストリオさんたちなんて全然平気なようですぅねぇ』
『大会情報ですが、前回優勝者のペットであるミィちゃんは、ハンデとしてスタート地点やや後方からスタートしています。逆に、前回ブービー賞でしたレイストリオさんたちは、スタート地点の少し前からスタートしています。でも、ならんじゃってますねえ。ミィちゃん、かなり早いです。なお、前回入賞した村雨丸ちゃんも少し後ろからのスタートですが、こちらはわずかに遅れているようですね。ヘリシャさーん、実況続けてお願いしまーす』
　前回の資料に目を通しながら、シャレード・ムーンがつけ加えた。
『はーい、続けますですぅ』
　ヘリシャ・ヴォルテールが再びマイクを受け継いだ。
『続いて、たくさんの選手がまとまって走ってくるですぅ。メイベルさん、撮って、撮ってですぅ』
『任せるですぅ』
　カメラが振られて、すぐ後ろの後続グループを捉えた。
『今話題に上がった村雨丸ちゃんもしっかりここにいますですぅ。やっぱり、レイストリオさんたちが遅いのかもしれないですぅ。その後ろに、影虎ちゃん、クトゥグァちゃんイタクァちゃん、ミヤルスちゃん、そして、白ちゃん雪ちゃん、コットンちゃんとラビーちゃんがひとかたまりとなって走っていきましたぁ。コットンちゃんたちは、まるで二人三脚のようにぴったりくっついてますですぅ。いいなぁー』
『はーい、爆破は後にしてくださいね』
　
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『次は中央グループです』
　シャレード・ムーンが、総合順位２２位から２７位にカメラをむけた。
『このグループ、先頭はミーシャ選手です。続いて、マカロン選手。それを追って、パラミタペンギンのうたまる選手とわたげうさぎのディエゴ選手とゲリ選手フレキ選手が仲良くならんで走っています。それを追うように、パラミタペンギンズの集団とそれに混じった納羽選手とダイヤ選手がいますが、どうもヨルムー選手が嫌なのか、微妙にばらけつつあります』
　
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『さて、コースアナのレテリアさーん、最終グループのレポートをお願いしまーす』
『はーい、こちら、最終グループだよ。こちらは今、激しく混沌としてるんだよね。一歩リードはコトくんだけど、ほんとに一歩って感じ。拳銃の音に驚いちゃったのか、はやぶさくんとむるんくんはほとんど進んでないみたい。シルヴァーナくんもやっと一歩踏み出したってところだよ』
『はーい、詳細というか、変化のないレポートありがとうございました』
　
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『現在位置が出たようです』
　
２０　フォルテシモ
１９　ちりめんじゃこ
　　　ネコ軍団
１８　新生ゆるゆるパイレーツ
１７　セッキー
　　　小雪αβγ
　　　垂うさ
１９　旭
　　　レイちゃん
１５　右介・左介
１４　小ババ様
１３　テオル
１２　レイストリオ
　　　ミィ
　　　ローゼンクライネ
　９　村雨丸
　８　ミヤルス
　　　クトゥグァ・イタクァ
　　　白・雪
　　　コットン・ラビー
　　　影虎
　７　ミーシャ
　６　マカロン
　４　ディエゴ
　　　うたまる
　　　ゲリ・フレキ
　３　納羽
　　　ダイヤ
　　　ヨルムー
　　　パラミタペンギンズ
　２　コト
　１　シルヴァーナ
　１　はやぶさ
　１　むるん