イルミンスール魔法学校

リアクション

　

　
　
『さて、トップグループに戻りましょう。中継の大谷さん、状況はどうですか？』
『はーい、現在、ちりめんじゃこさんたちがトップになっていますぅ。どうやら、食べられまいとして必死になっているみたいですぅ。
　その後を、レイちゃんとネコ軍団さんが追いかけ、さらにレイストリオさんたちが続いています。レイスさんたち、今回意外と早いですねぇ。
　続いて、わたげうさぎのセッキー選手、その後ろに、おなじくわたげうさぎのコットン・ラビー選手が来ています。どうやら、うさぎ対決は、今のところわたげうさぎさんたちに軍配が上がっているようです。また、トップを走っていたフォルテシモさんですが、現在、トップ集団の後ろに下がり、ミヤルスさんとならんでいますぅ』
「フォルテシモ、頑張ってー。息切れするのは早すぎるんだもん」
　画面の外から、ノーン・クリスタリアの応援する声が聞こえてくる。
『トップ集団、最後尾は新生ゆるゆるパイレーツと小ババ様がしのぎを削っているですぅ』
『はい、ありがとうございました。まだまだ序盤、順位は流動的なようです』
　
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『さて、第二グループです。テオル選手と包帯猫のミィ選手がならんでグループトップを走っています。
　続く選手たちはほとんど団子状態です。ダイヤ選手、村雨丸選手、小雪αβγ選手、クトゥグァ選手イタクァ選手の各選手がひとかたまりとなって進んでいます。雪だるまに囲まれて、黒猫のクトゥグァ選手・イタクァ選手の二匹がちょっと寒そうです。
　それにしてもダイヤ選手速い。空京神社参道の下り坂を、最高スピードで滑り落ちていきます。小雪選手たちはちゃんと歩いているみたいですが、こんな速さで滑り落ちていって大丈夫なのでしょうか。激突木っ端微塵という姿だけは見たくありません。
　そんな中、寒さに強そうなパラミタペンギンズが、白選手雪選手と併走しています』
「負けるなよー、白、雪！」
　小型飛空艇で併走しながら、芦原郁乃が熱くなって声援を送っている。ちょっと夢中になりすぎてカメラのレンズが明後日の方向をむいているのだが、興奮した本人はまったく気づいていないようだ。
『その後に続くのは、うさぎ勝負に敗れた垂うさ選手です。はたして、ここからの巻き返しはあるのでしょうか。
　減速してしまった垂うさ選手以外は、順調にスピードを維持しているようです』
　
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『さて、第三グループですが、現在グループトップはマカロン選手とディエゴ選手です。
　おおっと、なぜか立ち止まってしまった旭選手がここまで順位を落としてしまっています。これはどうしたのでしょうか。
　同じく、右介選手左介選手もほとんど歩いてしまっています。やはり猪はムラが大きいのでしょうか』
「ちょっと、何してるのよ。走れったら走りなさいよ！」
　これはまずいと、ルルール・ルルルルルが盛んに声をあげるが、はたして右介と左介は聞いているのかいないのかはっきりとはしない。
『続いて、ミーシャ選手とはやぶさ選手とむるん選手がならんで走っています。
　さらに、ゲリ選手フレキ選手がちょっと息を切らしながら続きます。
　おおっと、ローゼン選手もこんな所で立ち止まっている。キョロキョロと、周囲を見回しています。何か珍しいものでもあったのでしょうか。ああ、完全にコト選手に追いつかれてしまいました』
　
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『シャレさーん、こちら最後尾だよ。こちらはのんびりまったりです。うたまるくんと影虎くんを先頭に、納羽くん、ヨルムーくん、シルヴァーナくんがのんびりと進んでいるよ』
『はーい、ペットレースらしい、実にほのぼのとした光景ですね。でも、あんまりのんびりしていると、飼い主さんたちが大変なことになっちゃいますが』
　
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『現在位置です』
　
３７　ちりめんじゃこ
３２　ネコ軍団
　　　レイちゃん
３０　レイストリオ
２８　セッキー
２７　コットン・ラビー
２６　フォルテシモ
　　　ミヤルス
２５　新生ゆるゆるパイレーツ
　　　小ババ様
２４　テオル
　　　ミィ
２３　クトゥグァ・イタクァ
　　　ダイヤ
　　　村雨丸
　　　小雪αβγ
２０　白・雪
　　　パラミタペンギンズ
１９　垂うさ
１８　ディエゴ
　　　マカロン
１７　旭
　　　右介・左介
１５　ミーシャ
　　　はやぶさ
　　　むるん
１４　ゲリ・フレキ
１３　コト
　　　ローゼンクライネ
１０　うたまる
　　　影虎
　８　納羽
　４　ヨルムー
　３　シルヴァーナ