イルミンスール魔法学校

リアクション

【おとこのこうちょう！】またしても！　いちごパンティー行方不明！？

■「第６話　転校生と身体測定！？」１０２ページあたり

百合園女学院校長の桜井　静香（さくらい・しずか）のいちごパンティーを、
２０１８年の百合園女学院で回収する任務を引き受けた、
相田　なぶら（あいだ・なぶら）だったが……。

「タイムパラドックスで大変なことになるのは解ったけど、
百合園に行くなら俺男だし行くわけにはいかないよね！
カレン、俺の代わりにいちごパンティーを回収してくるんだ！」

パートナーのカレン・ヴォルテール（かれん・ゔぉるてーる）に、
無理やり任務を押し付けていた。
「イヤァ、モウシワケナイモウシワケナイ」
「絶対、悪いと思ってないだろ！？」
棒読みで言ってカレンに突っ込まれるなぶらだったが。
「そもそも下着で歴史が変わって不都合が起こるとか、
こんなくだらない理由でどれだけ大惨事だよ……。
まぁ、いいや……。
ったく、しょうがねぇな、行ってやるよ……」
結局は、お人好しにもカレンが引き受けてくれたのだった。
「さすがカレン！　大変だとは思うけどがんばってきてくれよ！」
「他人事だと思いやがって……」
カレンはジト目でパートナーを睨むと、
小ラズィーヤ・ヴァイシャリー（しょうらずぃーや・う゛ぁいしゃりー）の用意したタイムマシンで、過去へと向かうのだった。

★☆★

「ここが過去の百合園か。
ん、なんだか保健室の周りに人が集まってるな」
そこでは、身体測定が行われようとしていた。

「……人がいっぱいで近づけないぞ」
カレンは、対人恐怖症なのである。
「よし、脱いだ服の中にいちごパンティーがあるかもしれない。
そうすれば、近づかずにすむはずだ！」
そうして、脱衣所になっている場所に行くカレンだが。

その時、まさに、静香と、
当時、百合園に転校してきていた横山　ミツエ（よこやま・みつえ）、
そして、佐藤　花子（さとう・はなこ）の３人による、
スタイル対決が開催されていた。

「フフフ、見よ、私のプロポーション！」
「まあまあってところかしら？」
「そ、その胸は！？」
ミツエの予想外の巨乳に衝撃を受けている花子だが。

「お医者さんごっこだもんね！　イッツ・ポシブル！
今回はブラジャーも飛ばすもんね！！」
「きゃあああああああああああああああああああああああ！？」
プロフェッサー・ポシブルが、
花子やミツエ、女子生徒たちのブラジャーを謎のメカで飛ばして、大混乱に陥らせていた。

「ギャーッ、ブラがっ！！」
ブラジャーを奪われ、胸パッドを重ねづけしていたのがバレたミツエを、
ポシブルが激写する。
「貧乳の女の子も激写ダー！」
「誰が貧乳ですって！？」

「やべえ、このままじゃ俺も……ウッ！？」
「そこの子もかわいいね！　イッツ・ポシブル！」
カレンの服も空中に飛ばされ、カメラを持ったポシブルが迫ってくる。
「うわあああああ、くるなあああああああああああ！？」
混乱と恥ずかしさのあまり、カレンは火術を連発する。
炎熱の精霊らしく、その強力な魔法で周囲の服や下着は燃えてしまう。

「ぎゃー、あづー！？　イッツ・ポシブル！」
「くるなくるなくるなーーーーーーーーーーーーーー！？」

ポシブルを撃退して、ぜえぜえと息をつくカレンが気がつくと、
目の前でターゲットのいちごパンティーが燃えている。

「や、やべっ！？
……でも、燃えてなくなったなら別に問題ないよな。
に、任務は果たしたし！（？）　よし、帰るぞ！」
カレンは、自分の服を回収すると、脱兎のごとく逃走した。

「あにゃーっ！？　私の服がー！？」
「あたしの服も燃えてる！？　どうしてくれるのよ！？」
「ぼ、僕のせいじゃないよ、ミツエさん！？」
しかし、裸にされた花子やミツエの服も燃えてしまい、激怒したミツエが静香に迫る。
こうして、過去の世界は大惨事になるのであった。

いちごパンティー１枚目　焼失！