校長室
ようこそ、偽りの楽園へ
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終章 希望 「終った……か」 「みなさん、疲れたみたいでぐったりですぅ……」 冒険者が現実世界に戻って、内部の世界が破壊された魔道書をエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)とアーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)は再び解析をしていた。 「魔道書はどうなっているんですかぁ?」 「この本に取り込まれた人間は皆解放されたみたいじゃ。これも冒険者たちのおかげじゃな!」 「よかったですぅ」 そう言うアーデルハイトは魔道書に変化した点があったことに気が付いた。 「むっ? 最後の頁が見れるようになっているぞ……」 「あれ? その頁は開けなかったはずですよねぇ?」 「ああ……なになに?」 最後の頁にはこう書かれていた。 「この頁を見れたってことは俺たちは自分自身の過ちに気が付き救われたということだな。礼を言う。ここからは余談なんだが、この魔道書の本当の名前を伝えたいと思う。名は<サンクチュアリ>。楽園と言う意味だ。死者がつくりだす紛い物じゃない、真の楽園だ。今ならこの魔道書を壊せるだろう。あと、救われた俺から人間にささやかな贈り物がある。受け取ってほしい。ありがとう、人間よ」 「贈り物ってなんでしょうねぇ?」 「わからん。とりあえず、この魔道書は破壊しよう。とりあえずわしらも今日は休憩しよう」 後日、魔道書はエリザベートたちの手で破壊された。 破壊された後、なぜか数日快晴に恵まれ、争い事などの知らせがパッタリとなくなったそうだ。 それが魔術師の残した贈り物だと知るのは、当事者である冒険者たちだけの秘密であったとさ。
▼担当マスター
いるか旅行記
▼マスターコメント
どうも、まいどこんにちは! いるか旅行記です! 参加者のみなさま、この度は迷えるマスターたちを救って下さり、本当にありがとうございました! 参加人数が少ない中、掲示板などを活用し、ハッピーエンドに導いてくれた事に感謝と感動をしております! バットエンドだったら……と、当初はヒヤヒヤしていましたが結果をみてみれば、素晴らしいエンディングになったかなって思います! では、また次回、ご縁があればお会いしましょう! ありがとうございました!