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東西統一記念ロイヤルガード合コン

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東西統一記念ロイヤルガード合コン
東西統一記念ロイヤルガード合コン 東西統一記念ロイヤルガード合コン

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■□■12■□■ ルドルフ

ヴィナ・アーダベルト(びな・あーだべると)は、
5万G払って、西のロイヤルガードとして出席していた。
「ヴィナ、驚いたよ」
ルドルフに、ヴィナは言う。
「うん、ルドルフさんと一緒にいたいから。
恋愛感情じゃないことはわかってるよ。
でも、普通にしゃべるだけでもいいと思ってるしね。
せっかくの合コンの機会だし、
お互いの知らないことをもっと知りたいな」
「そうだね。ありがとう。
じゃあ、今夜のヴァイシャリー湖に」
「乾杯」
ルドルフとヴィナは乾杯して談笑する。
しばらくして、給仕の運んできた飲み物を飲み、直後、ヴィナは咳き込む。
「これ……お酒!?」
「え、子ども用のシャンパンのようなものだよ?」
お酒がまったくだめなヴィナだが、ルドルフと会話するのに夢中で、
注意を怠ってしまったのだった。
「ルドルフさん……」
「ヴィナ……」
倒れたヴィナに肩を貸しつつ、ルドルフは船を下りることにする。
「……ルドルフ」
さん付けで呼んでいたのは目上意識からだが、
お酒に酔っていたこともあり、少し自制心の外れたヴィナは、ルドルフを呼び捨てにする。
「……ちゃんと、本気で好きなんだよ」
ヴィナは、ささやくように言う。
ルドルフは、優しく言う。
「少し、カフェで休んでいこうか。
そうすれば酔いもさめると思うよ。
タシガンコーヒーのように、気付けになるものがあるといいけれど」

そして、夜のヴァイシャリーでしばらく過ごしてから、
2人はお別れしたのだった。