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【冬季ろくりんピック】激突!! フラッグ争奪雪合戦バトル!

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【冬季ろくりんピック】激突!! フラッグ争奪雪合戦バトル!

リアクション


第2ターン開始

『さーて、中盤戦に差し掛かってきたこの雪合戦。現在両陣営の獲得点数はともに9対9と互角です!』
『よくヤルのネ〜。みんな頑張ってるヨ〜』

・A2地点
「何か口調変わってございませんか? 実況解説」
 クナイ・アヤシ(くない・あやし)がそう零した。そんだけ。
「そんだけとはなんですか……まあ、敵がいないのでしたら、すぐにA2へと向かうだけでございます」


中盤戦(1)


○A3地点 西占有フラッグ地点にて

「……来たな」
西シャンバラを応援する長曽禰 広明(ながそね・ひろあき)が、雪煙を見てつぶやいた。
東シャンバラ陣営の進軍を確認したのだ。

西攻撃
戦部 小次郎(いくさべ・こじろう)
九条 レオン(くじょう・れおん)
斑目 カンナ(まだらめ・かんな)
シエル・セアーズ(しえる・せあーず)
アム・ブランド(あむ・ぶらんど)
西表 アリカ(いりおもて・ありか)

西防御
氷室 カイ(ひむろ・かい)
サー・ベディヴィア(さー・べでぃびあ)
九条 ジェライザ・ローズ(くじょう・じぇらいざろーず)
無限 大吾(むげん・だいご)
ラルク・アントゥルース(らるく・あんとぅるーす)
榊 朝斗(さかき・あさと)
ラブ・リトル(らぶ・りとる)
高天原 鈿女(たかまがはら・うずめ)

東攻撃
イシュタン・ルンクァークォン(いしゅたん・るんかーこん)
ウルフィオナ・ガルム(うるふぃおな・がるむ)
グラルダ・アマティー(ぐらるだ・あまてぃー)

東防御
ユリ・アンジートレイニー(ゆり・あんじーとれいにー)
ララ・サーズデイ(らら・さーずでい)
ミルディア・ディスティン(みるでぃあ・でぃすてぃん)
レイナ・ミルトリア(れいな・みるとりあ)

「いっけー! 戦うからには全力で殺るよ!」
不穏当な発言をかましつつ、雪玉を放ったのはイシュタン

「ウルさん、お願いします!」
「任せとけ!」
レイナが、パートナーのウルフィオナをアイスフィールドでかばい、
ウルフィオナは、神速で両手を使って攻撃する。

グラルダは、
鬼気迫る様相でフラッグを攻撃する。
「当たれえッ!」

「くっ、ここはやらせません!?」
「ロゼ!?」
フラッグをかばったジェライザ・ローズが被弾する。
パートナーのカンナが思わず叫ぶ。

「おっしゃ!次ッ!」
グラルダが中指を立てて叫ぶ。

ラルクも、雪玉の中、フラッグをかばって巻き込まれたように見えたが……。
「雪玉なんざぶん殴ってちょいちょいだな!」
雪煙が晴れたところで、グローブで雪玉を破壊して、
ラルクが仁王立ちしていた。
「これが西シャンバラの【根性】って奴だ!」

「えー、何それー! 人外だよー!」
「まったくだな……」
皆が思ってるだろうことをイシュタンが言い、
ウルフィオナが同意する。

「では、こちらの番です!」
小次郎の声を合図に、西シャンバラ側も一斉に動く。

「よし、ロゼのかたきだー! 反撃だよ、カンナ!」
「……別に、興味ないけど」
カンナの服から飛び出したレオンと、
カンナが攻撃する。

「よーし、やっちゃうよ! えーい!」
シエルも、雪玉を思いっきり放る。
「……」
アムも、A3地点の防衛という任務のため、冷徹に攻撃をする。
「猫が雪に弱いと思ったら大間違いだよ!」
アリカは、乱撃ソニックブレードの要領を取り入れた投法で、雪玉を乱撃する。

「ひ〜ん、こないでぇ」
ユリが反撃で懇願する……が。
「わぷっ!?」
次の瞬間、顔面に雪玉を喰らっていた。
女性に弱い若い男性などには効果があったかもしれない。
だが、ここは雪原。
仁義なき戦いが繰り広げられる修羅の地だったのだ。

「フッ、騎士である私の、技を駆使した鉄壁の守りが破られるはずは……ぶはっ!?」
気障な振る舞いで、正々堂々、立ちふさがった男装の麗人・ララは、
防御の技を駆使していたが、
多勢に無勢、西シャンバラ側の攻撃を矢面で喰らってしまった。

「くっ、ここは次のエリアに進むよ!」
ミルディアが、盾を構えて防御力を高め、走っていく。

「よし、防衛成功だな。簡単に落とさせはしない」
「ええ、マスター」
カイ
サー・ベディヴィア(さー・べでぃびあ)がうなずきあう。

「やったな。アリカ!」
大吾がパートナーのアリカをねぎらう。

「よし、確実に東側の侵攻ルートを潰しているね」
朝斗が味方チームを振り向き、うなずく。

「よーし、この調子でA3フラッグを守ってみせるわよー!」
「ええ、ここは堅実に行くべきね」
ラブの言葉に、
鈿女も賛成する。

こうして、西側に多数の生存者がいるため、フラッグの所有権は西側のままとなった。