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【冬季ろくりんピック】激突!! フラッグ争奪雪合戦バトル!

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【冬季ろくりんピック】激突!! フラッグ争奪雪合戦バトル!

リアクション


中盤戦(2)

・A4

移動してきた西シャンバラ陣営は。

「東側の姿はないわね」
宇都宮 祥子(うつのみや・さちこ)がつぶやく。
「ええ。思いっきり雪玉をぶつけてやろうと思っていたのに」
本能寺 飛鳥(ほんのうじ・あすか)が残念そうに言う。
「まあ、妨害に合わなかったんだからよしとしよう。
勝負は次のターンだ」
柚木 桂輔(ゆずき・けいすけ)が言う。
「そうだな。ここは堅実にやっていこう」
匿名 某(とくな・なにがし)もうなずく。
こうして、東側がいないため、ここで戦闘は発生しない。



・B2

「……誰も来ませんわ」
西シャンバラのエリシア・ボック(えりしあ・ぼっく)がつぶやいた。



○B3 西占有フラッグ地点にて

西攻撃
マーゼン・クロッシュナー(まーぜん・くろっしゅなー)
西防御
織田 信長(おだ・のぶなが)
西待機
ルシェン・グライシス(るしぇん・ぐらいしす)
マグナ・ジ・アース(まぐな・じあーす)
近衛 栞(このえ・しおり)
東攻撃
クロセル・ラインツァート(くろせる・らいんつぁーと)

「だんだんと、シミュレーションゲームのリプレイみたいになってきましたな」
マーゼンがぼそりと言う。
「気にするでない。来るぞ!」
信長が注意を促すと、雪煙が上がっているのが見える。
「はーはっはっはっは! 誰も俺を止めることはできませんよ!」
クロセルがスノーモービルに雪玉を積み、突撃してきたのだ。

「ここのフラッグはやらせん!
乗り物のせいで、攻撃が直線的じゃ!」
「なんですって!?」
信長が、クロセルの攻撃の軌道を読んで、
雪玉を空中でぶつけ、フラッグに当たるのを防ぐ。

「飛んで火にいる、とはこのことですな」
「援護させてもらう!」
「ここは守らせてもらいます!」
「うわああああ!?」
人数差のため、マーゼン
マグナ達の攻撃を、
クロセルは防ぐことができない。

かくして、
西側の勝利により、フラッグの所有権は西側のままとなるのだった。



○B4 東占有フラッグにて

西攻撃
緋桜 遙遠(ひざくら・ようえん)
紫桜 遥遠(しざくら・ようえん)
ノーン・クリスタリア(のーん・くりすたりあ)
瀬山 裕輝(せやま・ひろき)
西狙撃
ルシェン・グライシス(るしぇん・ぐらいしす)
東防御
ユノ・フェティダ(ゆの・ふぇてぃだ)
ソーマ・アルジェント(そーま・あるじぇんと)
白銀 昶(しろがね・あきら)
ジェニファ・モルガン(じぇにふぁ・もるがん)
ルーシェリア・クレセント(るーしぇりあ・くれせんと)
アルトリア・セイバー(あるとりあ・せいばー)

ジェニファは防衛のために、
簡易更衣室でフラッグを囲む。
「これで、バリケード代わりになるはずよ。
これが、【雪合戦の名参謀】の作戦よ!」
しかし、フラッグを守るため、ジェニファ自身の身体は無防備となる。
「当たりなさい!」
「な!?」
ルシェンが、B3エリアより狙撃を行ってきたのだ。
予想外の攻撃を、ジェニファは受けてしまう。
「うふふふふ、日頃の鬱憤を思い知りなさい!」
「って、わたくしが何したって言うの!?」
ルシェンの恐ろしげな笑いに、ジェニファがこわばった表情で叫ぶ。

「今です!
一気に畳み掛けさせていただきますよ!」
「はい、ヨウエン! ともに参ります!」
「よーし、皆でがんばろー!」
「石は入れてへんけど剛速球やで!」
緋桜 遙遠(ひざくら・ようえん)紫桜 遥遠(しざくら・ようえん)
ノーン
裕輝が、一斉に東陣営フラッグを狙う。

「決して奪わせはしません!」
アルトリアが東側の最前線に立って防衛、被弾する。
しかし、残りのメンバーは生存している。

「後はお願いします!」
「騎士として戦った、あなたの犠牲は無駄にしませんよぅ」
アルトリアに、パートナーのルーシェリアがうなずく。

「ここは、あたし達のエリアだからね!
絶対落とさせないもんね!」
ユノ・フェティダ(ゆの・ふぇてぃだ)が拳を握りしめる。

「勝負あり、だな。
ここでこれ以上の攻勢は許さないぜ」
「ああ、このエリアは落とさせねえ」
ソーマが腕を組んで宣言し、
も同意する。
獣人のは、雪玉回避のために、狼の姿に変身していた。
雪玉は作れないが、雪原であれば、人間形態より、素早く動けるかもしれない。

かくして、東側に生存者がいるため、フラッグの所有権は東側のままとなった。