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【5周年記念】タクティクスバトル!

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【5周年記念】タクティクスバトル!

リアクション

 
エピローグ
 
 
「という訳で、青の勝ち〜。お疲れさん」
 じゃあ打ち上げ行こうぜーというトオルの誘いに、何人かが賛同する。
「見事旗を勝ち取ったあたしに、女神の勝利のキスは無いのかしら?」
 嘯くニキータに、「ニキ姉の言う女神って女なのかよ男なのかよ」とトオルが笑い、ニキータは、ゲームに参加した味方チームの面々をぐるりと見渡し……


「忍は戦闘なかったのかぁ……ちぇっ」
「リョージュくんだって無かったじゃないですか。何でそんながっくりしてるんです」
 ゲーム後に合流したリョージュの残念な様子にが首を傾げると、お前なあ、と彼は拳を握り込む。
「何の為に水着にしたと思ってんだよ!」
「…………」
 期待されていたのは忍の戦闘ではなくぽろりであった。
 他にも水着姿の参加者がいたが、慣れている彼女等は、これしきのことでぽろりを披露したりしない。
 無言でリョージュの頭をぽかりと殴ると、忍は着替えに行く。
 それを見送るリョージュの肩に、ぽん、と手が置かれた。


「先を越されちゃった」
 ゲームは終わったのに誰の悲鳴が聞こえるのだろうと思いながら、ヒルダ・ノーライフ(ひるだ・のーらいふ)は、戻って来た大熊 丈二(おおぐま・じょうじ)に苦笑する。
 ヒルダはあともう一歩、旗の手前まで来ていたのだが。
「自分も活躍の場がなく、残念であります」
 丈二も残念だった。サバイバルゲームは、漫画と並ぶ程の丈二の趣味なので、今回のゲームは楽しみにしていたのだが。
「ですがこのゲームは、個人の勝利ではなくチームを勝利させるものなのであります」
 青チームは勝利した。とりあえずはその結果に満足することにする。
「よー、お疲れさん」
 歩いてきたトオルが声を掛ける。
「今この先に行かない方がいいぞー」
「? 何でありますか」
「ニキ姐が、女神のキスが欲しいって」
 勿論行ってもいいぞー、と笑いながら、まだ戻って来ていないメンバーを呼びに行くトオルの背中を見送った後、丈二とヒルダは顔を見合わせた。


「あと一歩だったんだけどなぁ。間に合わなかったなあ」
 戦闘無くゲームを終えたルカルカ・ルー(るかるか・るー)は、そう残念がった。
「大外からだったから、誰かが先に旗取ってるかも、とは思ったけど、青に取られたかぁ」
「俺の出る幕もなかったな」
 戦闘よりも、旗を護ることを優先した夏侯 淵(かこう・えん)もまた、戦闘はなく終わった。
「でもこのゲームだと、自分も相手も個人だから、戦術は取れない。戦法でしか無いんだよね。
 できたら集団対集団で、将棋みたいに指しあいたいなあ」
「ならば、帰って一局勝負と行くか?」
「そだね、そうしよう!」
 ルカルカにとって物足りないゲームだったが、淵との勝負の方が楽しめそうだ。
 
 

担当マスターより

▼担当マスター

九道雷

▼マスターコメント

 
 お待たせいたしました。リアクションお届けいたします。
 両チームの人数の偏り具合に驚きました。
 
 そんな訳でして、戦闘に当たらなかった方もいらっしゃいます(というか、ゲームの勝利の為には当然ですが、戦闘を避けて進んでいたのですね)
 折角の戦闘アクションを全て描写できず残念ですが、勝利は青チームとなりました。
 きっと打ち上げで、赤チームの皆さんは奢らされていると思います。