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インテリ空賊団を叩け!

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インテリ空賊団を叩け!
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〜 last phase 〜


蒼空学園と数多の空賊や仲間が協力して行った大捕物から数日

タシガンのとあるカフェでコーヒーを飲みながら黒崎 天音(くろさき・あまね)は新聞を読んでいた
そこには盛大な記念写真とともに捕物の顛末が書かれていた

実際は戦争に近い規模の様な気もするのだがそこはそれ
事前に根回しをしたレオン・カシミール(れおん・かしみーる)の手腕である
もっとも、そこら辺は権限というか何というか……

捕物に大きく協力したのはアイドルの茅野瀬 衿栖(ちのせ・えりす)という事になっている
それも気のせいか、かのフリューネ・ロスヴァイセ(ふりゅーね・ろすう゛ぁいせ)と協力してという事で
彼女自体が空賊の船長を務めた事は見事に伏せられていた

逮捕からの手続きもシャンバラ教導の方で滞りなく済ませたらしく、法的な問題も特に書かれていない
そこら辺は中心人物に縁があるルカルカ・ルー(るかるか・るー)の手腕といったところか

 「まぁ……世間を騒がせた顛末としては上々かな?」
 「……これ位の世論を調整しないと、山葉 涼司の苦労も増えるだろうからな」
 「うん、そうだね」

傍らのブルーズ・アッシュワース(ぶるーず・あっしゅわーす)の問いに黒崎は答える
もともと正義感の強いものが多い蒼空学園の事だ
結局怪我人が出た事、全面的に義賊とはいえ空賊と協力した事を追及する声もあるという
今後、この騒ぎが起きない様な対処も必要らしい

 「………で、偽造そのものに進展はあったわけ?」

新聞を下せば目の前に約束のカレーを頬張る高崎 悠司(たかさき・ゆうじ)がいた

 「まぁ単純だよ。元の方は案の定、盗難された美術品からのルートだ
  印章を抑えれば美術品の偽の保証証も作れるだろう、今回はそのテストケースだったらしい
  できればその技術を知りたかったんだけど……わかったのは地球製だったって事位かな」
 「じゃ、今後似た様な事も起こりうるわけ?」

悠司の問いに、空を飛ぶ飛空船を見上げながら黒崎は答える

 「否定はできないね……でも、もうここの空を騒がせる事はしないよ、きっと……それに」

聞いた今回の一部始終、そして最後の船長逮捕の瞬間の話を思い浮かべ、黒崎は呟いた


 「この空が好きなみんなが、絶対にそれを許しはしないよ……全力で守るさ」


静かな音とともに目の前を過ぎる飛空船がどこまでも蒼い空の中に消えていった







担当マスターより

▼担当マスター

OGA-SAN

▼マスターコメント

今回当シナリオを担当させて頂きました、OGAーSANと申します。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。

今回で3回目のマスタリングになりました

そしていろいろ遅れてすみません!(土下座)
執筆途中で息子がかのインフルエンザにかかったり
色々と私生活トラブルに見舞われてんやわんや……みなさまも健康にはお気を付けくだされ

そういうわけで今回はシンプルかつ壮大な討伐ミッションでした
段取りが順を追うので、役割分担が明確な反面
事件の核心を目指してアクションを書かれた人と
行動をシンプルにアクションに書かれた人が結構はっきり分かれましたので
ちょっと登場バランスに落差があるかもしれません

最後の逮捕までの流れですが
明確に中核までたどり着けるアクションや今までの仲間との結びつき
そして核心まで手を伸ばす意思がしっかり書かれたアクションを採用しての結果です

まぁあとロボに熱くなったのは……趣味です、すみません
でも叫ぶのは魂でしょ?

初冒険ミッションでしたが
まぁ自分なりに動きのあるリアクションとマスタリングを目指したつもりです
空中戦の勢いが感じられたら幸いです

今回の称号は新たに結成された、個性豊かなかの空賊団の皆さんを中心に数人に送らせて頂きました


最後になりましたが、ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
また機会がありましたら、お会いできることを楽しみにしています!

では!また次のシナリオにてお会いしましょう!……以上!(←今回のマイブーム