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リアクション
マレーナチームの国頭 武尊(くにがみ・たける)は、
巨大化カプセルを使って巨大化し、
肥満を足止めしようとする。
「石原元校長!
絶対、ぶっ潰す!」
『ほっほっほ、威勢がいいのう』
「余裕ぶっていられるのも今のうちだぜ!」
ポイントシフトで、武尊が、巨大メカの肥満との距離を縮めると、肥満は、目を細めた。
「バラバラになりやがれ!」
サンダークラップで、メカを破壊しようと、武尊が全力を込める。
『ほっほっほ、なかなかやりおるわい』
「おらあああああああああああっ!」
武尊は、古代の力・熾の分身も出現させ、
肥満を殴りまくって、溶岩の中に放り込むつもりだった。
シーリル・ハーマン(しーりる・はーまん)は、
ゴール付近で、嵐の使い手を使い、
敵チームのゴールを阻止する。
「今、一番警戒すべきは、
石原元校長チームですが、ジークリンデさんもある程度リードしていますから、
シュートを防がないといけませんね!」
猫井 又吉(ねこい・またきち)は、
コートに龍覇剣イラプションを突き立てて、
ゾンビが湧き出て来る場所にピンポイントで炎の柱を噴き上がらせ、
ゾンビを一掃する。
「ゾンビどもが、舐めんじゃねーぞ」
武尊の攻撃で、足止めされる肥満だったが、
どこか、楽しそうにしている。
『君たちならば、パラ実を背負う人材にふさわしいじゃろうて。
ほっほっほ』
「なら、とっとと負けて、校長の座を、マレーナに譲りやがれえええええ!」
嵐の使い手を使い続けるシーリルだったが、
ゾンビの数はとても多く、防ぎきれなかった相手の攻撃を集中的に受けて倒れる。
御神楽 陽太(みかぐら・ようた)のパートナーの、
エリシア・ボック(えりしあ・ぼっく)も、
ゾンビと戦っていたが、
ボールがなくなったので、ゾンビを使ってシュートを決めることにする。
「見せてさしあげますわ……。
身長が低いからといって、あなどるものではありませんわよ!
インビジブルアタック!」
隠れ身と投げの極意を駆使して、
エリシアが、ゾンビをシュートしていく。
マレーナチームの得点が入っていく。
「ぎゃああああああああ!
これ以上のシュートはやめてくださいッス!!」
良雄はまだゴールにぶら下がっているので、
シュートのたびに溶岩に落ちそうになっている。
「豪運なのですから我慢してくださいませ!
今は、大切な、勝負の時なのですわ!」
「ひ、ひどいッス!!」
エリシアが言い、さらに、シュートを放つ。
ゾンビにぶつかって、また、良雄は、溶岩に落ちそうになっていた。
南 鮪(みなみ・まぐろ)は、
「覇権倍徒」の言いだしっぺとして、ジークリンデチームに所属していた。
「ヒャッハァ〜!
ゾンビ汚物は消毒だゼェ〜!
新品のパンツ穿いて成仏しなァ〜!」
ドワーフの火炎放射器で、鮪はゾンビを焼き払い、
パンツを穿かせてまわっていた。
「ヒャッハァ〜英霊にならずに戻ってきた理由は知らねえが
俺が今理由を決めてやるぜ。愛が足りなかったんだろ?
足りなくて不安だったんだろォ〜?
愛が足りなくて面白味が足りなかったんだろ?
くれてやるぜ、愛と新しいパラ実体制の実験っつー面白いのをよ。
その為にナラカ分校でも用意して待ってろよ」
『たしかに、君は本当に面白いのう。
こうして、対峙できたこと、うれしく思っておるよ』
そうしているうちに、
試合時間が終了する。
元の大きさに戻っていた武尊が、
ボロボロになりながら、肥満のメカから転げ落ちる。
得点は、最終的に、
協力者も多かったジークリンデチームが最高であった。
「では、私が校長……?」
「ヒャッハァ〜日本の教育テレビで勉強したから俺は知ってるぜ。
校長の仕事は主に校門前に花壇を作って水やりして花を育てることだァ〜」
「そうなんですか?」
鮪の発言に、ジークリンデはなんとなく説得されそうになる。
「それなら、私にもできそうですね」
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