シャンバラ教導団

リアクション

「ルカと」
「なななの」
「「パラミタ紹介ーっ」」
ルカルカ・ルー（るかるか・るー）と金元　ななな（かねもと・ななな）が、
手をつないで並び、カメラの前でポーズを決める。

「さて、私たちに共通することはなんでしょう！
ななな、わかる？」
「えっと、アホ毛？」
「じゃなくて、リア充でしょ！」
「あっ、そうだった！
なななたちには愛する人がいるんだよ！」
「というわけで、リア充な私たちは、
先ほどもリア充へのインタビューをしたわけですが、
そんな感じで、パラミタのリア充スポットを巡っていくよ！」
「はーい！
宇宙刑事ななな、リア充を捜査するよ！」


場面が切り替わり、
ルカルカとなななは、
デスティニーランド！のジェットコースターに乗って登場する。

「テーマパークと言えば、デート！
ここではたまに教導団が軍隊っぽくバイトしてたり、
ぺいゆ王国の王様ぺいゆちゃんが光線で皆ショタにしてたけど、
１日でも足りない位盛り上がったよ」
「みんなが幸せそうだと楽しいね！」
ルカルカの解説に、なななが笑顔で言う。

「みんなの頭にアホ毛をさすのはどうかなあ？
なんだかカチューシャみたいのはやってる場所だし！」
「そうだね、って、アホ毛から離れようよ！
でも、また、遊びに来たいね！」
「うん、デートにぴったりの場所だもんね！
電波感度も良好だよ！」



続いて、ルカルカとなななは、
湯煙の温泉から浴衣姿で登場する。

「ここでは、温泉旅行でのお約束が楽しめるの。
ふつうの温泉でまったりするのも、
ちょっとエッチな温泉でぬるぬるするのも、
サスペンスな温泉で事件に巻き込まれるのもよし！
ルカのパートナーのダリルも一瞬、殺される事件が起きたわ」

「なななも、探偵として活躍したんだよ！
温泉といえば殺人事件だよね。
あれ、でも、結局は夢だったんだっけ？」
首をかしげるなななだった。



そして、ルカルカとなななは、
今度は、水着姿で無人島にやってくる。

「ここは、パラミタ内海に人知れず浮かぶ、地図には載ってない小さな島よ。
船が難破したと聞いて助けに行ったんだけど、
伝説の美容にいい果実があって……」
「美容にいい果実って何？」
「えっと、それは、私の口からは言えないわ！」

なななに、ルカルカが口を閉ざす。
世にも恐ろしいことが起きたが、そのことは永遠の謎になっている。