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VSゴブリン7

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VSゴブリン7

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【エピローグ】

 屋上は大騒ぎになり、沸き立つ生徒達と悔しげなゴブリン7。
「しかし、ああもあっさり最後の選択をするとは意外でした」
「ま、あーいう時ってヘンに考えた方がダメなんだよな……」
「クク…………人間達……侮れない……」
「そうね、またいちから修行しなおしましょう」
「あーあ、でもあと一歩だったのになぁ」
「仕方ありませんよ。負けは負けです」
 ブルー、グリーン、ブラック、ピンク、カレー、そして白井さんの呟きの後、
「さて。俺様達と、てぁ……げほん……戦い抜き、見事負かせた勇士達にこれを贈ろう」
 レッドは、参加した全員に何やら小さな包みを配っていった。
 そこに入っていたのは……。
「みよ! これぞ俺様特製の、ゴブリン7・キャンディだ!」
 ちっちゃな七色の飴玉だった。
「その飴は、色ごとに味が違っていてな。青はブルーハワイ味、緑はピーマン味、黄色はカレー味、桃色はうめ味、黒はごま味、白はハッカ味、そして赤は唐辛子味だ!」
 ろくな味がねぇ! とざわめく生徒達。
「はっはっは、感謝するといいぞ。我らのしぇ……誠意の証だからな、決して嫌がらせの類ではないぞ。ははははは……って、おや?」
 生徒達からは、あれだけ苦労してこんな賞品かい! 的な視線が向けられていた。
 それを感じ取ったレッドをはじめとしたゴブリン7は、
「そ、それではみなさん。サ〜ヨ〜ナ〜ラ」
 生徒達に石を投げられながら、遁走するのだった。

                                    終わり

担当マスターより

▼担当マスター

雪本 葉月

▼マスターコメント

 こんにちは、マスターの雪本葉月です。
 今回のテーマは『笑い』なのですが……やってみて思いますが存外これが難しく、なかなかに苦労することになりました。加えて対決ものというのは、勝たせるのも負かせるのも難しくて相当四苦八苦してしまいました。
 いっそ全勝、全敗という結末も考えましたが……結果は以上のシナリオのようなものとなりました。勝敗や脱落順序などに関しては、あたたかい目で見ることをお願いします。
 たわいもないこのバトルに参加してくださった方々、ありがとうございました。
 ちなみに、今回GETした特異アイテムのキャンディを私の担当する別シナリオで使う描写を頂くと、ちょっとだけ各感覚が研ぎ澄まされる、かもしれません。