リアクション
(8)笹塚並木のその後について
笹塚並木は波羅蜜多実業高校に入学を決めた。太郎の言葉が一番胸に響いたらしい。
「ヒャッハー!! っていう学校に入学しました」
「ニャンデスッテ!?」
師匠である大江戸ゴビニャーは驚きを隠せない様子だが、確かにパラミタの高校に入学することはできたので弟子入りの試験は受けさせねばなるまい。
「小型結界装置、カツアゲされないように気をつけるんだにゃ?」
「はい、一生懸命修行します!!」
並木はパラ実のことを現在『ドージェという戦いの神がシンボルの学校』だと勘違いをしている。ゴビニャーは並木のことが心配だったが、いろいろな人と話して決めたことならと、その決断を見守ることにした。
「あ、両親に報告に行ってきますね!!」
「うん、そうするといいにゃ」
4月の入学式に……いや、パラ実にそんなものがあるのかは知らないが……には間に合わないため、5月に転校することにした。
並木とゴビニャーはまだ気づいていないが、2人はお互いをパートナーとして認識し始めていた。パートナーとの契約方法は様々で、特に契約らしい行為を行わなくても完了している時もある。この2人がお互いの絆に気づくのは、もう少し先の話。
つづく
お世話になっております、相馬 円(そうま・えん)です。
ネコミミシナリオ第2回、第3回ではパラ実シナリオを担当します。
パラ実のみなさん、どうぞよろしくお願いします。
並木の性別ですが、女性のほうが盛り上がるアクションが多かったので女性にしました。
ゴビニャーは男性にします、遠慮なくモフってやってください。
語尾がニャーだからゴビニャーにしたんですが……。
ゴビニヤー、ゴブニャー、ゴニャビー、ゴロニャーなど、分かりにくかったみたいで反省!!
この辺は素なのかわざとなのか分からんのでゴビニャーで統一しましたっ。
ネコミミシナリオでは並木とゴビニャーの特徴が、皆さんのアクション次第で少しずつ明らかになります。
戦いが実現しなくても、実現しなかった理由が少しずつ説明されていくはずです。
また、マニュアルに沿った考え方のアクションは比較的通りやすいです。
残り2回ですが、上手くいけばゴビニャーに勝てたり、並木と恋愛できるかもしれませんね。
相馬の次回のシナリオは4月12日(月)になります。
こちらは「【空京百貨店】音楽・美術フロア」というタイトルです。
そちらもよろしくお願いします!
■相馬からのお願い
シナリオ上仕方のないこともあるでしょうが、今回はダブルアクションやNPCの行動を制限するアクションが多かったのが残念でした。
「○○しようとする」くらいに書いていただけると他の方とも絡めやすいです♪