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Tea at holy night

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Tea at holy night
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大丈夫ですか? 大丈夫ならいいんですが……












*お風呂たいむ*


 百合園女学院の自室のお風呂を、少し可愛らしく飾ったのは冬蔦 千百合(ふゆつた・ちゆり)だった。
 広さは寮にも関わらず、かなり広かった。四人家族なら一緒に入れるほどだろう。
 だが内装は上品なもので、浴槽も猫足のバスタブ。壁には花が描かれたタイルで敷き詰められている。
 今日はそれ以上に美しく飾られていた。

 目の見えないパートナーの如月 日奈々(きさらぎ・ひなな)は、クリスマスイルミネーションの類は楽しむことが出来ない。
 恋人と過ごすクリスマスではあるが、なにも誰もが同じクリスマスの過ごし方をする必要はないと、考え抜いて用意したのがお風呂でのクリスマスパーティだ。・
 ツリーはおもちゃだが、猫足のバスタブの横に、大きめのオーナメントをたくさんつけ、リボンやモールで飾って触って楽しめるようにした。
 壁には、ジェルのシール。デザインはクリスマスらしい雪の結晶だったり、サンタの顔だったりと、目にも楽しめるが触って楽しめるのが前提だ。

 そして、お風呂場全体に敷き詰めたのは、パウダースノーによく似た感触の物質。触ると暖かく、風邪を引くことなく雪を楽しむことも出来る。
 さわやかなシャボンの香りがお風呂場に満ちていた。
 お風呂の元は、今日のために用意した特別製だ。

「千百合ちゃん〜準備できましたですかぁ?」
「うん。それじゃ、そろそろはいろっか?」

 準備を終えた冬蔦 千百合の言葉を聞いて、如月 日奈々は扉をこそ、と開けてにっこりと笑う。髪を結い上げて既に一糸纏わぬ姿でそこにいたので、冬蔦 千百合も手早く服を脱いで、恋人を誘う。
 裸足に、キシ、キシ、という独特の感触を感じて、如月 日奈々は驚いて小さな悲鳴を上げる。

「えへへ。凄いでしょ。人口雪なんだよ」
「素敵ですぅ……あ、忘れ物しちゃいました」

 そういうなり、如月 日奈々は扉へ戻り、そこに置かれたお盆をもって改めて恋人に向き直る。そのお盆には、氷が入ったアイスティーがならんでいる。
 クリスマスの特別な時間を、お風呂で過ごそうとしたのは冬蔦 千百合だったが、聖なる夜の紅茶を、お風呂で飲もうと提案したのは彼女だった。

「絆を深めるお茶を、千百合ちゃんと飲めるなんて嬉しいですぅ〜」

 ニコニコしながら、お風呂の脇に用意した棚の上にお茶を置くと、冬蔦 千百合の手に導かれるままにバスタブに足を入れていく。
 熱すぎずぬるすぎず、体を温めるのに丁度よい温度だった。だが、不思議な感触のするお風呂だった。そこに足がついたとき、初めて気がついた。
 ローションバスという、ぬるぬるとした液体の満ちたお風呂だったのだ。

「わぁ、凄いです……千百合ちゃん……」
「喜んでもらえて嬉しいよ。お肌にとってもいいんだって」

 にっこりしながら、お風呂の中に肩までつかると、如月 日奈々の身体をそっと抱き寄せる。ぬるん、とした感触と、いつもよく知る柔らかな肌がいつも以上にどきどきさせる。
 はじめのうちはくすぐったさで互いに突っつきあって楽しんでいたが、それが次第に敏感な所に触れるスキンシップに変わっていく。
 触れる度に愛おしさが高まって、背中を抱っこする形になると、冬蔦 千百合は耳元に軽く口付けを落とす。

「幸せだなぁ。こうして日奈々と一緒にクリスマスを過ごせて」
「私もですぅ……千百合ちゃんと一緒にいられて、とっても……とっても幸せですぅ」

 頬を赤らめながら、その口付けの嵐を甘受してから、アイスティーを一つ手に取る。ストローが刺さったそれを冬蔦 千百合の口元に届くように持つ。
 甘い香りが二人のお風呂タイムをより素敵に彩る。

 冬蔦 千百合がストローから聖なる夜の紅茶を一口吸い込むと、腰に回していた手で身体の線をなぞるように首元まで持ってくると、如月 日奈々の顎をつかんだ。
 顔を向けられて、それだけで如月 日奈々は目を閉じる。唇を重ねると、わずかにぬるくなったアイスティーが如月 日奈々の喉を鳴らす。

「ん……おいしいね……」
「来年も、これからも、日奈々をずっと愛してるよ」
「千百合ちゃん……愛してますぅ〜」

 アイスティーの入ったグラスを棚の上において、二人は互いの身体を愉しみ始めた。ゆめる指先が、いつも以上に二人を大胆にさせる。
 甘い声がお風呂場に響き渡る頃、外は本物の雪が降り始めていた。











*二人を繋ぐは愛ではなく……*


 クリスマスらしい、ボアのついた装いで扉をノックした冬山 小夜子(ふゆやま・さよこ)は、今日は超感覚で犬耳と尻尾を生やしていた。
 コートの色によくあって、アクセサリーというには少しかわいらしさが強かったが、今日は聖夜。少しでも楽しい気分を楽しもうという、彼女なりの装いだったのだろう。

 家主の崩城 亜璃珠(くずしろ・ありす)自ら、扉を開けて招き入れた。

「お招き戴き、ありがとうございます。御姉様」

 百合園女学院の生徒らしく、ゆうがなお辞儀をした後、悪魔でメイドのマリカ・メリュジーヌ(まりか・めりゅじーぬ)にも簡単な挨拶がてら手土産を手渡す。
 中身は、今宵楽しむ聖なる夜の紅茶をより一層楽しむための茶菓子が入っていた。
 いわずとも心得ております。そうい痛げに微笑むと、やうやうしくお辞儀をして台所へと消えていった。
 妹を居間へと案内する最中、崩城 亜璃珠は珍しいものが妹の頭についているのに気がついた。くす、と笑うと嫌味のない声色で囁いた。

「今日はかわいらしいのね?」
「ええ」

 これは、決心の証なんですの。

 心の中で、冬山 小夜子は小さく呟いた。


 居間はまるで高級レストランの、クリスマスセッティングにもにて、上品な飾り付けがされていた。キャンドルも煌いてその空間だけで酔ってしまいそうなほどだ。だが、何よりも輝いているのは崩城 亜璃珠の姿そのものだと、冬山 小夜子は思った。
 烏の濡れ羽色をした巻き毛は、いつもきちんと整えられて、それを整えている上等なはずの髪留めが己を恥じているかのようにさえ見える。
 今宵のドレスもその髪に負けてはいない。星空をそのままそこに再現したようなドレスは、まるで夜の女王のようでもあった。ところどころに宝石が飾られていたが、これもまた、あくまでも崩城 亜璃珠という宝石を引き立たせるための飾りに過ぎないようだった。

 ほう、と感嘆のため息をついた。
 自身も瞳の色に合わせた青と白を使ったドレスを選んではきたが、到底かないそうにもない。それを見透かしたのか、崩城 亜璃珠は肩を抱き寄せて耳元で囁く。

「今日の小夜子は本当にかわいらしいわ」
「え……いえ、御姉様の美しさにはかないませんわ」
「そう卑下するものじゃないわ。それに私が言ったのは……」

 より声色を低くして、耳元に口付けるような近さで囁く。

「かわいらしい、よ?」

 その囁きだけで、身体の奥を貫かれたような感覚になり鼓動が早まり、顔が熱くなる。椅子に座ると、丁度よくあのお茶が運ばれてくる。

「ルーノさんたち、今頃パーティかしら」
「ええ。あの庭園を予約して……といっていました。あちらでなくて、よかったんですの?」
「せっかくのクリスマスですもの。大事な妹と過ごしたかったのよ」

 大事な妹、というフレーズに冬山 小夜子は睫を伏せる。

 その様子に、崩城 亜璃珠はティーカップに満ちている紅茶を見つめることで誤魔化そうとした。
 だが、その目の前にある紅茶こそ、「大事な人との絆を繋ぐ」お茶なのだ。

(小夜子……あなたは、きっと私のことを一途に思ってくれてるわよね……なのに私ときたら……)

 ため息を紅茶に溶かしてしまおうと、一息だけ漏らし、そして紅茶を飲み込む。そして微笑み、茶請けを食べながら、他愛ない会話に華を咲かせていく。

(私が想うのは、あの人だけ。小夜子じゃない。小夜子の想いには答えられない……でも今日は、それを考えるのはよそう)

 おもむろに、崩城 亜璃珠が立ち上がる。お茶のお代わりかと思ってマリカ・メリュジーヌが席をはずそうとすると、目配せをする。理解したのか悪魔メイドは小さくお辞儀をする。

「小夜子」

 名前を呼ばれ、手を差し伸べられては取らずにはいられない。青い瞳にわずかな期待を込めて冬山 小夜子は手をとった。
 そのまま誘われたのは、寝室。たっぷりとシルクを使った天蓋付きベッドにおもむろに押し倒されると、冬山 小夜子は目を丸くする。

「御姉様から押し倒すだなんて、珍しいですわね?」
「だって今日は、聖夜だから」

 理由になっていないような気が本人もしたのだが、構うことなく覆いかぶさると、口付けをしながらその青と白で作られた上品なドレスを脱がしていく。しわにならぬよう、後ろで控えていたマリカ・メリュジーヌに向かって放り投げる。
 露になった白いレースの下着は、扇情的な感じさえ受ける。柔らかな乳房がはじめてみたときよりもふくらみを増していること、腰の括れや、尻肉がふくらみを増しているのを確認して微笑む。

「大人に……【女】になったわね、小夜子」
「お、御姉様……」

 羽が振れるようなわずかな感触で指を這わせていき、成長が伺える敏感なところには口付けを落としていく。そして、下着すらも取り払うと、自らもドレスを脱ぎ去る。そこに現れたのは、黒い革で作られた下着だ。

「ねぇ小夜子……私のすることなら、何でも受け入れられる?」
「……はい、勿論ですわ。御姉様の為なら……」

 例え一時であろうとも、御姉様の愛をこの身に受け入れられるなら。

 その言葉が帰ってくると、ドレスをハンガーにつるし終えたマリカ・メリュジーヌが20mのロープを手に崩城 亜璃珠の傍らに立つ。その身はメイド服姿ではなく、彼女も下着姿だった。

「安心して、小夜子の綺麗な肌を彩るためにきちんと縄の処理もしてあるから……」
「あの、亜璃珠様……私はどうしたら……?」
「大丈夫、思うように奉仕してあげて。小夜子がより妖艶に咲き誇れるようにね」

 そういわれても、と言葉を続けたかったのだが、マリカ・メリュジーヌは主の言葉に忠実に従おうと、冬山 小夜子の素足に口付ける。小さな足の指に、わずかに舌を這わせると、冬山 小夜子の口から甘い声が洩れ始める。
 それを眺めていた崩城 亜璃珠は少し冷ややかな視線で叱責するように囁く。

「だめよ。まだ昂ぶりすぎては」
「は、ぁ……い、御姉様……ん……」

 青い瞳が熱っぽく潤んで、何かを訴えかけるようだった。子供をあやすように、崩城 亜璃珠は冬山 小夜子の身体に麻縄を纏わせていく。
 そして、崩城 亜璃珠はわずかに抱いていた不安感を口にしてしまった。

「かわいい妹……それでも構わないのね?」
「はぁ、い……御姉、様……は、私を……ッ……妹として愛してくださるから……それで構いません……ッ」

 苦しそうな声色とは打って変わって、超感覚の尻尾は先ほどから勢いよくぱたぱたしている。それをいとおしげになでる。マリカ・メリュジーヌは時折送られる目配せで、奉仕する場所をかえては冬山 小夜子に喜びを齎す。

「ふふふ……かわいいワンコ……私に忠実な犬妹ね……いいわ。私が飼育してあげる……さぁ、もっとかわいい声を聞かせて?」
「あぁ、御姉様……好き、好きです……」

 ギシ……ギシ……ッ

 天蓋付きベッドの中で、甘い声とベッドのきしむ音は朝まで続いたとか続かないとか。