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【第四話】海と火砲と機動兵器

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【第四話】海と火砲と機動兵器

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 同日 戦闘終了後 土佐 格納庫
 
 戦闘を終えて着艦してきたフラフナグズを迎えた阿頼耶 那由他(あらや・なゆた)
 那由他は昌毅とマイアに飲み物を渡しながら、話題を振った。
「また変な機体が出てきたのだよ。あんなパイロットを殺すかのような機体……九校連のイコン概念から外れているのだよ。鋼竜ベースが多いみたいだけど……それに襲撃してくる相手と似たようなタイプの機体がこうもタイミングよく出てくるなんておかしいのだよ」
「そうだな。マイアはどう思う?」
 昌毅に問われ、マイアも頷く。
「ええ。ボクも何かひっかかるものを感じます」
 二人に向けて、那由他はなおも言った。
「それに『偽りの大敵事件』なのだよ。事実無根とは言っているけど、今あるこの変な機体を使っている事自体が教導団と九校連の体質を示していると言われても仕方ないのだよ。もしくはそれを証明する事が目的と言うことも有り得るのだよ」
 そして、那由他は声をひそめるようにして言った。
「どっちも信用できないのだよ」