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名もなき声の囁き

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名もなき声の囁き

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エピローグ

結局、吹雪が仕掛けたトラップには他の魔物も引っかかっており、各地で滅茶苦茶に暴れてしまったらしい。
これにより吹雪はこっぴどくしかられるはめになったが、正臣がジョバンナを連れてきたことなどはうやむやとなり、
他の捜索に協力したメンバーの調査結果が足りない分も、北都・明志達の協力とイーリャ・九条の口利きでうまくごまかされた。

「うっうっうっ…… なぜ自分だけが悪者なのでありますか〜!」

そんな吹雪の叫び声を彼方に、エースはカルに話しかける。

「ちょっといいかな?」
「……何だよ?」
「そう、すねないでくれたまえ。 これを君に」
「これは…禁断の果実!?」
「君の言ったことは間違ってないよ。 だから、正しい智恵をもつ人に預けるべきだと思ってね」


そういうとエースは去っていく……


「…………こんなの、人が持っちゃいけないんだ!」

………

「おっ、今何投げたんだカル?」
「僕が何を投げたっていいだろう?」


そして、それぞれの学校ごとに解散していく。
帰りの途中、正臣はジョバンナに呼ばれた時のことを尋ねてみた。
どうやら、ジョバンナはずっとあのカプセルの中にいた少女本人とテレパシーで会話をしていたらしい。

「それで【精神感応】がうまく働いてなかったから見つけられなかったのか」
「……ずっと、怖い目にあってたって。 すぐにいなくなっちゃったのも……強がり、たかったから…と思う」
「そっか…。 あの子、幸せになるといいね」
「……うん。…正臣、ありがとう」
「何がだい?」
「助けに、来てくれた…」
「自分のパートナーの危機だ、当然のことをしたまでだよ。 それにみんなが居なかったらきっと助けられなかった」
「………大丈夫、やれる、だけのことを…すればいいよ?」
「…なっ、あはは! そうだね。 これからは…いや、これからもずっと一緒だ」
「助けに来た、みんな……とも?」
「そうだな〜、また会えるよ。 きっとね! そしたら、また一緒だ!」
「……うん…!」

担当マスターより

▼担当マスター

pnkjynp

▼マスターコメント

最後までお読みくださって、ありがとうございました!
とても長い文章になってしまったので読むのは大変だったと思います、それなのにここまでありがとうございます!

ということで今回の事件、皆様のアクションにより無事に解決へと導くことが出来ました。

今回は施設関連のアクションが多かったので森の描写があまり描けなったのが少し心残りです。
それに伴い、皆様のアクションをうまく再現できなかった部分が多々あったかと思います(文章力の方は置いておいてください汗)
そして内容が飛び飛びになることで理解しづらい部分も多かったと思います。大変失礼いたしました。
この経験を、次回以降に生かしていきたいと思います!参加して下さった皆さん本当にありがとうございました!

参加者の皆様向けの話をもう少しするならば、まず施設を知っている前提のアクションがありましたが
施設は今回たまたま発見されたものという設定ですので、そのアクションは少し変えさせていただいております。
説明不足で申し訳ございませんでした。

そしてアクションでは、初執筆ということを気遣って書いて下さった方が多く勝手に感動しました!ありがとうございます!

さて、今回の小説では、【禁断の果実】と呼ばれる【ライフ・シード】と、それから派生した【1人の少女】のお話でございました。
ホラー・グロテスク系は字数やキャラクターの登場率を考慮してドギツさを当初より少し控えましたので、シナリオガイドで
そちら方面にご期待くださった方々、大変申し訳ないです。あと、全員を同じ場に集合させるなど、キャラの関連を重視しました。
掛け合いの中で、年齢・立場に応じて口調を若干変更させていただいておおります。ご了承くださいませ。

【目の前の何かを救う】のは常に正しいのでしょうか?
それとも【そのために禁じられた力を使う】ことは、必ず禁じられるべきなのでしょうか?

次回はもう少し戦闘重視のシナリオか、ほのぼのーとしたゆるゆるシナリオをやりたいなと考えています。
あと今回うまく表現できなかったので大自然系のお話もいいかもしれませんね。

それでは、また皆様とお会いできる日を心待ちにしております。 長文失礼いたしました。

▼マスター個別コメント