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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル
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15)広瀬 ファイリア(ひろせ・ふぁいりあ)

広瀬 ファイリア(ひろせ・ふぁいりあ)は、
パートナーのウィノナ・ライプニッツ(うぃのな・らいぷにっつ)と、
ウィルヘルミーナ・アイヴァンホー(うぃるへるみーな・あいばんほー)とともに、
「トッドの部屋」にやってきた。

ファイリアがワクワクしすぎて暴走してしまわないか心配し、
ウィノナはフォローしようとしている。
一方、ウィルヘルミーナは。
「……」
「どうしたんですか?」
「へ? ああ、テレビ出演だから、きちんとしなければいけませんね」
一番緊張しており、ファイリアに話しかけられただけで、
若干挙動不審であった。

★☆★


そして、あっというまに本番となった。

「ようこそいらっしゃいました。
さっそく、お写真を拝見しましょう」

きれいにお掃除しますですよ〜♪

「はわわっ、ファイの写真ですっ」
画面に自分の写真がアップで映され、ファイリアが目を丸くする。

「ファイリアさんはお掃除は得意なのかしら?
おっちょこちょいなところがあると伺っているのだけど、
大変なことになったりもするのかしら?」

「え? ファイ、お掃除得意ですよ〜♪
メイドさんの修業を積みましたから、お屋敷でもどこでもバッチリできますですっ!!」
トッドさんの質問に、胸を張って答えるファイリアだが。

「……落ち着いているときはね。
慌てたり調子に乗ったりしだすと、とんでもないことするからね〜。
ハミングしながら掃除してゴミ山見えなくて突っ込んだりしたこともあったし」
「は、はわわっ!? それは言わないでくださいです、ウィノナちゃん!?」
保護者役のウィノナのツッコミに、ファイリアが慌てる。
「あの後、後片付けがとっても大変でしたね……」
ウィルヘルミーナが、遠い目をしながら言った。

「ふふ。やはりそうだったのね。
では、次の質問です。
あなたの大切な方はどなたですか?
その方について、そして、どう思っていらっしゃるか、
なるべく具体的に教えてくださらない?」

「一番大切な人……う〜ん……選べないです〜。
お友達はみんなかけがえのない人達ですから〜」
本気でうんうん悩んでいるファイリアを見て、
ウィルヘルミーナは考える。
(ファイリアさんらしい答えですね〜)

「優しいのね」
「えへへ、ありがとうございます」
トッドさんに微笑まれ、ファイリアも微笑を返した。

「では、
あなたの将来の目標はなんですか?
それに向けて、今、どのような努力をされていらっしゃいますか?
まだはっきりしない、漠然としたことでもかまいません」

「具体的には決まってないですけど……でも、人を幸せにできる事をやりたいです〜」
ファイリアは、屈託なく笑みを浮かべた。

「じゃあ、お寄せいただいた質問にも答えていただきましょうか。
アキラ・セイルーンさんの質問です。
「これまでの活動を振り返り、一番印象に残っている出来事は?」」

「印象に残っている事ですか?
え〜と、パンダ隊ですかね? 美少女戦士部ですかね?
……う〜ん?」
「部活動の印象が強いみたいですね? どちらかは選びきれないみたいですけど」
ファイリアの答えを、ウィルヘルミーナが補足する。
「勇ましいご活動もされているのね」
「はいっ! 悪いことする人はお仕置きなのですっ」
トッドさんにファイリアがうなずいた。

「では、次の質問です。
国頭 武尊さんからです。

異種族との恋愛や結婚について、
「地球出身の出演者全員」にどう考えているか答えて貰いたい

ということです」

「愛している人同士なら、気にしないでいいと思いますですっ!
すぐには認められなくても、愛を示し続けられたらきっとみんなわかってくれますです!」
熱っぽく語るファイリアに、ウィノナが冷静に付け加える。
「理想論だけどね?
でも、気持ちを止められないなら周りを気にしなくてもいいんじゃないかな〜?」
「自分に後悔が無ければ問題ないかと思います……
ボクは、誰に恋してしまうんでしょう?
男性か女性かも分からないくらいですし」
ウィルヘルミーナが、自らの悩みを吐露する。
ウィルフレッド・アイヴァンホーの英霊であるウィルヘルミーナは、
今は女性の姿である。

「なるほど。
では、次は、
リイム・クローバー(りいむ・くろーばー)さんからの質問です。

皆様は夢のために誰かと争う事をどう思いまふか?
相手を打ち負かし、そして自分の道を進むのは果たしていいことなんでふか?

とのことです」

「ケンカは良くないですっ」
ファイリアが慌てたように言う。
「でも、どちらも悪い訳じゃないからね〜。時には争うのも必要かも」
ウィノナが、現実的な口調で言う。

「では、最後の質問です。
本郷 翔さんからです。

もし、あなたに子供が出来たとして、めざすべき目標として、紹介したい人はいますか?」

「「こ、子供……」」
ファイリアとウィルヘルミーナが同時に赤くなる。
「う〜ん。
ボクだったら、いろんな人を見てもらって、いい所を拾っていって欲しいかな?
……ファイ? ウィル? どうしたの? 赤くなって?」
「ななな、なんでもないですっ!」
「は、はい、なんでもないです」
ウィノナに聞かれて、ファイリアとウィルヘルミーナはぶんぶんと首を振った。

「ふふ、今日は楽しかったわ。
3人とも仲がよろしくて、うらやましいわ」
「はいっ、ファイたちは、いつも、楽しく暮らしていますですっ」
「うん、今の生活は嫌いじゃないかな」
「そうですね、これからも、この平穏な生活が続くのを願っています」
ファイリアとウィノナとウィルヘルミーナは、
トッドさんと微笑を交わしたのだった。