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【マスター合同シナリオ】百合園女学院合同忘年会!

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董 蓮華(ただす・れんげ)は、
他の護衛も一緒に、公務として、金 鋭峰(じん・るいふぉん)と、
忘年会を共にしていた。
そんな中、学園祭で、やはり同じように、
蓮華が団長と行動を共にしていた時のことを、タイムマシンで振り返る。

蓮華が想いを寄せている団長をみつめていたこと。
そして、タイムマシンで見た、未来でのハードな世界など……。


「現在の状況だが、あの時決意したように、
あんな未来にならないように努力しなくてはな」
「はい、団長。
ニルヴァーナの状況もありますので、
ますます努力したいと思います!」
団長の言葉に、蓮華は敬礼した。

一方、スティンガー・ホーク(すてぃんがー・ほーく)は、
小ラズィーヤに、先日のタイムマシンで、未来のひとつを見せてくれたことの礼を言っていた。
「この間はありがとうな」
「礼には及ばない。私のタイムマシンが役に立ったならうれしいよ」
小ラズィーヤは、微笑んでうなずいた。

そうしていると、大告白大会の声が、ステージから聞こえてくる。

「蓮華、告白する事はないのか?」
「な、ないっ!」
真っ赤になって慌てて否定する蓮華を見て、
スティンガーは、微笑ましく思う。
(だって、だって、団長は私の気持ちはもうご存知だもの。
いまさら告白するなんて……うん、ないない!
考えられない!)
蓮華はぐるぐると目を回した。

「君は何か叫んでこないのか?」
そう、スティンガーが小ラズィーヤに問うと。
「わ、私は別に……言いたいことはいつでも言っているつもりだ」
小ラズィーヤがしどろもどろになって言う。
スティンガーが、眉を片方だけあげて見せて言う。
「そうか。桜井校長は懐の深い方だからな」
「ど、どうして桜井 静香(さくらい・しずか)の話になるんだ!?」
うろたえる小ラズィーヤにスティンガーはにやりと笑う。
小ラズィーヤが実は静香のことが好き、つまりはファザコンなのは、周知の事実だったからだ。

「ところで、団長」
スティンガーが団長に話を振ったので、小ラズィーヤはほっとしたようだった。
「俺と蓮華はイブはコンサートの警備をしていたのですが、
団長はイブをどう過ごされたのですか?」
「当日は公務だった。クリスマスイブといえども、国軍の仕事に休みはない」
団長の真面目な態度に、
スティンガーは、相変わらずだ、と感心する。
(ああ、やっぱり、団長は素敵だわ)
そして、蓮華は、団長の魅力を再確認したのだった。