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第10章 プリモ・リボルテック(ぷりも・りぼるてっく)の温泉開発計画!

 さぁーて。皆!
 プリモちゃんの、温泉開発計画、第一弾、はっじまるよ〜〜♪

 あたし、プリモが何故、この計画を思いついたかって?
 それはね、リハビリ施設の確保と周辺地域との友好を高めるためなの。
 今後、この峡谷地帯を支配下に置くということは、住民との友好関係は不可欠だもんね。
 で、温泉は生徒たちの慰労や湯治のために有効活用できるようにしたいの。
 と言うことで!
 シャンバラ西の村の宿の経営者や、東の村の店の経営者に、温泉地での支店出店を提案してシャンバラ技術科温泉(仮)を生徒たちに使いやすい物にして行こうと思うよ。とゆうのとね、温泉での利益を地域の村からの出店で村にも還元することで住民との有効度を高めるようにして行きたいですっ。
 もちろん湯治施設なので技術科特製マッサージ器やリハビリ施設も配置して行く様にしますね…… 《ほぼ全採用致しました※筆者註》

 でわ、実際の温泉は、どんなご加減ですか〜〜!
 現地の宇都宮さん、ネイトさん、キングさーーーん?!
 バトルしてないで、ちゃんと中継してくださーーい。
 あれ? キングさん?? どこにいくんですかっ???
 だめですよ。戻ってきてくださいっ
 キングさ〜〜〜ん

 ハイ。でわ、シャンバラ教導団本校より、プリモ・リボルテック(ぷりも・りぼるてっく)がお送りいたしました!
 皆、次のシナリオでまた会おうね!



エピローグ ぽかぽか温泉であったまろーね番外 のぞき部編

 最後は……温泉です!!





 さっそく、のぞこうとするのは、木刀剣士、橘 カオル(たちばな・かおる)だ。意図:しっかりのぞいてその光景を心にとどめておく 動機:動機は単純 手段:のぞくときはマリーアに気づかれないようにはぐらかす。(※実際の意図動機手段とは違います)
 が。
 高月 芳樹(たかつき・よしき):のぞきを見つけたら捕まえようとします
「わぁぁん、高月君今日一緒に戦った仲じゃないか。あのノリで、一緒にのぞこうぜ……さ」
 アメリア・ストークス(あめりあ・すとーくす):芳樹の危機には盾となるべく剣を振るいます
「きゃぁぁぁぁ」
 菅野 葉月(すがの・はづき):のぞきには徹底的な殲滅を。女の敵に対しては慈悲や容赦は要らないです
「って、ちょ。ぎぁぁぁぁ!」
 ミーナ・コーミア(みーな・こーみあ):のぞきを発見したなら問答無用で攻撃します
「うぎゃあぁぁぁ!!」
 "鈍器で後頭部を狙うセシリア・ライト(せしりあ・らいと)":"鈍器で後頭部を狙うセシリア・ライト(せしりあ・らいと)"
 どんっ
「…………」
 おしのび温泉旅行にやってきたのは、ちゃっかり久多 隆光(くた・たかみつ)と誘い受け騎鈴 セイカ(きりん・‐)教官だ。
「騎鈴……」
「久多さん……」
「コルァ! 久多か?? よろしくな!!」
「コルァ! だらしないやつには容赦しないヨ!??」
「久多、はやくいくニャ。ついてこいニャ」
「…………」
 そこへ。おおきなおっぱいをゆらしながらやってきたのは、
「イリーナさん、真紀さん。温泉に入りましょ」宇都宮 祥子(うつのみや・さちこ)と、
「戦闘が終わったらのんびり温泉につかるであります」比島 真紀(ひしま・まき)
「ああ。たまにはいいな、こういうのも」イリーナ・セルベリア(いりーな・せるべりあ)だ。
「あっ、騎鈴先生。一緒に入りましょうよう」
 ……はあ。いいなあ皆さん。そんなに、おっぱいがおおきくって。教導団の女性はいっぱんてきに、おっぱいがおおきいこがおおいと、他校からももっぱらのひょうばんなのだった。
 脱衣所。やっぱりおっぱいがおっきいのは、守護天使のリース・バーロット(りーす・ばーろっと)。その横では、
「あーあ。オレだって入っていきたいんだけどなぁ……。……おんならしさ、かぁ。や、おっぱいはまた別の話なんだけど……」
 悩める年頃の機晶姫、ルケト・ツーレ(るけと・つーれ)
「なーに悩んでんだ? ルケトらしくもない」
 隣で脱衣中のデゼル・レイナード(でぜる・れいなーど)
「ああ、デゼル、ってここ女湯だろぉが!! 早く、出てけったら!!」 
 そこへ。褌姿で堂々とやってきたのは、
「騎凛嬢可愛いよ騎凛嬢」レオンハルト・ルーヴェンドルフ(れおんはると・るーべんどるふ)だ。女湯へずかずかと入っていく。
「きゃぁぁぁ」
「…………」
「いやぁぁぁ。あ、レオン。ぽっ」
「なにをおどろいているのだ? 俺はちゃんと作戦終了後の報告書をまとめ、騎凛嬢に渡しに来ただけだゾ。騎凛嬢可愛いよ騎凛嬢」
 レオンがなぜ褌すがたなのかというと、教導団の男性はいっぱんてきに、やはり褌をはいているのだろう。
 やはり褌すがたで、男同士の熱い会話を交わすのは、前田 風次郎(まえだ・ふうじろう)と、レーヂエ(れーぢえ)部隊長だ。
「前回あんたの力を見ることができなかったからな。今回は存分に暴れてくれ。正直、あんたの氷の技とやらを見てみたい。……ってもう今回は終わっちまったじゃないか」
「次回。レーヂエの氷の技がキングを貫く。次回、絶対出す。乞うご期待」
 その隣は、イレブン・オーヴィル(いれぶん・おーう゛ぃる)と、ロンデハイネ(ろんではいね)部隊長だ。
「前回聞いたが、人工生命体のイレブン殿。飲食の方法や消化の仕組は? その答えやいかに」「食事:人間と同じだが、味覚は鈍い」
 ネイト・フェザー(ねいと・ふぇざー)ルース・メルヴィン(るーす・めるう゛ぃん)は、ゆったり温泉に浸って、戦いの傷を癒している。
「ルース殿? 日本酒でもどうか」
「ええ。ではオレも少し頂きましょうか」
 ゆったり流れていく時間。
「……最近、恋人と、父親と慕ってくれる子どもができましてね。
 ……。
 自分が経験できなかった幸福な家庭を作りたいと、……」
「……オレには、そういうことは……」
 キャッキャウフフ、女湯の方から聞こえてくるはしゃぎ声。
 さっ と、立ち上がり歩み寄るルース、
「お嬢さん方。このあとデートに……」
「……やれやれ……」





 屋外ステージでは、ノイエ・シュテルン主催のカラオケ(?)大会が行われていた。司会はもちろん、香取 翔子(かとり・しょうこ)
 熱唱する一色 仁(いっしき・じん)。ノリノリなリズム隊は、Bass担当、皇甫 伽羅(こうほ・きゃら)。Drums、うんちょう タン(うんちょう・たん)。Guitarは昴 コウジ(すばる・こうじ)だが、まだFのコードがうまくおさえられない。キーボード奏者はクレーメック・ジーベック(くれーめっく・じーべっく)。まさしく司令塔だ。
「どぉりゃあああぁッッッ」タンバリン担当。ケーニッヒ・ファウスト(けーにっひ・ふぁうすと)
「フンガァァァッ」トライアングル担当。アンゲロ・ザルーガ(あんげろ・ざるーが)
「ぬぉわははははは」作詞作曲担当。青 野武(せい・やぶ)
 カラオケ大会が終わると、引き続きノイエ・シュテルン主催の野球拳大会が行われた。
 ここから、おとなの世界なので、音声だけでお送り致します。
「ぐへへへへ」ハインリヒ・ヴェーゼル(はいんりひ・う゛ぇーぜる)
「あーん。いやーん」クリストバル ヴァリア(くりすとばる・う゛ぁりあ)

「……フン。くだらんな」マーゼン・クロッシュナー(まーぜん・くろっしゅなー)。冷酷な憲兵士官も、温泉では褌姿だ。

 そして、野球拳大会が終わると、いよいよ、待ってました! シャンバランの温泉ショーだ!(協賛:ノイエ・シュテルン、獅子小隊、騎狼部隊、黒炎)
「正義の使者! パラミタ刑事シャンバラン!!」
「シャンバランダイナミィィィック!!!!悪は滅びろ!!」
「ヒット&アウェイ! ヒット&アウェイ!」
 ショーが終わり、控え室に入る神代 正義(かみしろ・まさよし)
 そこへ……
「あ、あのぅ。シャンバラン……」もじもじしながら入ってきたのは、メイベル・ポーター(めいべる・ぽーたー)
 あわててお面をかぶる神代、……シャンバラン。
「サ、サインお願いしますぅ」
「!!」
 更に……
「あ、あの、シャンバラン……? 私、」どこか深刻な面持ちで入ってきたのは、一条 アリーセ(いちじょう・ありーせ)
 あわててメイベルから離れる、シャンバラン。
「私、シャンバランのことが……あ、シャンバラン? そ、そのかたは……」
「!!」
 ばっと顔をおおい、控え室を出ていくアリーセ。
 シャンバラン、……
「ヒット&アウェイ! ヒット&アウェイ!」
「ポロリもあるよ」――マリー・ランカスター(まりー・らんかすたー)。キングに負けない体つきに、弁髪、ダリ髭、リリシイ顎鬚、威圧的な容貌から付いたあだ名は"ブラッディ・マリー"。女性だ。


担当マスターより

▼担当マスター

今唯ケンタロウ

▼マスターコメント

 戦いに、探索に、皆様お疲れ様でした。ご参加くださった方本当にありがとう御座いました。
 それと参加出来なかった方々にもお詫び申し上げておきたいことは、基本教導団シナリオのことですが、抽選が完全に教導団所属の方優先となっているため、今回他校予約の方以外が落選することとなってしまいました。説明不足でしたら申し訳御座いませんでした。また、続きものとなる予定がなかったため、前回特に活躍された方にも招待枠を一切用意できていなかったことです。(招待枠に関しては今回から用意してみようと思いますが、数に限りもありますし次回への引きを残した方中心にごく僅かです。)
 教導団におけるわたしイマユイのシナリオですが、作戦や探索に関する難易度はかなり低めだと思います(ちょうどオークが相手ということもありますし(オークに悪いかも知れませんが))。細かい戦略がとれないと物足りなさもあるかも知れませんが。それは本家きぐるみ戦争やキャンペーンシナリオにてご堪能下さい。ここでは、いちばんには、戦いや冒険のなかにいるというリアルな感触をリアクションのなかで味わって頂けたらなと思う次第です。
 物語の流れやイメージはおおよそ決めていますが、アクションと反応し合って、流れが変わったりイメージが見えてくる方が面白いかなと思います。
 今回またやはりどうしても戦闘の描写が多くなってしまったかなと思いますが、個人的にはむしろ集落でのやり取りから探索を巡るちょっとしたドラマを描けたのがよかった気がしています。

 温泉好きな方が多くいらっしゃっり、おどろきました。せっかくなのでボーナスステージとして番外編を用意させて頂きました。温泉アクションに触れてくださった方はそちらに。バトル系マスターとしてはかなりがんばったのですが、その手の描写には限界があるので、許してくださいね。


 さて今回このシナリオでの判定に関わる部分や、ポイントだった点等を以下に記しておこうと思います。
・ 砦攻めについては、砦一は純粋な騎馬戦(騎狼戦)が描ければと思っていたこと。砦二については、オークの空城計のようなものを考えていて、そのまま突入すれば罠に嵌ったという具合です。砦三は長橋から総力戦を挑むか作戦を立てて渡河するか……砦二、三はNPCとの関係もあったので、やはりほぼグループのみの戦いになりましたが、砦三では唯一の御鏡さんの参戦を描けたのが個人的にはうれしい思いもありました。砦三はいちばん激戦になるかと思い二ルート考えたということもあったのですが、上記理由もあり、今回は前のベオウルフ隊のメンバーがほぼ参加できませんでした。
・ 探索・調査の方については、集落はそれに関連した具体的なアクションをかければ展開ができていると思います。廃墟はオークが本陣への攻撃を仕掛ける兵を集めていたということ。これを何かの儀式としたのは実はマリーさん等のアクションから当初のイメージを広げてみました。予定外の謎の集落についても、ジャックさんのアイデアをほぼ採用させて頂いています。(ただ思い切ったアクションはぼつになる可能性も高いとは思いますが。)温泉には、キングが傷を癒しにやって来たということ。これは、宇都宮さん、ネイトさんの読みがばっちり当たりました。あるいは本当はもっと、十人くらい殺到して、キングを倒してしまうかなとも思っていましたが、多かったのは戦闘後に温泉でのんびり体を休めたいという方々でした。外れの村に向かったのは見事に朝霧さんお一人でした。ここは、ハーフオークの村だったということ。もちろん「ハズレの村」というのは嘘なので、今後の展開に関わってきます。それから、シナリオの先を行って、鉱山の中に入り込んだままになってしまった方も出てきてしまいました。
 せっかくなのでこれを次回の引きにしたいと思います。
 本陣待機についてはサンプルアクションにのみ示してあったのですが、騎鈴セイカにどっぷり付き合ってもらうことになってしまいました。前回に死ぬ予定だった人にしてもそうなのですが、NPCについては自分で作っておいてもともとここまで書くと予想してなかったので、今後控えるべきか考え中です。でも絡みを入れてくださってる方ありがとう御座います。
・ 騎狼について : 砦一に集められているということなので、希望された方にも、今回は、砦一に行くか、そこを経由するかたに限らせて頂きました。今後も騎狼に乗るチャンスはあります。
・ ランダムトロルについて : 賽の目1・3・5が出たとき=出現数/2・4・6が出たとき=出現なし。こういう偶然的要素は毎回全く違うものを、シナリオのどこかに組み込んでいこうという試みです。ただそのシナリオにおける判定基準については、必ず最初に決めておいて、後でリアクション執筆の都合の良いように変えることはしません。それをすると面白くなくなるからです。

 皆様のキャラクターについては、初回はなるべく紹介的描写を入れるようにして、個人的なスタンスとしてはできるだけ踏み込んで描写していきたいとは思っています。他人との関係を描いていくもいいし、個人を掘り下げるもいいし、グループ・ソロ問わずシナリオに沿えばそれに触れるようなアクションを作ってくださるのも面白いかなあと思います。
 ご意見等お聞かせください。間違い等お知らせください。

 ご参加くださったかた、リアクションにお付き合いくださったかた、ありがとうございました。機会か御座いましたら是非よろしくお願い致します。では次も、バトル系シナリオで!




*追記*
・ 最終ページ「エピローグ」において、「意図:」「動機:」「手段:」等とありますのは、プレイヤー様の記述をそのままコピーペーストしたものではありません。あくまでの私・ゲームマスターが、このシーンに合う形で反映・記述させて頂いたものです。
・ また、この「エピローグ」は、PC名にリンクがはってありますが、全PCがリアクション二回目以降の登場です。アクション中で温泉についての記述があったPCを登場させているあくまで本編終了後のオマケ的なものとして用意させて頂いたものでした。
・ 鉱山探索や温泉開発等、今回想定されていたシナリオで描ける範囲外だった方については、なるべくアクションを採用させて頂きましたが描写し切れなかったということにもなります。これに関しては次回への引きという形にさせて頂きました次第です。
・ その他、私のシナリオ・リアクションのスタンス等につきましては、皆様のご意見や自己の反省点も踏まえまして、次回シナリオにおいて多少補足させて頂こうかと思っております。

 今後もどうぞよろしくお願い致します。(今唯)