リアクション
第9章 囁く笑い声
-AM5:25-
病棟の外へ出るとゴーストの心臓と本体を火葬し終えた生徒たちは、眠そうに疲れたよう顔をしていた。
「無事に出られてよかったね。倒せたご褒美に開けてあげたよ」
何者かの声が聞こえ、イリーナはパッと背後を振り返るが誰もいなかった。
「―･･･今･･･誰かの声が･･････。あっ･･･今行く！」
気になりながらも生徒たちに呼ばれトンネルの外へ向かう。
-AM6:00-
「これ、この子が起きたら渡しておいてくれ。何かの役に立つかもしれないからな」
武尊はゴーストの再生速度を書き記したメモをガートナに手渡すと学園に帰っていった。
「幸･･･さきほど生徒がこれを」
「うん･･････？」
ガートナーに背負われたまま眠そうな目を擦り、メモを受け取る。
悪夢のような惨劇の夜が明けた。
皆様･･･無事に帰還できたでしょうか、頭のネジ外れていそうでまだ外れていない按条境一です。
さて、廃校舎の方もそうですが、ゴーストたちはだんだんと強くなってきていますね。
今回も重症になった方が何人かいらっしゃるようです。
次はどんなギリギリなスリルが待っているんでしょうか。
ゴーストからの回避率は個々のステータスで、避けきれるかどうか判定をしています。
重症希望でなくても多少は怪我を負います。
恐ろしい亡者相手に、きちんと間合いを取って戦わないと･･･どうなることやら。
そろそろ病棟で何が行われていたか分かってきたころでしょう。
一体誰が何のために始め、何をしようとしてたのか･･･。
校舎と病棟の両方にそれらしい言動があるので、よく読むと目的が分かってきますね。
NPCの言動以外も見てみると、より理解できるでしょう。
さらに事件を起こした犯人は･･･、もうすでにシナリオ内で出会っている人もいるかもいしれません。
それぞれが知りえた情報の中に、行方不明者や余命宣告された人々がどうなったか･･･不気味なゴーストの発生原因についての謎を解くヒントがあります。
今回も一部の方に称号をお送りさせていただきました。
廃校舎の方はかなりゲリラ的にでるかもしれません。
では、また次回のシナリオでお会いできる時を楽しみにお待ちしております。
