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必ず生きて待っていろ

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必ず生きて待っていろ

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エピローグ

 救助され、工場の外に張られたテントに集められた作業員。そして、救助に向かった教導団員や救援に駆け付けた他学生の点呼を終えた梅琳は、感極まって落涙するのを必死に堪えながら告げた。
「負傷者多数、でも死亡者はゼロ――全員生存よ!」
 その宣言がなされると同時、大地を揺るがし、天を衝かんばかりの歓声が上がる。そうしてしばらく彼等が全員生存の感動に浸っている中、大吾は結和に話しかけた。
「結和さん、無事で良かったです」
「あなたこそ、炎で危険な中を救助に向かったんですから……無事で、本当に良かった」
 思わず涙ぐむ結和を前に照れながら頭を掻く大吾。そんな二人を見ながらセイルはアンネに声をかける。
「三号、三号。そっちはどう?」
「何とか僕も無事だよ。君も無事で良かった良かった」
 そう言って微笑み合う二人。
 一方、そこから少しだけ離れた所では、テノーリオがロアに声をかけていた。
「なぁ、その……あれだ……。さっきは疑ってすまなかった。お前のナビおかげで助かったぜ」
 どこかバツが悪そうに言うと、テノーリオはロアに右手を差し出す。それを受けて微笑むと、ロアも右手を差し出してテノーリオの手を握り返しながら言った。
「ありがとう。みんな無事で本当に良かった」
 確かに、今回、シャンバラ教導団を襲った災害は大きな爪痕を残したかもしれない。だが、学園の垣根を超えて手を取り合い、巨大な災害を乗り越えた彼等の間には、更なる絆が芽生えた筈だ。
 そうした意味では、彼等には失ったものがあると同時に、得たものもあるのかもしれない。
 
 必ず生きて待っていろ 完

担当マスターより

▼担当マスター

影山リョウガ

▼マスターコメント

参加者各位

 この度は皆様をお待たせすることになってしまい、誠に申し訳ございませんでした。
 このような事態を招きましたのも、ひとえに体調面の管理が至らず、またそうした不測の事態に対処する為のスケジュール管理の面においても至りませんでしたことが原因であり、更には提出後にリテイクがかかってしまいましたこと等々、すべて私の不手際に他なりません。
 今回、数あるシナリオガイドの中から私のシナリオを選んでくださいましたにも関わらず、皆様をお待たせするという形でご迷惑をおかけしてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
 今回の不手際を深く反省し、再発防止に努めます所存ですので、何卒、今後とも影山リョウガをご愛顧頂けますよう、伏してお願い申し上げます。
 改めまして、深くお詫び申し上げます。この度は誠に申し訳ございませんでした。
 
影山リョウガ

▼マスター個別コメント