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リアクション
――西シャンバラチーム控え室――
「みんな、最後よく頑張ったな!」
涼司の言葉に美羽が頷く。
「うんうん! 後ろから見てたけどすごくかっこよかったよ!」
「美羽も良い援護だった。ありがとな! それに加夜も。あの坂がなかったら俺は行けなかっただろうからな」
「いえ……。あれは偶然でしたし……」
「それでも、火を消していたし十分だ」
「そうですね。私たちもそれで進む事が出来たわけですし」
「そういう、ベアトリーチェさんも二人相手に軽々とかわしていましたし、リラードさんの導入タイミングもばっちりでしたよ」
「あ、ありがとうございます。最後の陽子さんの風術。助かりました。ありがとうございますね」
「美羽さんが相殺してくれてたから出来たのよ。こっちこそ助かったわ」
「えへへ♪ この調子で後半戦もがんばろー!」
――東シャンバラチーム控え室――
「ごめんな。うちがいないばっかりに……」
新しい服に着替えた優奈が謝る。レキが首を振る。
「しょうがないよ。相手が一枚上手だったわけだし」
「後は、人数不足が原因じゃな。何か別に良い手はないものか……」
ミア・マハ(みあ・まは)の言葉に全員が考える。
「守備に関しては、もう十分だと思うよ。モヒカン達も手伝ってくれているし。ただ、問題は攻撃メンバーがほとんどいない事かな」
「そうじゃな。陽一達とネノノの五人が主な攻撃メンバーじゃったな……」
「そして、俺とレロシャンさん。それから……」
「私だな」
部屋の奥から毒島 大佐(ぶすじま・たいさ)が現れた。
「すまないな。道具の準備に手間取ってしまったよ。後半戦は任せてくれ。精一杯妨害してみせよう」
「わらわもあまり活躍できなかったからの。精一杯努力しよう」
「助かるよ。キーパーは引き続き僕達が引き受けるよ」
「このままでは終われんからな」
「後は、攻撃だけど……」
「あー、一つ案があるんだけど」
北都の言葉に陽一がその提案をみんなに言う。
「――人数が少ないからこれが一番良いんじゃないかな?」
「ワタシはオッケーだよ! そういうことなら任せて!」
「ならその支援は私がするわ。燃やして近づけさせないようにするわ!」
「了解。それでお願い。みんな、頑張ろう!」
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