First Previous |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
Next Last
リアクション
バケツプリンを食べていた志方 綾乃(しかた・あやの)。
「全く、人が折角バケツプリンを食べてたのにうるさいですね。とりあえず皆殺しにしますか」
綾乃は頭であるバーボンの所へ、銃弾の弾幕の中を歩いて行く。
「あ、なんなんだアレは……」
「ば、化け物か!?」
急所に至るもののみ叩き落とし、残りは避けることもなく全て受け止めていく綾乃を、恐ろしく思うバーボンとその下っ端たち。
そこへ勇平が投げてきた装甲車がエッツェル・アザトース(えっつぇる・あざとーす)直撃する。
「やれやれ……どなたか存じませんが、荒っぽいですね」
装甲車をどかしながら下から出てくるエッツェルにさらなる悲鳴が上がる。
「うわぁぁぁぁぁ!! こっちにも化けモンがいるー!」
「…御仕置きの時間です」
右手と全身から生えた刃触手の蛇尾刃とカオスディーナーで複数人相手に一気に襲いかかるエッツェル。
「な、なんだわサ! こっちに来るんじゃないんだわサ!!」
手にしている機関銃を綾乃に撃つが、龍鱗化で皮膚を硬質化、さらにインビンジブルと肉体の完成を複合させてダメージを軽減させていく綾乃。
受けた傷もリジェネーションで受けた先から回復していく為、全く気にせず歩を進めていく。
「勇敢と無謀を履き違えた行為。その報いはしっかり払ってもらいます」
バーボンの前まで行ったと綾乃はソードブレイを叩きこむ。
「ぐわっなんだわサ!!」
一撃のみ急所を外すが、二度目以降は全て急所を確実に突き刺し、そしてバーボンを切り刻んでいく綾乃。
エッツェルの方も歴戦の魔術や、翼を羽ばたかせて吹雪をおこしたりと範囲攻撃でなぎ倒していくのに対し、不用意に近づいてきた相手には、吸精幻夜を異形左腕で喰らっていった。
エッツェルと綾乃の攻め方に何人かの下っ端は脱兎のごとく逃げ出す。
「うわわわわ……こんな所いられるかーーーーー!!」
しかし、逃げていた下っ端は唯斗の呪い影によって倒されてしまう。
唯斗はそれを気にせず食事を続け、ハデスの方も相変わらず世界征服について語っている。
「ゆえに、我ら秘密結社オリュンポスは、秘密組織パラミタンおよび、その傀儡となったシャンバラ王国や学校に対し、抵抗運動をおこなっており、それこそが、我らの世界征服活動なのだ!」
「そうかそうか。梅茶漬け、山葵有りの大盛りで」
「諸君! いまこそ、我らオリュンポスと共に立ち上がり、パラミタンの支配から逃れた新の理想郷を創り上げようではないか!」
「ま、頑張ることだ。デザートのブルーベリーのムース二つ、あと土産用に持ち帰りで9個お願い。それとマスター、領収書はヤン一家で頼む」
First Previous |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
Next Last