参加者の皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
皆様のおかげで情報と素材を無事に手に入れる事が出来き、どうしようもない黒亜も無事に確保され調薬探求会も満足して大人しくなりました。
下記からはリアクション内に登場しました報告書になります。
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【撮影者から送られた手紙について】
■正体不明の魔術師と撮影者の正体
元は一つの人物であり、ある老翁が大切な家族を失った悲しみから作製された膨大な魔力を有するホムクルンス。作製されたばかりで名前は無い模様。
自身の正体、作製者について上映会に発見された手紙や書物に記されているらしいが、校長達は頑なに口を閉ざしている。情報収集者によると校長達の判断によるものである事が判明。その理由については明らかにしないが、作製者が校長達や一部の者達の知り合いである可能性があるためらしい。
撮影者が保持している撮影機器は作製者と故人となった家族と作製した物である。
■二つに分かれた理由について
完成し目覚めてすぐにさまよう特殊な平行世界の浸食に遭遇し世界からの脱出するも作製されたばかりのため魔力や人格の定着が不安定だったため世界脱出の影響を受けて魔力の大部分と人格の一部が身体から離れて別の平行世界(こちらの世界)に散ってしまった。
魔術師と撮影者と別れるも互いに元に戻る事を望んでいた。撮影者は数多の平行世界を歩き回り、魔術師は助けを呼ぼうとしていたが、有するのは膨大な魔力と悪意のみのため、騒ぎを起こす事でしか撮影者を呼ぶ方法が思いつかなかったという。撮影者に残ったのは平行世界を歩き回る程度の魔力だという。
撮影者は欠けた事により衰弱を引き起こし死期が近いという。魔術師との一刻も早い統合が望まれる。
■同化現象について
平行世界をこちらの世界に同化させる現象であり、散々邪魔をされ考えを変えた魔術師が発生させると思われている。
悪意しか持たぬ存在故に被害を考えずに発生させるために平行世界が歪に姿を現したり天変地異や魔物が跋扈する可能性が予想されている。
現象を食い止めるには、二人を元に戻し、同化現象とは反対の作用である分離現象を起こす必要があるという。元に戻す際、同化現象発生後に魔法凍結装置にて魔術師を捕らえ、撮影者と統合する流れをとる模様。
■最後の事件現場について
空間を歪めて人を迷わせると言われているが、平行世界に助けを呼ぶために人を送るというのが正しい。
■平行世界に存在した名も無き旅団の手記について
記述は一切無い。
一部の情報収集者の推測によると彼らの目的地である近くて遠い場所は平行世界である、何かが彼らの平行世界への行き来を可能するという。ただし推測の域は出ず調査要。
■特殊な平行世界について
様々な平行世界間をさまよい、遭遇した世界に浸食し、存在を消すというものらしいが手紙に詳細は一切無し。
■撮影者が魔術師を発見した経緯について
魔術師の事件を聞きつけ発見に至った。遺跡での対決準備が終了した後であり、これまでの事件を調べ次は人を送るのではなく同化を起こすと予想したそうだ。分離しても同じ存在という事だろう。
上記でも述べたように撮影者には力が無いだけでなく衰弱し続けているため現場に留まっての対処では対応出来ない可能性があり被害規模が予測出来ないため多くの協力者を得るためにあちこち動き回った模様。
今回、明らかとなった手紙の内容の報告は以上である。
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