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秋葉原四十八星華討ち入り

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秋葉原四十八星華討ち入り

リアクション

■□■4■□■ キラコーズとセクハラ

一方そのころ、キラコーズのところでは。

サクラコ・カーディ(さくらこ・かーでぃ)が、キラコーズに抱きつこうとしていた。
「サクラコ、キラさんの事だぁい好きにゃー♪」
「む、お前、もう少し胸があれば……ごばあっ!?」
「誰がまな板鉄板貧乳じゃっ! 猫パンチ喰らえおらおらっ!」
「あーあ……」
白砂 司(しらすな・つかさ)は、パートナーに頼まれて
キラコーズをぶっ飛ばしてる写真を撮るためにやってきたのだが、
サクラコの地雷をキラコーズが踏んだのを見て嘆息する。
「私が四十八星華とは見抜けなかったようですね!
私こそ元四十八星華がネコ座……いえ、もう四十八星華は私には狭い!
私は四十八星華を越えた、いわば超星華のネコ座だったのですよっ!」
キラコーズに猫パンチをブチ込みながらサクラコは勝ち誇る。

騎沙良 詩穂(きさら・しほ)は、サクラコのサポートのため、
自分の身に着けていたチェリー・ブラジャーとリーブラ・ランジェリーを投げる。
「クリスマスプレゼントです☆
赤いブラ、青いブラ、……どっちがいい?
それともピンク?
ランジェリー?」
「こ、これは!」
キラコーズは殴られているのにもかかわらず、ブラジャーを拾う。
「何故、少しでも補正して大きく見せようとしているちっぱいをこんな目に遭わせる!
あんたは神なんかじゃない! セクハラだ!」
ブラジャーを顔に当ててメガネごっこを始めたキラコーズは、サクラコにさらにボコられまくっている。
(計画通り!)
「リーダー、あなたという人は! 真冬なのに神を倒すための捨て身の戦術を!」
サクラコは、ノーブラ&ノーパンになった詩穂を見て、さらにボコる手を強める。
「やめてよね☆
本気でケンカしたら新世界の神が魔法少女にかなうはずないだろ。
サブミッションこそ王者の技よ♪」
詩穂はキラコーズの腕をひねりあげながら言う。
「ぎゃああああ、おのれ、現世では貴様らを返り討ちにしてくれる!
しかし、もうしばらくこのままの方が!
ちっぱいが、生のちっぱいが背中に触れておる!」
「今よ、ざんすか君! トレインスープレックス!」
「なんだかわからないけどやってやるざんす!」
リカイン・フェルマータ(りかいん・ふぇるまーた)は、
ネージュ・フロゥ(ねーじゅ・ふろう)やざんすかと連結してジャーマンスープレックスを放つ。
「ぎゃああああああ」
キラコーズはぶっ飛ばされるが、神なので立ち上がる。

そこに、怒りに震えた真口 悠希(まぐち・ゆき)が現れる。
「キラコーズ・ケノス……貴方はセレスちゃんへのセクハラという罪に加え
致命的間違いを犯しました……それは!」
悠希はキラコーズをにらみつけて言う。
「なぜ! 側にいた静香さまを無視したのですか!
無視された静香さまと静香さまの事なら何でも知りたいボクが
どれだけ悲しんだ事か……
重要なのは静香さまのブラの色……ぶ、ぶふっ!」
悠希は鼻血を出して言う。
「……くっ、なかなかやりますね……。
でも負けません! お仕置きしちゃいます!」
「私は何もしていないが。というか、静香殿のブラというのはこれのことか?」
キラコーズはチェリー・ブラジャーを見せて言う。
「そ、それは! ぶふーっ!?」
悠希は、さらに激しく鼻血を噴き出す。
「返しなさいっ! 本当に許しませんよ!」
「それ、実は詩穂のブラですが」
悠希の耳に詩穂の言葉は届かなかった。
「これがセレスちゃんの痛み!」
「ぐはっ!?」
「そしてこれが無視された静香さまの痛みだーっ!」
刀で峰打ちしつつ悠希は叫ぶ。
「や、やめろ! 私はラズィーヤ殿にも聞いておらんぞ!」

そこに、霧雨 透乃(きりさめ・とうの)が現れて言う。
「ところでセレスちゃんのノーブラ疑惑だけど、
イラストを見た限りだとつけてないか、
つけててもストラップレスだよねえ。
あるいはそういう機能がある服かな。
と、ここで気付いたけど私もそんな感じのイラストが多いねえ。
セレスちゃんくらいの胸の大きさならともかく、
私の大きさでつけてないってのはなかなか
……ま、多分ブラ機能が服についてるんだよ。きっとそうだよ!」
「なに、お前もつけてないのか!?」
キラコーズが注目すると、透乃は言う。
「ていうか、キラコーズちゃんはどういうパンツはいてるの?
他の人のだけ見て自分は見せないなんて不公平だよね。
大方、股間の光条兵器が恥ずかしいことになってるんじゃないの?」
「な、なんだと!?」
「どうせ【蒼フロ倫】で【蒼フロ倫】なんでしょ?
【蒼フロ倫】かも」
透乃が、キラコーズにセクハラ返しをする。
「アイドルがセクハラするだと!?」
「セクハラするアイドルとか新しいよね?」
緋柱 陽子(ひばしら・ようこ)は、動揺しているキラコーズに近づき、
アボミネーションを行う。
「ぎゃあああ、だ、だが、私はこの程度では……」
「そうですか?」
陽子は、透乃とは異なり、本気でキラコーズを苦しめて殺すつもりであった。
「自分のブツが切断される幻覚でも見なさい!」
「ぎゃああああああ」
その身を蝕む妄執で、陽子はキラコーズに幻覚を見せる。
「今だ! パンツずらしちゃえ!」
透乃は、キラコーズの下半身を露出させる。
「蒼空のフロンティアは全年齢対象のゲームだ!」
うさみみ幼女の姿の日比谷 皐月(ひびや・さつき)がツッコミを入れに現れる。
「なんだよ秋葉原四十八星華が赤穂浪士四十七士の転生って! 
赤穂浪士は四十七もしくは四十六人だ! 数合わねーだろ小学生以下か!」
皐月はあえて、基本的なことをキラコーズに突っ込んだ後、秋葉原四十八星華メンバーに向き直る。
「しかもアイドルが脱いだりセクハラしたり、
勝手にアイドルにされた上にノリノリじゃねーか!
ていうか美味しすぎてうらやましいわ!」
さらに、皐月はざんすかに言う。
「お前何回アーデルハイト殺す気だよ! 幾らなんでもやりすぎだ!」
「別にアーデルハイトは何回死んでも困らないざんす!
また新しいアーデルハイトを作ればすむ話ざんす!」
「というかお前ガイド公開される度に殺すか吹っ飛ばすしてるだろ!
芸が少ねーんだよもっと増やせ!」
「ミーがアーデルハイト殺すのは『天丼』というギャグの基本ざんす!」
「自分でギャグとか言ってるんじゃねーよ、またメタ発言か!」
さらに、皐月はじゃたに言う。
「森の精って冬眠するものなのかよ! 初めて知ったわ!」
「実は『聖ワレンティヌスを捕まえろ!』とかでも冬眠中にざんすかに叩き起こされたじゃた」
「それも繰り返しなのかよ!」
さらに、皐月はつぁんだを見る。
「な、なんだよ」
「……」
「何か言えよー!」
しかし、つぁんだなので、何も言わない皐月だった。

「男の娘とか男の娘のブラジャーとか、
なんでそんなのが人気あるんでしょうか。
汚物は消毒です」
雨宮 七日(あめみや・なのか)は、いきなりファイアストームで皐月達の服を燃やそうとする。
「ぎゃああああああ」
「こまけぇこたぁいいんです。
私って天使の鏡ですね。えへっ☆」
皐月の服の下を確認するのが目的の七日だが、気にしないで全員巻き込んでいた。
「きゃああああああ!?」
「って、さすがに、全部脱ぐにはまだ早いかもです!?」
悠希や詩穂も、服が燃えそうになり、大ピンチであった。
「……こんな光景を撮影していいのだろうか」
白砂 司(しらすな・つかさ)は、一人だけ安全な場所で惨状を撮影していた。