First |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
Next Last
リアクション
ヴァイシャリーにて。
ラズィーヤ・ヴァイシャリー(らずぃーや・う゛ぁいしゃりー)の元にやってきた、
アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)は、
東西ロイヤルガード合コンの写真を見せた。
そこには、百合園女学院校長桜井 静香(さくらい・しずか)と、
恋人の姿が写っていたのだった。
平然としているラズィーヤに、
「ワシだって女としての勝負から降りたつもりはないというのに……」
と、怒りをぶちまけるアーデルハイト。
そこへ、宦官で凄腕の侍でもある十嬢侍(じゅうじょうじ)の、
アルバ・フレスカが提案する。
「リア充どもの密告を行わせ、報奨金を与えるのです!
幸いにも、資金はあります」
アルバ・フレスカは、
パートナーの佐藤 花子(さとう・はなこ)や、
ヴァイシャリー湖の精 ヴぁいしゃりーとともに、
前回の東西合コンでロイヤルガード権を売ったツァンダの町の精 つぁんだ(つぁんだのまちのせい・つぁんだ)から、
売上金をカツアゲしていたのだった。
かくして、
「ホワイトデー密告大会」が、
ヴァイシャリー家の豪華客船で行われることとなった。
主催はリア充撲滅委員会会長のアーデルハイトと、
リア充撲滅委員会会員のアルバ・フレスカである。
★☆★
イルミンスール魔法学校校長室にて。
つぁんだは、
イルミンスール魔法学校校長エリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)と静香に、
お金を取られたことを訴えていたが。
エリザベートは自分は関係ないからと興味なさそうにしていたが、
静香は心配していた。
そこへ、
ザンスカールの森の精 ざんすか(ざんすかーるのもりのせい・ざんすか)が現れ、
「大人気ないアーデルハイトぶっ飛ばすざんす!
そのためなら理由はなんでもいいざんす!」
と宣言。
ざんすか率いるリア充撲滅委員会への対抗部隊が発足された。
かくして、
ホワイトデーのヴァイシャリー湖船上で、密告バトルは幕を開けたのである。
First |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
Next Last