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はっぴーめりーくりすます。4

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はっぴーめりーくりすます。4
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7

 クリスマスイブの午前中、瀬島 壮太(せじま・そうた)紡界 紺侍(つむがい・こんじ)の部屋を訪ねていた。チャイムを鳴らし、数秒待つ。がちゃり、と鍵の開く音がした。次いで、ドアが開く。
「ちっス」
「ちっす」
 玄関先で短く挨拶をして、部屋に上がりこんだ。暖房のおかげでだいぶ暖かい。上着を脱いでいると、紺侍が飲み物を持って入ってきた。
 テーブルを挟んで向こう側に座ったので、手招きした。隣に座れと床を叩く。なんスかそれ、と笑い、紺侍が隣に来た。
「こないだはピアスありがとな」
「今言います? それ」
「だってちゃんと礼してなかったもん」
 先日、会うには会えたが色々あって切り出せなかった。本当は、その時にお礼を言いたかったのだけど。
「似合う? なあ似合う?」
 ずい、と顔を近付けて問いかける。
「似合ってます」
 紺侍の答えに満足して笑うと、頭を撫でられた。なんだよ、と撫で返す。そのままわしゃわしゃと撫で合って、ごろりと床に転がる。
「成人男性がやることじゃねェー」
「まったくだよ何やってんだよ」
「壮太さんだってやったでしょォが」
「そんなことより腹減った」
「ほんっとフリーダムだなアンタ」