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新年交流会に出すおせち料理を考案せよ!

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新年交流会に出すおせち料理を考案せよ!

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〜後日談〜
『百合園新聞 特別号外版
先日、蒼空学園にて行われた「創作御節料理考案コンテスト」。当コンテストは生徒達の若く柔軟な発想を取り入れた新しい形の御節料理考案というコック長の名目のもとで開催され、多くの生徒達による斬新なアイデアも数多く登場して会場を大いに賑わせた。
だが、その刺激があまりにも強烈すぎたおかげか、コンテストの真っ最中にもかかわらずコック長はなにか大きな発想にたどり着いた様子で突然会場を抜けだしてしまい、そのまま調理室に篭ってしまうというアクシデントが発生。
結局、その件が原因でコンテスト事態は有耶無耶となってしまったおかげで勝者が選ばれなかったことが非常に残念なところである。
なお「生徒達のお陰で、素晴らしい御節料理で交流会に訪れた他校の来賓や生徒達を迎えることが出来た」とコック長は後に語り、コンテスト参加者全員には大晦日にコック長による特製御節料理が届けられたことである。
著 ミルディア・ディスティン』
 新年が始まり、一週間程続いた正月休みも終わりを告げようとしているこの時期に発行されたこの号外は、交流会の時に号外として配られコンテスト参加者以外の目にも止まった。そしてそれは瞬く間に広がり、交流会に振舞われた御節料理の裏話として各校の生徒間で大きな注目を浴びた。
 特に話題に上がったのは、もちろん参加者全員に配られた特製御節についてだ。
 蒼空学園の生徒はもちろん、交流会でコック長の腕前に感動した他校の生徒達も、特別に振舞われた特製御節の内容などを参加者聞き出そうとする者も多く、会話の中心には常に彼らがいた。
 もちろん、いくつものグループに材料を提供していた湯浅 忍もその一人であった……はずだが、
「な、なんで……なんで俺のもとにだけ御節料理も何も届かないんだよ!?」
 どうやら忍自身が自己申請もせずに複数の参加者に食材を提供していたため、主催者側から食材を無償提供したボランティアと思われてしまっていた事が原因とのことらしい。
 結局、特製御節が振舞われたことをこの号外で知った忍は、涙を飲んで知り合いの参加者から特製御節の感想を聞き、そこで再び涙を流した。


〜おまけ〜
「みてみてセレアナ、これが噂のパラミタアワビのステーキよ! パラミタ伊勢エビの活造りまであるわ!」
「よかったわね、セレン。ちゃんと私らの食材忘れられてなくて」
 コック長の計らいで、二人には提出した食材が調理されて届けられたとさ。

担当マスターより

▼担当マスター

御影シンヤ

▼マスターコメント

みなさまはじめまして、この度ゲームマスターとして初参戦させて頂きました御影シンヤです。
この手の経験の薄い自分としては四苦八苦の今シナリオでしたが、ご参加くださったプレイヤーのみなさんは本当にありがとうございました。

みなさまのアクションを読ませていただき、どうやってキャラ同士を絡ませようか、どんな展開でやれば面白いだろうか、等々考えながらの執筆は自分にとっても非常にいい経験になりましたし、このシナリオを読んでみなさまが楽しんでいただければと思っております。

来年からもゲームマスターとして日々精進していきたいと思いますので、みなさまともまたの機会があることを願っております。
それでは最後に参加して頂いたみなさま、お付き合い頂きありがとうございました。

▼マスター個別コメント