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ホレグスリと魂の輪舞曲

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ホレグスリと魂の輪舞曲

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 これはまた、後日の話。
「…………」
 ラスが寮の管理人に呼ばれて下に降りると、なにやらでっかいダンボールがその場に鎮座ましましていた。『杯2個(ナマモノ)』というシールが貼ってある。
「……何だ? コレ……」
 杯なのにナマモノとか、矛盾しているだろう。
「重たくって運べやしないよ。一体、何が入ってるんだい?」
「さあ……?」
 もの凄く嫌な予感がしながらも封を開け――すぐに閉める。
「…………」
「なんだい? 気になるじゃないか。中身は……」
「……お湯を持ってきてください。あと、服」
 そこでは、クール宅急便で運ばれたすっぱだかの桐生 ひな(きりゅう・ひな)久世 沙幸(くぜ・さゆき)が、絡まった姿のままカチコチになって固まっていた。

「コレ、何ですぅ〜?」
 そしてまたここでも。
 エリザベートは、校長室に鎮座ましましている金の彫像を眺めて首を傾げた。
「何を言ってるんですか。エル・ウィンドですよ」
 クロセルが言うと、エリザベートは彫像をじーっと見詰めて――
「邪魔ですぅ〜。むきプリ君に売っちゃいましょう〜」
「分かりました。すぐに手配しましょう」

 むきプリ君は、それを倍の値段で売りさばこうとしたが、うっかり適正価格で買ってしまいうまく売れずに困っていた。
 エルそっくりの金の彫像は、未だにむきプリ君の部屋に居候している。


担当マスターより

▼担当マスター

沢樹一海

▼マスターコメント

マスターの沢樹一海です。ご参加&拝読、ありがとうございます!
今回も遅れてしまいまして、本当に申し訳ありませんでした。もう何とかして執筆方法改革をしないとやばい気がします。コメディで文字数最高記録を樹立するとは思ってもいませんでした。
文字数が多けりゃ遅刻していいというわけでもないので、真面目に反省したいと思います。

……というかこれ、コメディなんだろうか。

今回も本当に、楽しく書かせていただきました。機会があれば、またこういう馬鹿騒ぎを書いてみたいと思います(もう少しコンパクトにまとめて)

ではでは、裏話は後日「とりノベdiary!」にて。

ありがとうございました☆