リアクション
●ミーミルちゃんのなぜなに講座 第3回
『世の中はデフレですが、
自分のシナリオの文章量はインフレです』
セイラン(以下、セ):何なんですのこれは?
ケイオース(以下、ケ):誰かの遺恨だろうか……。
サラ:これを書いた者の苦悩が伝わってくる筆跡だな。
ミーミル(以下、ミ):ごめんなさい、それは天の声さんのだと思います。
お疲れになっているようですので、皆さん、気遣ってあげてくださいね。
天の声(以下、天):うっうっうっ……(マジ泣き
セイラン・ケイオース・サラ:……………………(ドン引き
ミ:えっと、それでは始めたいと思います。
ミ:みんなー!
ミーミルちゃんのなぜなに講座、はじまるよー!
天:はい、このコーナーも3回目。
何だかんだで続いてますね。
とりあえずライバルを『ゆるラジ!』に勝手に設定して、あちらに負けないように頑張りたいと思います。
ミ:私、やっと慣れてきました。
上手くやれていますか?
天:いつもすみません……
ええ、全く問題ないと思いますよ。
ミ:ありがとうございます。
……ではさっそく、今回のゲストをご紹介しますね。
ミ:今回のシナリオでイルミンスールと契りを交わしてくださった精霊さん。
その中で、『光輝の精霊』『闇黒の精霊』そして『炎熱の精霊』を束ねる皆さんです!
セ:『サイフィードの光輝の精霊』セイランと申します。皆様、どうぞお見知りおきを。
ケ:『サイフィードの闇黒の精霊』ケイオースだ。闇黒の精霊はほとんどが『ナイフィード』に住んでいるのだが、俺はセイランと一緒にサイフィードに住んでいるからな。よろしく頼む。
サ:『ヴォルテールの炎熱の精霊』サラだ。よしなに。
天:ちなみに、『ウィンドリィの風の精霊』セリシアとサティナ、『クリスタリアの氷結の精霊』カヤノとレライアがそれぞれ、『雷電の精霊』と『氷結の精霊』を束ねています。
……セリシアはともかく、カヤノは――
カヤノ(以下、カ):うっさいわね!
あんたはやっぱり凍ってなさい!
天:……………………
セ:先程から気になっていたのですけれど……いつもこんな調子なんですの?
ミ:ごめんなさい、だいたいこんな感じです。
ミ:えっと、皆さん、イルミンスールと契りを結んでいただき、どうもありがとうございます。
お母さんに代わって、お礼を述べさせていただきます。
ケ:それについては、謝らなければならない……。
闇黒の精霊を束ねる者が、闇に支配されるなど……。
セ:お兄様が悪いわけではありませんわ。悪いのは『黄昏の瞳』です。
ミ:そうですね。
その『黄昏の瞳』も、リンネさんのご活躍により解散しました。
……幹部であるアストリッドさんは、消息不明のようですけど……。
サ:私に傷を負わせ、セイランとケイオースをこのような目に合わせた罪……
いつの日か償ってもらおう。
ミ:わ、分かりましたから、剣を収めてくださいっ。
ミ:えっと、改めてお聞きしますけど、精霊さんと仲良くなるためにはどうしたらいいですか?
セ:あなた方にお渡しした耳当てをつければ、興味を持った精霊が話しかけてきますわ。
後は相性次第ですわね。
特別なことはありません。精霊と意識せず、誠意をもってお付き合いしてくだされば、よろしいかと。
ケ:精霊にも色んな顔がある。その辺りは人間と変わらないだろう。
仲良くしてやってくれ。
サラ:契約をするのであれば、人間の仕様に合わせて姓をつけてやってくれ。
暫定的に縄張りを姓として名乗っているが、それでは淋しいだろうからな。
ミ:縄張りについては、第1回を参考にしてくださいね。
皆さん、今回は本当にどうもありがとうございました。
また会える日を楽しみにしています。
セ:わたくしの方こそ、楽しい時間を過ごさせていただきましたわ。
ケ:祭の時には呼んでくれ、力になろう。
サラ:人間と精霊とがごく自然に付き合える時を待っているぞ。
ミ:……はい、ここからはいつもの、プレイヤーさんからの質問コーナーです。
天の声さん、そろそろ戻ってきてください。
天:……ふぅ、寒さが厳しいこの時期は、普段以上に身に染みます。
ミ:まず一つ目です。
『キメラの山羊の頭って、何かの役に立ってるんですか?』
天:……ごめんなさい。
それについては色々と弁解を立てないといけません。
天:まず、『聖少女編』第一回で登場した時は、キメラは『複数の生物を合成した魔法生物の総称』として扱われていたようです。
事実、その時のキメラは狼に羽やら色々くっついていたらしいです。
天:ただそうなると、アクションをかける際に困ります。
地を駆けるタイプと空を飛ぶタイプがいたら、それぞれに対してアクションをかけなくてはならず、アクションがそれだけで埋まります。
天:なので、その時のキメラは、『このシナリオで最も多く確認された、言ってしまえば代表』なのでした。
……ええ、これを言ってませんでしたので、皆様は『聖少女編』第三回で出てきた、ヴィオラが強化を施した三つ頭のキメラを想像されたと思います。ごめんなさい。
天:実際キメラは、他にも色んなのがいます。ファスとセドも虎頭ですし。
一応、『肉食と草食の両方の特徴(遺伝子、と言っていいのかな)を持っている』『尻尾は蛇』が共通している、としていいでしょうか。
ミ:ありがとうございます。
二つ目は、『時々リンネやエリザベートが防御シールドで防御してますけど、あれはNPC専用の技なのですか? それともPCも使うことも出来るのですか?』です。
天:どうして魔法的なシールドがないんでしょうね。不思議です。
『味方を援護するためにひたすら魔法シールドを張って防御に徹する』アクションだって考えられるでしょうに。
天:リンネちゃんやエリザベートが防御シールドを使っているのは、その場においてそういうアクションを取ることが自然であるから、という理由が非常に苦しいですが答えです。
でもこの辺は、魔法という現象が持つ『解釈の無限性』(何でも魔法ということにしてしまえる)を制約するためにスキルがあるんだから、スキルにない行動はしちゃダメだろ、という指摘が出てくるのは当然ですね。もしやるにしたって、シナリオガイドで「今回のNPCはこういう技持ってますよ。このシナリオ限定ですよ」ってアナウンスするべきですよね。ごめんなさい。反省します。
あと、アーデルハイトの『魔法のゲンコツ』は、コメディ技です。
とてもお仕置きされた気分になるそうです。……これも、判定に使っちゃったのは自分のミスですね、ごめんなさい。
天:スキル絡みで続けてさせていただきますと、例として『奈落の鉄鎖』ですが、おそらく、実際に鎖は出ていないでしょう。
ただ、描写を魅せるためのフレーバーテキストとして『鎖で絡め取る』はアリだと思いますので、一部そのように描写してあります。その他、様々な例で以上のようなフレーバーテキストが存在していると思います。
正直、スキルやアイテムの説明が、マスターシナリオで描写するには不親切なので(明らかにキャラクエでしか意味ないものばかりどんどん追加されている気がするんですが)、描写においてはマスターの『色』(癖、とも言いますか)が出てしまうのが、申し訳ない限りです。
天:アイテムやスキルの中には、対象が分かりにくいものが多々あります。
例えば『煙幕ファンデーション』。
こちらは、自分の身を隠すことは出来ますが、投げて煙幕を出すことは出来ない、とします。
理由は、『化粧品は人に使うものだから』。……半分冗談ですが、それなりに筋が通っている気がします。
続いて『ギャザリングヘクス』は、イメージとしては『自分専用の魔力増強剤』なので、他人に使用してもお腹が膨れるだけで効果がない(限りなく薄い)です。
ミ:……あれ? でも天の声さん、リアクションでリンネさんが他人の作ったスープを飲んで、元気になっていましたよ?
天:そこなんです。
アクションで『他人に使用する』旨が書かれていた場合、自分の判定としては、その人が装備しているものを総動員して出来るだけ成功させるようにしているんです。
『やりたいこと』が明確に書かれているのに、スキルがない・マッチしていないという理由だけで失敗したよ、と書いてしまうのは心が痛むので。
……どうしてもどうにもならない時は、リアクションがアクションと大いに変更されていることでしょう。
もし心当たりがある方がいらっしゃいましたら、ここで謝らせて頂きます。
ミ:長くなってしまいましたね。ありがとうございます。
三つ目は、『イルミンスール主体のシナリオの、それも最前線な戦場で、何一つ魔法が使えない奴が出張ってしまっていいんでしょうか?』です。
天:……………………
ミ:どうしました?
……カヤノさん?
カ:あ、あたい何もしてないわよ!?
天:……ごめんなさい、考えてしまいました。
いえ、この問題、かなり複雑だと思うのです。
天:確かに自分のシナリオは、イルミンスールで起きている、パラミタ大陸にまで波及しかねないほどの規模を持つものです。
そのシナリオでいわゆる他校生が『でしゃばる』のはどうよ、という声も出てくると思うんです。
天:もしかしたら、こういった重要なシナリオは、イルミンスールの精鋭十数名のみで進めていく方式の方がいいような気もするのですが……それには致命的な問題があります。
ミ:なんでしょうか?
天:自分の食費が減ります。
ミ:…………えっと。
天:ごめんなさい、この話はこのくらいにさせてください。
とても難しい問題だと思います。
ちなみに回答としては、リンネも言っていたように、いいんじゃないでしょうか、と答えたいと思います。
あなたが他の生徒と協力して貢献してくださる分には、学校の違いという理由だけで拒絶することは、なるだけしたくない思いがあります。
ミ:答えにくい質問をしてしまってごめんなさい。
天:ミーミルが謝ることはありませんよ。
ああもちろん、質問をしてくださった方が気を悪くすることもありません。
むしろ考えるきっかけをくださったことに感謝しています。
ミ:あとですね、最近種族『地祇』が追加されました。
天:そうですね、パートナースキル『ちぎのたくらみ』……いい能力ですね。
相手も変化させられたらもっとよかったんですけど。
ミ:で、この能力について、天の声さんが関わっているんじゃないかという質問が来ています。
天:……はっきり言いましょう。
自分は関わっていません。
ミ:というと、では誰が?
天:それはご想像にお任せします。
一番いいのは本人からのアナウンスがあることですが。
みんなもっとアピールすればいいのですが。
ミ:えっと、天の声さんはしゃべり過ぎだと思います。
天(ガーン!! ミーミルに突っ込まれたー!!)
…………そ、そうですよね……はぁ。
ミ:でも、正直なところは好きですよ。
天:……ですよねー!!
(ミーミルに好きって言われちゃった、てへ☆)
セ:……見ていられませんわね。
ケ:情けない……
サラ:……いや、むしろミーミルが扱いを心得ているのか?
ミ:それと、『好みのNPCは誰ですか?』という質問が来ています。
天:そりゃまあ、『親心』からすればミーミルや豊美ちゃんですね。
あと、『きれいなエリザベートちゃん』もいいと思います。
ミ:きれいなお母さん、ですか?
お母さんは綺麗ですよ?
天:いやいや、校長室でふんぞり返ってるエリザベート、あれはあれで味がありますけど、可愛らしくおすまししてるのも見てみたいじゃないですか。
ミ:よく分かりませんけど……。
起きたばっかりのお母さんは、そんな感じだと思います。
天:むぅ、それでは当分見られそうにありませんね。
仕方が無いので脳内で補完――
『キモいですぅーーー!!』(ファイア・イクスプロージョン)
天:……………………ケホっ。
ミ:天の声さん、耐久力ついたんじゃないですか?
天:いつものことですから。
ミ:さらには、『マスター様はロリだのショタだの色々ぶっちゃけちゃってますが、世間の目が痛くないんですか?』という質問が来ています。
天:痛いのは承知です!
ですがそこで踏みとどまって、後で「こうすればよかった」と後悔する人生は嫌なんです!
カ:バカね……本当のバカだわ。
天:褒め言葉をありがとうございます。
カ:誉めてないわよ!!
天:さて、おちゃらけた話はこのくらいにして。
天:今回初めて登場した『魔王』絡みについても、あのままでこれ以降進んで行くのかということは、確実ではありません。
精霊についても、八回運営していく間で随分変わっていったと思うのです。
ミ:『失われた光を求めて』『氷雪を融かす人の焔』、そして『イルミンスールの冒険Part2〜精霊編〜』ですね。
魔王については、姉さまとネラちゃんが何か知っているみたいですね。
天:今回で、精霊の位置付けはおおよそ固まりました。これから彼らは色々なアクションを起こしてくるでしょう。
その他、『イルミンスール鳥獣研究所』についても、リアクションに示した方向で進むと思います。
次のシナリオで、研究所に併設した『希少種動物保護区』、通称『イルゴロウ動物王国』グランドオープンを描くかと思います。
その際には是非ともご協力をお願いいたします。
……いつも、自分のしょうもないシナリオにお付き合いいただきありがとうございます。自分の食費は皆様の慈悲で賄われていると言っても過言ではありません。
ミ:えっと、その、頑張ってください。
以上、質問コーナーでした。
ミ:早いものでそろそろお別れの時間です。
皆さん、今回の講座はいかがでしたか?
天:続けられるところまで続けていきたいと思いますので、
適当に見守っていてください。
ミ:それでは、皆さん。
『まったね〜!』
本文を散々書いたので、ここは短めにしたい猫宮・烈です。
・精霊がイルミンスールに加わることになります。
このシナリオの参加者にも、あと、イルミンスールの購買にも、精霊と契約するためのアイテムが渡される・置かれるはずですので、よければ精霊と仲良くしてみてください。
もしかしたらこちらで用意した方がよかったかもしれませんが、流石に50名弱の精霊の設定を詳細まで考えたら、猫宮さんのライフが0になりますので、ごめんなさい、皆様に譲渡します。
・カヤノ・クリスタリア改めカヤノ・アシュリングをリンネのパートナーに追加する予定です。
第1回の時には正しかった挿絵の展開が、すっかり変わってしまいました。
だ、誰か、イベントカットを! 精霊実装記念に一枚!(何と他人任せな
・『イルミンスール鳥獣研究所』、通称『イル研』のシナリオを後日発表します。
内容は、イル研のこと、そしてキメラのことをもっと知ってもらうために、キメラの公開など様々な催しを行う……という内容になるかと思います。
その際、書類上の名称は『希少種動物保護区』となっている、キメラを保護・飼育するスペースの通称を募集します。
現時点では、『イルゴロウ動物王国』があがっています。……多分問題ないとは思うんですが、問題があった時のためを考慮して、皆さんも名前を考えてみてください。
このシナリオの感想スレッドに回答を書き込んでください。締切は一応、3月3日とします。
何もなかった場合は『イルゴロウ動物王国』で決定とします。
・ヴィオラとネラが集めた資料を元に、再び『黄昏の瞳』のアジトを調査するシナリオを……発表するかもしれません。
このあたりは、グランドシナリオとの絡みで変わってきてしまう可能性があるので、ごめんなさい、確実なことは言えない状況です。
・イルミンスールについてを書こう書こうとして、結局シナリオが終わってしまいました。
自分の無計画振りに嫌気がさす思いです。本当にごめんなさい。
・キャンプファイヤーを囲んでの話は、完全に自分の想像です。
「このキャラがいたらこうなるだろう」という推測に基づいていますので、おかしい描写があったらごめんなさい。
さらに言えば、時系列的におかしい描写があることは自覚していますが、他のシナリオとの絡みがある以上仕方のないものとしています(自分のだけでシナリオが進められるなら、こんなことにはならないと思うのですが)。
・精霊の名前間違ってたらごめんなさい。
一体何名出したのでしょう……?
作成の際の設定はお任せします。自分の所為でメールサポートをパンクさせたくはないので。
・もう、書いておかなくちゃいけないこと、ないですよね……?
あったらごめんなさい。
少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。
それでは次の機会に、よろしくお願いいたします。
02/23
指摘を受け、リアクションを一部修正しました。
配慮が至らず申し訳ございません。