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第一回葦原明倫館御前試合

リアクション公開中!

第一回葦原明倫館御前試合
第一回葦原明倫館御前試合 第一回葦原明倫館御前試合

リアクション

   終

   表彰式

「皆の者、よう戦った」
 表彰式において、ハイナは満足げに言った。
「どの者も実に素晴らしい戦いを見せてくれたでありんす。わっちは満足でありんす。また御前試合を開きたいと思うでありんす。来月ぐらいに」
 ええーっ、というブーイングと、おおーっという歓迎の声が、六対三の割合で上がった。
「まずは表彰をいたしましょう」
と、房姫。
 表彰者は以下の通り。

 優勝  神埼輝(蒼空学園)
 準優勝 白砂司(イルミンスール魔法学校)
 第三位 氷室カイ(蒼空学園)

「明倫館の生徒が上位にいないのは、甚だ問題ではありますが……」
「仕方がないから、しばらくしごくでありんす」
 明倫館の生徒が固まっている周辺は、どんよりとした空気が立ち込めた。一人喜んでいるのは、龍漸だ。
「なお優勝した神崎輝には“第一回葦原明倫館御前試合覇者”の称号を授ける」
「それと、わっちのキスでありんす」
「あ、はい」
 てっきり欧米人らしい軽いキスかと思ったら。

 ぶちゅ〜。

 ……とてもとてもディープなキスで、輝は窒息しそうになった。
「わっちの愛でありんす!」
 最後に救護所へ運ばれたのは、優勝者であったという。

 かくて、第一回葦原明倫館御前試合は無事終了した。

担当マスターより

▼担当マスター

泉 楽

▼マスターコメント

 泉 楽です。二度目まして。この度はシナリオ参加、ありがとうございました。
 アクションシーンを書きたい! という安易な思いから御前試合をやったのはいいのですが、シナリオガイド公開後、「もし参加者が四人ぐらいだったらどうしよう……」と、言い訳のリアクションばかり考えていました。
 蓋を開けてみれば結構な参加者で、よしっ、と始めたはいいですが、今度は思ったより試合の判定が大変で、おまけにプロットでの判定を間違え、リアクションで直すという羽目にもなり、何度「もう二度とやらねえ」と思ったことか。
 でも色んなアクションシーンを書くのは、大変楽しうございました。
 今回の戦闘は、皆様から頂いた「手」を元に勝敗を決め、その上でスキルをどう使うか考えましたので、スキル自体が勝負に影響していることはありません。試合の順序も、これとこれを組み合わせて、なんてことは一切考えずに適当に並べていきました。結果、面白い組み合わせがいくつか出来ましたが、わざとではありません。
 また、日本刀や剣を使っている人は「竹刀」としてありますが、これは「木刀」だと、他の競技用の武器と比べて現実問題として殺傷能力が高いからです。しかし、描写の上で竹刀とすると、どうも迫力がないため、度々「剣」としているところもあります。他の武器も同様ですが、全て何らかの競技用の武器になっているとお考え下さい。
 アクションシーン等、リアクションを気に入っていただけましたら、ぜひ次回のシナリオもご参加下さい。え、御前試合ですか? ……半年か一年後ぐらいにまたやるかもしれません。今度は死ぬかも(私が)。