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街へ食材調達に来ていた雅羅達。ツァンダ生活が長いという小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)とベアトリーチェ・アイブリンガー(べあとりーちぇ・あいぶりんがー)の案内で高級な食材を扱っているという、店へと向かっていた。
「到着! ここが高級な食材を扱っているお店だよ!」
「へい、らっしゃい! 何でも揃ってるよ!」
「まずは頼まれていたものを……、えっと、どれが良いのかしら……?」
「食材選びなら、微力ながら私がお手伝いしますね」
「私も!」
迷っている雅羅を手伝うベアトリーチェと美羽。
「アケビは……」
「果皮に張りがあって色づきが良い物を選ぶと良いですよ」
「なるほど……」
「あ、これはどうかな?」
「良い感じです」
「この調子で集めていきましょう」
「そうですね」
「あ、秋刀魚あったよー!」
「秋刀魚はどれが良いのかしら?」
「秋刀魚はですね、全体的に光沢があって、背の青色が鮮やかなものが良いそうです」
ベアトリーチェのアドバイスの元、頼まれていたサツマイモ、林檎、アケビ、山芋、秋鮭、野菜一式、秋刀魚を揃えていく。
「ありがとさん! また寄ってくれよー!」
「ありがとう、美羽先輩にベアトリーチェ先輩。良い物が揃えられました」
「後輩のためだもん。このぐらいならいくらでも協力するよ♪」
「この程度でしたら頼ってくださってもらって構いませんよ」
「助かります。じゃあ、行きましょう――」
「雅羅ちゃーん!」
「きゃっ! 何事!?」
店を出てきた雅羅の腕へと飛び込んできたのは想詠 瑠兎子(おもなが・るうね)。
「こんにちは」
「きたぞー!」
その後ろからやってきた想詠 夢悠(おもなが・ゆめちか)とカイナ・スマンハク(かいな・すまんはく)。
「やっほー三人とも♪」
「少し遅れちゃいましたが、同じく食材調達しにきました。お店の方にも目星をつけてきましたよ」
「そうですね。複数のお店で見比べてみたほうが良い物が手に入りますし」
「そうと決まれば行きましょ♪」
「ちょ、ちょっと、瑠兎子……!」
瑠兎子が雅羅の手を取り先頭を歩き始めた。
「海のためにがんばるぞー!」
その後ろをカイナが続く。
「さぁ、二人も行こう」
「うん!」
「はい」
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