リアクション
「……」
マリアはグランツ教の本部の前でただ立ちすくんでいた。
その手には指輪が握られている。
手には若干震えが来ている。正直怖い。
美羽の言葉を思い出す。
「グランツ教にはクルセイダーっていう、暗殺部隊が居るんだよ」
「そんな、宗教団体に暗殺部隊なんて……」
「本当なんだからね!! 私なんて何度、クルセイダーと立ち向かったかわからないんだから! マリアも気をつけた方がいいかもね」
あの言葉は絶対に嘘ではなさそうだった。
仮面をつける暗殺部隊……。
怖いけど、それよりも私は……知りたい。
真実を、何をしているのか、テンプルナイツとして……私自身として。
「……覚悟は決めました」
マリアは指輪をしっかりとポケットに直すと、グランツ教本部へと入っていった……。
おつかれさまでした! 人狼と神隠しの事件は無事に幕を閉じました。
今回の指輪……効力は人狼を強くする力も持っていました。
人狼を作り出すだけではなかったようです。
それは置いておき、マリアは皆様の言葉を聞き、情報を手に入れ。
いよいよ、決意を決めたようです。この後どうなるのか……さてさてというところです。
それではこの度は、ご参加いただきありがとうございました!