リアクション
エピローグ
護送車襲撃事件は多少の犠牲を払いながらも無事に解決することができた。
その後、コントラクター達の証言によりゼンゼンマンの容姿と彼の正体が彼女であったことが語られた。
その話は瞬く間に人々の間を伝播し、話に尾ひれがつきゼンゼンマンの名は都市伝説のように広がっていった。
それからは、あちこちでゼンゼンマンを見たという噂が絶えず、小さな犯罪は一時的に減少した。
依然として掴まらないゼンゼンマンに恐怖しているのは一般市民より、犯罪者のほうだった。彼らは彼女が捕まるまで、ずっと肝を冷やし続けなければならない。
ゼンゼンマンの大鎌は、今も法の庭を出た狼たちの首を狙っているのだから。
──了──
こんにちは、本シナリオを担当させていただいた西里田篤史というものです。
今回のシナリオに参加してくれた方々にこの場を借りて、厚く御礼申し上げます。
変態に続いて怪人を書くこととなりましたが、内容は真逆と言っていいくらいシリアスな話になりました。
こういう卵が先かニワトリが先かみたいな答えの出ない疑問は尽きませんが、とりあえず答えをこうと決めるのが大事だと思っています。
そういう疑問に間違っていても答えを出したキャラがゼンゼンマンなのです。
皆さんも彼女を見て、何が正しいか答えを出してくれれば嬉しいです。
閑話休題として、囚人の半数以上は無事に移送することが出来ましたのも多くの方がシナリオに参加していただいたお陰です。本当にありがとうございました。
短い挨拶となりましたが、今回のシナリオはひとまず終わりとなります。
また、何かのシナリオで皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
それでは、失礼致します。