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リアクション
そして、
獣人の村・『こどもの家「こかげ」』の紹介が始まった。
「ここはあたしたちのもう一つの家みたいなものかな」
ネージュが、2階建てのログハウスのような建物を見上げる。
「みずほせんせー!」
ネージュのパートナーで園長の高天原 水穂(たかまがはら・みずほ)のまわりに、
大勢の子どもたちが集まっている。
「はい、では、皆さん、元気にあいさつしましょうね」
「「「こんにちはー!!!!!!!!」」」
「あはは、元気だね、みんな!」
理子が笑顔を浮かべ、子どもたちに抱き付かれて歓声を上げる。
『こどもの家「こかげ」』は、
獣人の村復興計画を聞いて、身寄りのない子どもたちのために、
ネージュと水穂が作った孤児院兼児童館である。
ネージュと水穂は、園児たちと一緒に、施設を順番に紹介していく。
「ミーも昔、獣人の子どもを拾ったことがあったざんす。
でも、子育ては大変だと思ったざんす。
ネージュたちはすごいざんす!」
頭にたんこぶを作ったざんすかが現れ、言った。
「ざんすか、ありがとう。
これからも、この場所を大切にしていくつもりだよ」
ネージュは笑顔を浮かべ、誇らしげに言った。
「ところで、チョコインゴットを投げたのは誰ざんすか?」
「えーと、次行ってみよう、次!」
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