リアクション
終章 勇躍せよ栄光の波羅蜜多タイタンズ
こうして戦いは終わった。激闘のありさまはシャンバラ全土、さらには地球にまで伝わったのである。
だが彼らの戦いはあまりに激しかった。激し過ぎたのだ。それゆえ彼らとの対戦を求める高校はなかった。日本プロ野球、アメリカ大リーグですら対戦を拒否したのである。後に人々はこう語る。
「タイタンズの野球は20年、いや30年早かった」
対戦相手を失って落ち込むタイタンズだったが、狭山 珠樹はメンバーにこう呼びかけた。
「パラミタ大陸はまだまだ広いです! 野球をやっているのはシャンバラや地球だけではありません。まずは光条兵器発祥の地とされるポータラカを目指してはみませんか」
「ポ ー タ ラ カ ! !」
「そうですポータラカです! いいえまだまだいます! 我々に匹敵する超人チームが! エリュシオンにもマホロバにも……さあ行きましょう!」
そう彼らにとってはシャンバラさえも狭い世界だったのだ! 勇躍せよ、栄光の波羅蜜多タイタンズ!
はじめまして、マスターを担当しました保住実です。
実はシナリオガイドが掲載されてから「しまった! 野球だからって参加者が9人しか来なかったどうしよう!?」などと不安に思っていたのですが、いざ蓋を開けてみますとそんなこともなく、皆さんのご参加に感謝するばかりです。
最後にポータラカについて触れていますが、これは実現するとしてもシャンバラの外の世界であるエリュシオン帝国やポータラカが姿を現してから、ということになります。それまで皆さんのご声援のほどよろしくお願いいたします。
それではまた別のシナリオでお会いしましょう。