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フラッグ争奪! 勝つのは西か、東か!?

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フラッグ争奪! 勝つのは西か、東か!?

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癒しのひと時

 教導団の保養施設の露天温泉。
 温泉につかる水着を着たレオン側のチーム。

「うあ〜、訓練あとの温泉は最高だな!」
「そうですね。羅儀、この後はミーティングがあるの忘れていませんよね?」
「うへぇ……今だけは忘れさせて」

 体を伸ばしてリラックスしている羅儀に白竜はそう言う。
 げんなりする羅儀。

「ちゃんと思い出すなら忘れたって良いですよ?」
「ちゃんと思い出す!」

 それだけ言って羅儀は白竜から泳ぐように離れていった。




 別の場所では水着を着た月夜が刀真の肩を揉んでいる。

「今日はお疲れ様、刀真」
「あぁ、雪山は予想以上の体力や気を使うからな」
「刀真はバスファインダー使ってたからそうじゃないかな?」
「どうだろうな。よし、次は月夜の番だ」

 刀真が月夜と交換して肩を揉み始める。

「にゃ〜♪」

 気持ちよさそうに声を出す月夜。




 お湯につかっているレオン。
 そこへスティンガーが蓮華を連れてやってくる。

「少尉、ちょっといいですか?」
「おう、お疲れさん。どうした?」
「ミーティングの前に今回の訓練についてフィードバックしておきたいんです」
「真面目だな。よし、軽くまとめておくか」
「はい」

 隣につかるスティンガーと蓮華。
 そこへタオルを巻いてきたセフィーとオルフィナ、エリザベータがやってくる。

「レオン、ご一緒していいかしら?」
「お、おい……なにタオル一枚で入って来てるんだ!?」

 顔を赤くするレオン。
 ばっと豪快に巻いたタオルを取って見せ付ける三人。

「わー!!」
「ちょっお前ら……!」
「何やってるのよ!」

 慌てて顔を隠すレオンとスティンガー。蓮華はなんとかセフィーたちを止めようと立ち上がる。
 タオルが床に落ちる。

「て……あれ?」

 蓮華はぽかんとする。
 いたずらが成功したかと言うようにくすくすと笑うセフィー、オルフィナ、エリザベータ。
 笑い声が気になりそっと隠していた顔を上げるレオンとスティンガー。

 タオルの下にはちゃんと白ビキニを着ているセフィー、黒ビキニを着ているオルフィナ、白のハイレグワンピースを着ているエリザベータがいた。

「ふふ……びっくりしました?」
「ごめんね。ガッカリした? こうでもしないとみんな混浴しないっていうから……」
「俺の場合水着はなくても良かったんだがな……」

 ひとまず水着を着ていた事に安心するレオン。

「その代わり俺がいろんな所を洗って勝者のハーレム気分にさせてやるから……何だったら後で俺の部屋に来るか?」

 レオンに迫るオルフィナに顔を赤くしてどぎまぎするレオン。

「みんな、コーヒー牛乳はいかが?」

 ルカルカは持って来たコーヒー牛乳を渡していく。

「ふ……返事は後でいいからな」

 それだけ言って離れるオルフィナ。
 もらったコーヒー牛乳を飲むレオンたち。

「うーん! やっぱコーヒー牛乳はおいしいね」
「そうだな」

 やってきた面々を交ぜて思い思いに意見を言い合う。



 露天には入らず中にある薬湯につかっているカオル。

「うーん、やっぱ気持いーなー。今回は敵同士だったけど、できたら梅琳と一緒に入りたかったな……」

 想いにふけっているカオルのところへ悠と翼、那未がやってくる。

「李大尉と一緒に入っている妄想でもしてるんですか?」
「そうだとしたらー?」
「混浴解禁なんてそうそうないですものね」
「クジ運が微妙になかったですね」
「同じ隊が一緒になれる運はあったんだけどな」

 残念がるカオル。

「まぁ良いじゃないですか。あとで一緒に入ればいいんですよ」
「ちょっと那未いきなりなんてこと言い出すんです!?」

 那未の発言に悠が慌てだす。



 カオルたちのやりとりは離れた場所につかっている洋とみとの方まで聴こえてくる。

「騒がしいな……。風呂につかっている間くらい静かに出来ぬものなのか……」
「浴場は響きますからね」
「これでは疲れも取れぬではないか。みと、あとで入りなおさぬか?」
「この場が静かになるまでけっこうありますわよ?」
「ならそれまで私の部屋のベッドで一汗かこうではないか」
「そうですわね。今は後ろから撃たれる心配がありませんし」

 浴場から出ていった洋とみと。



◇          ◇          ◇




 とある施設の一室。そこには白衣を着たウテナと和輝、アニスがいる。

「コレが今回の依頼品になる。念のために中身の確認をしてくれ」

 記録を纏めた記録デバイスを渡す和輝。
 ウテナが確認している間、暇になったアニスは和輝の首にしがみ付いてブラブラしている。

「確かに受け取りました。報酬はいつものようにあそこへ」
「ありがとうございます。では俺たちはこれで」

 部屋から出ていく和輝とアニス。

「良いデータが集まって良かったわ。これで新しい開発に取り組めるわね」

 和輝が渡したデバイスをもってウテナも部屋から出ていった。


担当マスターより

▼担当マスター

冬神雪羅

▼マスターコメント

初めまして、冬神雪羅です。
今回はスキルを4つ使用で挑戦してみました。やはり難しかったですね……。

温泉に入る事が出来たレオン側のみなさん、おめでとうございます。
梅琳側のみなさんも温泉に入ることできませんでしたが楽しめたでしょうか?

またの機会がありましたら参加してくださると嬉しい限りです。