お馬鹿シナリオにおつきあいくださりありがとうございました。
争奪戦だったので、人の出入りの激しいリアクションとなりました。テンポ重視だったので、いつもよりは短めです。
いちいち性別を書くのも読みにくいのでやっていませんが、今回はキャラのステータスやイラストをリンクから辿って表示させながら読むと、変身した人たちの元の姿とのギャップでより楽しめるかもしれません。でもイベントカットを発注するのは……(笑)。まだ、前回のワルプルギスの夜の方が、イベントカットとしてはかっこいいような気もしますが。
前回もチラリと書きましたが、私の場合は、5W1Hを重視します。そのため、アクションも以下のフォーマットを満たした物はこちらも把握しやすいので、アクション成功不成功の判断もスムーズです。
いつ、誰が、どこで、何を、どのようにして、どうした。
これが満たされていないと不完全ということです。
今回は、「どこで」が不明瞭なアクションが多数ありました。特定の場所で待ち伏せは、そこに目標がこなければ確かに失敗になるわけですが、失敗なりの描写はされる可能性はあります。ところが、町全体を監視するとか、居場所が確定できない場合はどう判定されるのでしょうか。これは、どこにでもいる、つまりはどこにもいないと判断します。そのため、場所がはっきりしている人たちのアクション決定後に、隙間があればこちらの判断で挟み込む形になります。この時点で、元アクションからかけ離れる割合が大幅に増えてしまいます。
まあ、サブキャラ的に活躍させたい場合は、あえて限定させないというのもありではありますが。
また、「どのように」が無い場合、描写しようがない場合があります。「宝珠を手に入れたら**する」の場合、手に入れられなかったら描写のしようがないというわけです。方法が書いてあれば、失敗の描写の可能性は出てきます。
「if」を使った「**できなければ**する」というものは、ダブルアクションになりがちですが、判断材料にはなります。ただし、二択ですから、片方は完全没ですので、アクションに書けることが減ってしまいますね。このへんはケースバイケースで、オールマイティでなければある程度はいいと思います。やり過ぎると、「船頭多くして船山にのぼる」になりますので、どこへむかいたいのか分からなくなってしまいますから。ただし、この選択肢も5W1Hの矛盾がないことが条件です。「山の麓で**できなければ頂上で**する」としかない物などは明らかに没です。
また、今回のような「巻き込まれ型」の依頼は、事前準備することができません。そのため、「宝珠を手に入れるために用意した**を使い」は原則没となります。ただし、今回のように時間敵余裕が多少ある場合などは、「**を**から入手して使う」や「**のために**を用意して現地に来ていた」は整合性がありますので、正当性があれば可能です。ただし、入手できなかったという判定も当然ありますから万能ではありません。また、当然入手に時間がかかりますから、他の人たちからは出遅れます。
このあたりは、実は文章作法の基本なのですが、アクションも文章であることは間違いはないので、綺麗に当てはまります。このあたりに留意して書くと、分かりやすいアクションが書けるかもしれません。