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伝説のメイド服を探せ!

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伝説のメイド服を探せ!

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ハッピーバースデー
 ぴなふぉあ空京店、営業終了の時間。
「なんだか、営業した気がしませんわ……」
 一日中、お客様がちっとも来なかった。
 まゆみには、まだ理由が全く分からないでいた。
「まゆみさああぁぁん!」
「?」
 声がした方を見ると、ことのは、みり、ゆずき、ともの4人が、大勢の方を引き連れて歩いてくるところだった。
「ちょ、ちょっとみんな! インフルエンザうつるじゃない!」
 嘘の欠席理由を信じていたまゆみが、4人から2歩ほど離れた。
「は、離れないで……。インフルエンザ、嘘だから」
「嘘ぉ?」
 ここでようやくまゆみは、4人が欠席した理由、そしてお客様が全く来なかった理由を知った。

「かんぱーい!」
「お誕生日おめでとーーー!」
 そのまま店で、まゆみの誕生日パーティを行うことになった。
「いい動画だね。あとで編集して配るよ」
 カレンは相変わらず会場でカメラを回していた。
「たまには執事がいるっていうのもいいだろ」
 ケイも執事として、給仕の手伝いをしていた。メイドさんから技術が吸収できればと考えている。
「メイドの勉強をしておるセシリアじゃ。後輩としてメイドの動きをしっかり勉強させてもらうのじゃ!」
 セシリアも、これをいい機会にと、メイドの観察をしていた。
「かわいーなー、触っていいでござるか?」
 ともの返事を待たずに、ともの垂れ耳をもふもふしているナーシュ。
「こちら、お茶でございますわ! ご主人様!」
 タダでいいからぜひぴなふぉあ空京店でバイトをしたい!
 そんな玲奈の願いがかない、一日店員をしている。
 皆が、思い思いにバースデーパーティを楽しんでいた。

「さあ、では登場していただきましょう!」
 派手なドラムロールとともに登場してきたのは……伝説のメイド服をカンペキに装備した、まゆみだった!
 わああぁぁぁ! 店中から歓声が上がる。
「似合いすぎますぅ……!」
 ともはめろめろだ。
 明るいところで見るとなおさら、衣装ケースの技術に驚いてしまう。
 昨日買った新品のように美しく、多めのフリルが本当に良く似合っていた。
 まゆみは満面の笑顔を浮かべて言った。
「この制服は、ぴなふぉあ空京店の宝にしますね。本当にありがとうございました!」
 店内はあたたかい拍手とバースデーソングに包まれた。
「よし、じゃあ記念撮影しようぜ!」
 隼人がカメラを用意し、セルフタイマーをセットした。
「みんな、いい顔しようぜ!」
 カシャッ!
 その写真は、冒険をともにした仲間達と、ぴなふぉあ空京店のメイド達にとって、かけがえのない1枚となった。

担当マスターより

▼担当マスター

岩崎紘子

▼マスターコメント

 皆様、ご無沙汰しております。もしくは、初めまして!
 今回、ぴあふぉあタイアップシナリオを担当させていただきました、岩崎です。
 まずは、遊びに来てくださったこと、心から感謝いたします。
 いつものシナリオと少し違いましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。
 ご参加いただきました皆様には、お約束通り「ぴなふぉあメンバーズカードB」というアイテムをもれなくプレゼントさせていただきました。確認してみてくださいね。
 持っていると「何か」の効果がある、不思議な会員証です。どんな効果があるかは、お楽しみに! 離れていてもメイドさんが皆様を守ってくれるはずです。
 今回お会いできたことをご縁に、また皆様と一緒に冒険に出られる時を楽しみに待っております!
 ありがとうございました!