リアクション
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ルシアが帰宅したのは、もう半ば日が沈みかけている頃だった。
ルシアが出かけた時と同じように、紅茶を飲みながら風景写真集を眺めているリファニー。とはいっても、ルシアがデパートを出るのを見届けてから慌てて帰ったリファニーも、つい先ほど帰宅したばかりで、傾けているカップの中身は空っぽのままだ。なんとも格好つかないものを感じながらも、口元を緩めたリファニーは、ルシアへと顔を向けた。
「はじめての買い物は、どうでしたか?」
ルシアが手提げ袋を上げて、
「ちゃんとリファニーにお土産も買ってきたわ」
「うまくできたみたいですね」
「うーん、いろんなひとのおかげ、かな」
ルシアは、見方によっては含むところがあるように見える目をリファニーに向けた。リファニーは小さく苦笑する。
「お疲れ様です」
「ほんと、お疲れ様だよ」
ルシアも笑って、
「リファニー」
「はい、なんですか」
「ただいま、リファニー」
「おかえりなさい、ルシア」
どうもこんにちは。リアクションドをご覧くださりありがとうございます。
今回担当させていただいた浦苗 棉です。
みなさんのご協力のおかげで、ルシアのはじめてのお買い物は無事に終わりました。
みなさんそれぞれ個性的なアクションで買い物を手伝っていただいたおかげで、楽しくリアクションを書くことができました。
リアクションを楽しんでいただけたら幸いです。
月並みなコメントになってしまいなすが、ご参加いただきありがとうございました。