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リアクション
「……クラッシュ……クラッシュ」
バグベアードは触手をブンブン振り回し『クロスファイア』で敵を破壊していく。
「俺も行くぞ!」
「始動キー行くよ」
リーシャがマグナの胸のクリスタルに始動キーを入れる。マグナのリミッターが解除される。
「見せてやろう! 俺の第二形態を!」
「行くぞ!」
フォレストマンをマグナが合体!
「大地と森林が一つになれば恐れるものは何もない!!」
「支援するよ」
リーシャが『光条兵器』である狩猟笛を使い『驚きの歌』、『幸せの歌』、『怒りの歌』を吹き鳴らしマグナ達を支援する。
合体したマグナが巨大ゴーレムへ突撃。
「この力……受けきれるかな!」
素早い連撃を繰り出していく。その動きは天使のように細心、悪魔のように大胆。一瞬にしてゴーレムがただのくず岩へと変身する。
「さぁ、次は誰が相手だ!」
マグナはどんどんとゴーレムを屠り倒していく。
「スミスミスミー! 俺様の動き、見切れるか!? 『悪魔忍術墨隠れ』!」
『赤き死のマント』に身を包んだオクトパスマンは墨を霧状に撒き散らし漆黒の闇へと姿を消す……。いわば『隠刑の術』。落ち武者達はオクトパスマンを視認できず霧の中で立ち止まってしまう。
「残念だったなぁ! 俺様はこっちだ! 喰らえ! 『悪魔忍術テンクタルスティンガー』!!」
落ち武者達の横から現れたオクトパスマン。マントを脱ぎ捨て、『テンクタルスティンガー』で落ち武者達を貫いていく。
「……はははははははは……!」
突然笑い出したバグベアード。中心部のにある目から『火術』とは思えない、なぎ払うようにレーザーが発射される。少ししてその場所が大爆発! 炎の壁が出来上がる。
「……ナギハラエ、ナギハラエ……はははははは……」
「あー……なんか色々溜まっていたのかしらね、あいつら……」
みんなが大暴れしているそんな中、ラブは一人浜辺に座りながらその光景を見て呟いた。
「山葉校長も盛り上がってるみたいだし……。ま、あたしに危険が来ないなら何やってもいいかなぁ、みたいな? 朝までに終わると良いなぁ♪」
と、のんきにそんな事呟いていた。
どんどんと倒していると、海から海龍……リヴァイアサンが現れた。
「……ナギハラエ……ははは」
バグベアードのレーザーをリヴァイアサンはそのブレスで完全相殺させた。
「む、強敵が来たようだな! ならば我等も本気を見せねばなるまい! 星心招来……いや、もう来ているのだったな……ともかく行こう! 星怪球バグベアード!」
「ガッタイ……ホシノコエ……ミチビクトキ……!!」
ハーティオンの呼びかけにバグベアードが変形し、人型へ。そして、バグベアードの胸部にハーティオンが収まる。
「星心合体! ベアド・ハーティオン! 星の心を身に纏い、愛に応えてここに推参!!」
これぞ巨大ロボット誕生の瞬間!
「さぁ、マグナ! 我と一緒にあの怪物を倒そうではないか!」
「おう! 任せておけ!」
そして、大きさの違う凸凹巨大ロボットコンビがリヴァイアサンと対立する。
「行くぞ!」
マグナがリヴァイアサンへ近接攻撃を仕掛ける。対するリヴァイアサンは瞬時に複数の魔法を詠唱。周囲に浮いた魔法陣から水の波動を乱射する。
「ぐっ!」
マグナは防御態勢を取りガード。
「ふん!」
ハーティオンのパンチを水の障壁を作り出しブロック。
「今だ!」
その隙をついてマグナがリヴァイアサンの全身に格闘乱舞。ダメージを蓄積させていく。更にその素早い動きでリヴァイアサンを翻弄する。
「怪物よ! 我らの新たなる力をとくと見よ!」
ハーティオンの胸部クリスタルから現れた『ハートビート・キャノン』。リヴァイアサンに標準をあわせる。マグナがすぐにリヴァイアサンから退避。
「行くぞ! 『ハートビート・キャノン』発射!!」
放たれた光線は大地を抉るほどの威力を持ってリヴァイアサンに迫る。命中と同時に爆発が起こる。だが、リヴァイアサンは水の障壁を何重にも重ね。ダメージを軽減していたため今だ健在。
「むぅ!? あの海龍は『ハートビート・キャノン』を受けても耐えるというのか……! ならば……私のフルパワーで勝負!」
ハーティオンの胸部にエネルギーが収束し始める。リヴァイアサンはやらせまいと魔方陣を展開。
「させん!」
だが、マグナが再び流れるように連撃を浴びせ詠唱をキャンセル。
「すまぬ、マグナ! 後は任せよ!」
「おう!」
チャージを完了したハーティオン。マグナはすぐに退避。
「ハート・エナジーフルパワー! 限界を超えて輝け! 心の光よ!」
『ハートビート・キャノン』から光がもれ始める。
「必殺! コスモハート・ブラスター!!」
そして放たれたエネルギー光線。それはまさに『ファイナルレジェンド』。何重にも障壁を張っていたリヴァイアサン。障壁を易々と貫通し、リヴァイアサンは光に飲まれ一瞬にして消滅した。
「……綺麗ね」
なお、このときの光は、海にかかる橋のようで夜の景色と相まって綺麗だったと、見ていたラブは話していた。
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