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暴走する機械と彫像の遺跡

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暴走する機械と彫像の遺跡

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■終幕:蘇る負の遺産

 夜、石女神の遺跡に訪れる一組の男の姿があった。
「行きましょう」
「行きましょう」
 話し声から彼らが若い、少年のようであることがわかります。
 黒い外套を頭から被っていてどんな顔なのかはわかりません。
 彼らは最深部に足を踏み入れると石女神の前に立ちました。
「今より一万年前、この地に産み落とされた災禍――」
「今より一万年前、この地に閉じ込められた災禍――」
 二人は見たことのない『機械のようなもの』を取り出すとその場に置いた。
 しばらくするとそれからは光が放たれ、近くの瓦礫を引き剥がし、金属質の壁が露出していきます。
 それは遺跡本来の姿でした。そして石女神の表面も崩れていきます。
 石の下から現れたのは意思を感じさせない妙齢の女性の姿。
 いくつもの管が顔や首、胸と至る所から生え、部屋の壁と結合しています。
 首から下が一回りも二回りも大きく、歪なその姿は畏怖と嫌悪の塊のようでした。
「あ、、、、、がああああああああっ!!」
 彼女は表現し難い叫び声をあげました。
 それは待機を震わせる衝撃そのものです。
「その力を、見せてもらいます」
「その力を、教えてもらいます」
 外套の少年たちは短剣を構えると石女神だったものに斬りかかりました。

担当マスターより

▼担当マスター

砂鳥

▼マスターコメント

 お初にお目にかかりました。
 そうでない方はお久しぶりです。砂鳥です。
 
 公開が遅れてしまい申し訳ありませんでした。この場を借りて謝罪させていただきます。

 当シナリオでは調査主軸ということで、調べることで情報が開示されていくといった内容となっています。
 何人かの方がシナリオガイドの情報だけで5割以上想定していた事実を言い当てており、どう執筆したものかと悩んでしまいました。
 ですがそれだけ真実を探求しようと推理してくれたことはとても嬉しく感じられました。ありがたいことです。
 ちなみに数名の方の推理を合わせると九割当たってるので、リアクションいらないのにすべてわかっちゃったんだぜ! などという可能性もあったり……。

 さておき、次回は戦闘メインです。
 情報開示がほぼされていたのでリアクション内でも『何をしたら危険か』といったことが書かれています。
 もちろん次回シナリオガイドにも注意事項は載せますのでご安心ください。
 なお、今回開示された情報は次回のシナリオガイドでまとめておきますので、いまいち背景がわからない方はそちらをお待ちください。