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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

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22)ジェニファ・モルガン(じぇにふぁ・もるがん)

ジェニファ・モルガン(じぇにふぁ・もるがん)
マーク・モルガン(まーく・もるがん)が、
「あの顔」のお面をつけて、スタジオ入りすると、
観客席は騒然となった。

「あ、あの顔は……!!」

omen〜お面〜いいえ雪玉よ!(嘘

「謎のお面……いえ、雪玉を手にされているようですが、
ジェニファさんと笹飾り一族とはどのような関連性があるのかしら?」

写真を映し出して、トッドさんが言った。

「はい、実は……もう言ってもいいのかしら?」
ジェニファに、マークがうなずく。
「あれは去年の11月だったわ。
ザンスカールでお買い物した帰りに、ちょっと近道しようとしたら、
森の中に見慣れない植物が打ち倒れていて、
なんだろうと思って近寄ったら、大きな笹だったんです。
よくみたらそれは去年の夏に話題になった笹飾りくんで……笹飾りくんって御存知ですか?」

七夕 笹飾りくん(たなばた・ささかざりくん)のことについて、
ジェニファがふれる。
トッドさんが大きくうなずいた。
「ええ、よく存じているわ」

「そうですか。さすがですね。
そして、笹飾りくんを森の小屋に運んで介抱したのですけど、
突然の雪が笹に積もって行き倒れになったそうで……
それで、一晩介抱していたら、翌朝目が覚めた時には
いなくなっていて、お礼の手紙と、靴下がおいてありました」
「まあ、靴下!」
「靴下はその時は意味不明でしたけど」
ジェニファの言葉をマークが引き継ぐ。
「暫くして靴下マンが願い事を適えると言う噂があって、
周りに肖像が描いて貰っている人が沢山いてちょっと肩身が狭かったので、
僕達も肖像画が欲しいなと話していたので、
どうせなら有名な画伯に書いてもらいたいなあと思って、
伝説に名高い高木画伯をお願いしてみました。
そうしたら、本当に高木画伯に描いていただける事になって、夢かと思いました!」

「まあ、では、笹飾りくんの恩返しで、
靴下マンが願いをかなえてくださったのね!」
トッドさんが感激して言った。

「実は、今日、スタジオに笹飾りくんをお呼びしているの!」
「本当ですか!?」
ジェニファとマークが顔を見合わせる。

「!」
「笹飾りくん!」
スタジオに笹飾りくんが現れて、ジェニファたちと感動の再会を果たす。

しかし、次の瞬間。

激しい機械音とともに、巨大な影が現れた。

「アンズーサンタ!?」
マークが目を見張る。
「高木画伯を脅迫したという、あの!?」
ジェニファも、アンズーサンタのドリルに戦慄する。

「!」
笹飾りくんが、ジェニファとマークの前に立ちふさがる。
アンズーサンタは、ドリルを回転させながら、
笹飾りくんに近づく。

その刹那。

「!」
「笹飾りくん!」
頭の上の笹飾りを回転させる「笹台風」で、
笹飾りくんがアンズーサンタを上空に放り投げた。

しかし、次の瞬間。

「きゃああああああああ!?」
「うわああああああああ!?」
アンズーサンタは、ドリルをスタジオの天井に突き刺すと、
そのまま、ジェニファとマークの方に飛んできた。
そして、ドリルでジェニファとマーク、トッドさんを追い回し始めたのだった!!

「!」
笹飾りくんも一緒にアンズーサンタに追われ始めた。



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