リアクション
終章
「ありがとう、三二一ちゃん!」
無事再建できたデスティニー・セレスティアに感無量のデスティニー。
「おいおい、俺には何もなしかよ」
「そうそう、ここまで出来たのはあたしの力だけじゃないしね」
「確かにそうだ。三鬼君も皆もありがとう!」集まった全員に感謝を告げ、「これはささやかだが、私からのお礼だ」
用意されるハロウィン用のお菓子。
「下手にイタズラでもされて、また閑古鳥が鳴かないようにな。何せ、ハロウィンだからな」
「おっさんも粋なことするじゃねぇか」
「それともう一つ」
机に所狭しと並べられる円形の食べ物。
「これって、パイ?」
「ああ。今回使ったかぼちゃで作ったパンプキンパイだ。経営が悪くなければもっといいものが用意できたのだが、申し訳ない」
頭を下げるデスティニー。
「んじゃ、それは出世払いって事にしとくぜ」
「今度こそちゃんと経営してよね?」
「もちろんだとも!」
胸を叩く。
そこに頭を抱えていたデスティニーの面影は無い。
園内同様、活力に満ちている。
「これで一安心ってやつだ」
「そうね。遊園地はやっぱり活気がなきゃね!」
三鬼と三二一はお菓子を口に含み、ハロウィンの合言葉を叫ぶ。
『トリック・オア・トリート!』
宴は興奮冷めやらぬまま、夜遅くまで続く。
遅筆故に公開が遅れてしまい申し訳御座いません。
そして、お久しぶりとなるのでしょうか。
ゲームマスターのAiryです。
初めてのスペシャルシナリオを担当させていただきました。
ドキドキとワクワクと不安の結果、リアクションは……
笑いあり、友情あり、ちょっとばかりの恋愛あり。
の、いつも通りのAiryです(笑)。
(シリアスは……が、頑張ります)
参加していただいた方々、本当にありがとう御座いました。
読んでいただいた皆様に楽しい雰囲気を味わっていただけますと幸いです。
それでは短いですがこれにて。
またのご参加おまちしております!
※記念アイテムにつきましては2012年11月21日(水)中までにお送りする予定です。