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リアクション
そのころ、
ミーナ・リンドバーグ(みーな・りんどばーぐ)は、
デヘペロと戦うざんすかたちの元へと走っていた。
「大変だよ、今、スタジオに、
でへぺろ……だっけ?
……が、乱入したら、大騒ぎになっちゃうよ!
ミーナも、大好きだった番組の最終回は守るよ。
生で見れないのは残念だけど、録画して後で観るよ!」
ミーナは、アーデルハイトをざんすかの腕に当てて、
アーデルハイトを増やすのを手伝う。
「ペロペロペロペロオオオオオオオオオオオウ!」
「う、うわあ、悪そうだなあ」
ミーナが、アーデルハイトをバクバク食べている、
巨大なデヘペロを見てつぶやく。
「手伝ってくれてありがたいざんす!
デヘペロがパワーアップして大変だったざんす!」
■
一方、
ドクター・ハデス(どくたー・はです)の
パートナーのアルテミス・カリスト(あるてみす・かりすと)は。
先日、恋人同士になったキロス・コンモドゥス(きろす・こんもどぅす)とのデートで、
スタジオに収録を観に来ていたのだが……。
「あわわっ、デ、デートって、ど、どうすればいいんでしょうっ」
キロスを前にどうしてよいかわからず、
アルテミスは取り乱していた。
「なあ、アルテミス……」
「は、はいっ!」
「ぐぼあっ!」
振り向くと同時に、アルテミスのエルボーがキロスに決まってしまった。
「すみません、キロスさんを見ると、アドレナリンが全開になり、
戦闘モードになってしまうんですっ!」
「そ、そうか。もう少し落ち着けよ……」
そんな会話の中、アルテミスは、
スタジオに接近するデヘペロに気づく。
「あれは、いったい……!」
その瞬間、アルテミスは騎士の顔になる。
「キロスさんっ、あんなのに番組を妨害させるわけにはいきませんっ!
一緒にあれを止めましょうっ!」
「おうっ、あんなのにデートを邪魔されてたまるか!」
デートだが、いつものように剣を持ってきていたアルテミスは、
キロスとともに駆け出した。
「騎士アルテミス、参ります!
足止めと言わず、あれを倒してしまっても構わないのでしょう?」
「ちょ、アルテミス、それって何かのフラグじゃ……」
「ペロペロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウウウウウッ!」
「きゃあああああああああああああああああああ!?」
デヘペロの唾液がアルテミスの全身にかかる。
パワーアップしたデヘペロの唾液は強酸性になっており、アルテミスの服はとけてしまった。
「ぶはっ!?
て、てめえ、いい度胸だな!
オレの女の服を脱がしていいのは、オレだけなんだよ!」
キロスが鼻血を吹き出しつつも、デヘペロに斬りかかる。
「キ、キロスさん!」
「アルテミスはオレが守る!」
「いいなあ。
でも、ミーナも恋人がもしこの場にいたら、あの2人と同じ気持ちだと思うな!
きっと協力して戦うはずだよ。
ざんすか、今はざんすかでいいから、力を貸して!」
「何となく微妙なことを言われてる気もするけど、
ミーに任せるざんす!」
「ロリババア、いっくよー!」
「うおりゃああああああああああああざんす!」
ミーナの放り投げたアーデルハイトは、
ざんすかのラリアットで、数千数万に分裂し、
そのアーデルハイトは、デヘペロに向かって飛んでいき……。
「ペロペロペロオオオオオオオオオオオオオオオオオオウッ!」
舌で絡め取られ、デヘペロに食べられていった。
「か、かわいいアーデルハイトが……!」
ミーナはかわいいもの好きなため、涙目になっていたが、
デヘペロを倒すべく頑張るのだった。
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