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リアクション
ぽに夫の陰謀と恋人たち
【だごーん様秘密教団首領】いんすます ぽに夫(いんすます・ぽにお)は夜の公園の入り口で、革命を起こすべく、準備をしていた。
「全パラミタの非モテよ、団結せよ!」
血のような台詞を、だごーん様に捧げるように吐きながら、ぽに夫が用意したのはキャンドルとマッチだった。
公園ではあちこちでライトアップやイルミネーションの輝きが始まり、ぽに夫の心の闇をさらに暗くした。
ぽに夫は目立つ顔を隠すために、合羽を着て、夜の公園にやってくるカップルたちに、それを配って回った。
「階級闘争の歴史がこれで終わりを告げるのです!」
『この火が消えたら恋の終わり』と呪いをこめながら書いた紙を入れ忘れてることに気づかず、ぽに夫は時を待った。
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