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運任せ!! 冬のパラミタグルメの旅!!

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シナリオガイド

行き先はすべて、サイコロのみぞ知る!? あなたは果たして、食を満喫することができるか!?
シナリオ名:運任せ!! 冬のパラミタグルメの旅!! / 担当マスター: 640



<出発は突然に>
 
 ──「旅に出るぞ」。そう、いきなり言われて。
 
「断る」
 
 キロス・コンモドゥス(きろす・こんもどぅす)は、目の前に差し出されたサイコロを見下ろして、動じずきっぱり、そう言い返しました。
 彼の脳裏に浮かぶのは、ハロウィンの頃のこと。まったく同じ、胡散臭い笑顔で微笑む仁科 耀助(にしな・ようすけ)から差し出されたサイコロを発端におみまいされた、ひどい仕打ちの数々。行く先々でのろくでもない企画たちの記憶でした。
 二度とやるかあんな旅行。心から彼は、そう思っていました。
 
「まーたテレビの企画だろ? 御免こうむる」
「まあまあ、今回はホントに、いい企画なんだって。その名もズバリ『冬のパラミタ!! グルメといで湯の旅!!』
「……グルメ?」
 
 あっさりとその魅惑の単語に揺らぐ程度の決意であったのは、彼にとっての不幸であったといえるでしょう。その彼の興味が旅へと向けられたことを察知してか、耀助は選択肢が書かれたフリップをキロスの前に見せます。
 要は、この中からサイコロの出た目に応じて、行き先が決まる、と。
 
「なになに? 『1、ニルヴァーナ一泊、高級ホテル新作コースメニュー試食会!!』……なんだ、いいじゃないか」
「だろう? パートナーと一緒に参加もできるし、おいしいものを食べてそれからリゾート満喫なんてのも運が良ければできるってことだ。各地の自治体が名物をアピールしたいらしくてな。お前たち以外にも参加者を広く募集してる」
 
 それは結構、魅力かも。各地の名物料理を、選択肢の内どれかひとつとはいえタダで食べられるのだから。じわじわとキロスの心は動いていきます。
 選択肢が三つ、サイコロの目に振り分けてあるということは──単純に、確率はどれも三分の一。

「お、乗ってきたか? じゃあ参加ってことでいいね?」
「まあ、これならいいかな」
「じゃあ決定。あ、ちなみにきみの相棒は用があって参加できないらしいから、同行する人間はこっちで決めた」
「……は!?」
 
 そして、あっけなく外堀は埋められていきます。拒否する間もなく朱肉に親指を押しつけられ、契約書に拇印をぺたん。これでもう逃げられません。
 
「じゃ、入ってくれ」
 
 そうしてから。この運任せの旅をするにあたり耀助は、キロスを絶望させるに足る旅の相方を、ふたりのいる部屋の中へと招いたのでした。
 
「なになに? おいしいもの、タダで食べられる旅ってホントなの?」
 
 そう。
 
 雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)──運のなさには定評のある彼女がキロスとともに旅に出る、同伴者だったのです。
 そして耀助は、『サイコロがひとつ』とはふたりには言いませんでした。『運が良ければ』食べることが出来る。そう、告げただけ。
 行き先は三つ、食べられるかどうかを決める選択肢は六つ。さあ、あなたはどこで、何を食べられるでしょうか?
 

担当マスターより

▼担当マスター

640

▼マスターコメント

 
 ごきげんよう、ゲームマスターの640です。今回は皆さんに、素敵な(あるいは悲惨な)冬の味覚の旅を提案するシナリオをお送りしたいと思います。
 

−行き先を決めるのはサイコロ−
 
 今回、皆さんはそれぞれ一泊二日の旅行に旅立っていただきます。その行き先の候補地は六つ。どこに行くことになるかは『あいさつ掲示板』に書き込んだ際表示されるふたつのサイコロの、左側の目によって決まります。
 

 サイコロの目:1・2 ニルヴァーナ一泊、高級ホテル新作コースメニュー試食会!!
 
 ニルヴァーナに向かい、創世学園都市にこの春新たにオープン予定の外資系高級ホテル『ニルヴァーナ・グランドプリンス』に宿泊し、屋上の岩風呂をはじめリゾートを満喫するとともにレストランにて、ディナーとして導入予定のコース料理を体験していただきます。

 サイコロの目:3・4 コンロンの長閑な山村の、大イボイノシシのぼたん鍋
 
 露天風呂のついた、囲炉裏のある個室の宿でいただく、村人たちの伝統料理であるイボイノシシを使った鍋。その肉質は通常の豚肉よりも味わいが濃厚で、かつ独特のしっかりとした歯ごたえがあるという。なお調理はまず、その捕獲からはじまります。
 
 サイコロの目:5・6 ジャタの森の、珍味中の珍味!!
 
 ジャタの森にある小さな村のひとつにて、ひとかかえほどもある超大型のジャタジャンボタガメ(水生昆虫)を生きたまままま豪快に油で揚げた姿揚げを食します。見た目はそのまま巨大なタガメそのものの上、珍味と言われるだけあって非常に匂いと味にクセがあります。好きな人にはたまらないといわれますが、虫が苦手な人にはほんとうにダメでしょう。雅羅がサイコロを振った結果、キロスと雅羅はよりによってここを引き当ててしまいます。
 
 
 六つの目の中から、皆様には出た目に応じて、この三つのいずれかに行っていただくことになります。

−食べられるかどうかを決めるのもサイコロ−
 
 行き先を左側のサイコロが決定したら今度は、右側のサイコロ次第で、食べられるかどうかが決まります。その内訳は
 
1 食べられる
2 食べられる(パートナーとともに参加の場合は「LC食えない」)
3 食べられる(パートナーとともに参加の場合は「MC食えない」)
4 調理手伝ったら食べられる
5 調理手伝う、そして食えない
6 食えない
 
 となっています。六つの選択肢中、四つはなんらかのかたちで食べることが出来ますが、雅羅とキロスは5を引き当てたので、ひたすら調理をさせられています。
 
 
 さあ、皆さんは運任せの旅の中でどのようなアクションをとるのでしょうか? 楽しみにお待ちしております。
 

▼サンプルアクション

・旅行を満喫する

・食べられない目を出した人たちに、なにかひと口分けてあげる

・カメラクルーのスタッフとして安全圏からこの旅に参加する

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年02月07日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年02月08日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年02月12日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年02月22日


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