今すぐゲームを確認する

ワールドガイド

コンロン地方

text:今唯ケンタロウ

コンロンはパラミタ大陸北西部に広がっている地域の総称です。
南はシャンバラ地方、東はエリュシオン地方と国境を接しており、北西にはポータラカへ至る道があります。
パラミタ文明発祥の地と言われる歴史の古い地方であり、シャンバラ古王国が全盛の頃には、コンロンもその版図とされていました。
しかし、シャンバラ崩壊のあおりを受けて以降、長年の戦乱で統一された国家のない状態が続くことになります。

近年までコンロン8軍閥の分裂による紛争が続いていましたが、最終的にシャンバラ教導団(第四師団)とエリュシオン帝国(龍騎士団)との代理戦争に発展後、教導団が帝国軍をコンロンから退けるという形で戦は終焉しました。(*キャンペーンシナリオ『第四師団 コンロン出兵篇』参照)
8軍閥は解体、帝を中心として現在は復興が進められている最中です。具体的には、首都はじめ荒れ果てた各都市の復興作業、かつて栄えた飛空艇貿易の再開などが行われています。
しかし今なお、高くそびえ並び立つコンロン山から噴出す黒煙と、西の空域より流れ来る厚い雲のため、深い闇に沈んだ土地(常夜の世界)となっています。
都市部を離れると依然、様々なアンデッドが徘徊し、空には雲海から流れてくる魔物が飛び交っています。
こういったアンデッドや魔物の討伐、敵勢力の残党狩りも盛んに行われ国は討伐隊や傭兵志願者を募っています。

---
ページ上部へ戻る
コンロン地方

コンロンの主要都市

ミカヅキジマ
暗い内海に浮かぶ三日月形の島。表面はごつごつした丘陵と林に覆われ住む者がなく、地下に「長猫」一族が地下都市を築いています。
文明の発展度は低かったのですが、コンロン入りしたシャンバラ教導団が「クレセントベース」を設営後、都市化が進んでいます。
指導者は長猫王。新たな問題として、一部長猫の立ち退き問題が発生、さらに長猫をそそのかす者がおり反乱が計画されているとの噂が聞かれています。
この他、最近、長猫も知らない地下迷宮が発見されたり、地下温泉が噴出したりしています。
クィクモ
シャンバラ地方から来た旅人がたどり着くコンロン入口の都市。雲海と内海に挟まれたところに位置し、飛空艇のための空港と、内海に出る船のための港を持っています。
サルヴィン川を上ってくる商人との間で細々とした交易がなされているのみでしたが、戦後、シャンバラ地方との交易が復活し、急速に発展が進んでいます。指導者はレブサ。
シャンバラ教導団といち早く協力体制を敷いた都市でもあり、引き続き教導団の協力を得て軍事化も進められています。
海・空の港がクィクモにおける最重要軍事拠点となっています。しかし一方で、裏で暗躍する地下組織の動きも見られるようになり、警戒が強められています。
ヒクーロ
空の滝の両岸に築かれた都市。
かつてコンロン最強を誇る飛空艇団を従えた都市であり、戦中は雲海を暴れる雲賊と結んで空域を荒らしているとの噂もありましたが、現在は体制を一新し、コンロンの復興と防衛に取り組んでいます。指導者はヲガナ。

※キャンペーンシナリオ「第四師団 コンロン出兵篇」の結果、生徒との私的な交流に心を打たれた指導者が、薔薇の学舎の姉妹校(兄弟校?)を設立、タシガンとの行き来が自由になり独自の文化が生まれつつあります。
ミロクシャ
かつてのコンロンの中心地で、首都として栄えた都市でした。戦中は夜盗団に占拠され荒廃しましたが、現在、コンロン帝を再びこの地に担ぎコンロンの中心地として復興が進められています。
帝の近衛団としてクィクモ、ヒクーロが共同で兵を置き、また、シャンバラ教導団も協力体制を敷いています。
しかしコンロン山や砂漠に近いことから、郊外は未だ度々アンデッドの被害に悩まされるなど、治安の回復が重要課題となっています。帝を狙う勢力や謎の集団等よからぬ輩の動きも見られるようです。
ボーローキョー
かつての戦乱で廃墟となったはずでしたが、コンロン山からあふれた亡霊たちが住み着き都市を形成しました。
亡霊独自の文化が形成され、幻のネオンライトが都市中を常に照らし続けています。
河岸は、数多の幻の光が行き交う亡霊たちの水上都市になっています。指導者は亡霊王。
コンロンの観光都市として、現在最も注目を集めています。
河岸には高級ホテルから格安な旅宿まで立ち並び、妖しいレストランや風俗店が看板を並べ、さらにはゲームセンターやネットカフェなどコンロンで稼ごうとする地球からの新規事業者も参入し始めています。
シクニカ
ルヴ砂漠とエルジェタ密林の境にある、コンロン最東の小都市です。
戦中悪化していた治安もよくなってきており、砂漠や密林を越える旅人達の中継点として栄え始めています。
密林を東へ越えると、エリュシオン帝国に着きます。帝国と国境を接することになるため、対帝国の外交における重要地点でもあります。
指導者はシクニカ貴族。

※キャンペーンシナリオ「第四師団 コンロン出兵篇」の結果、百合園女学院と蒼空学園の姉妹校が設立されています。
ユーレミカ
コンロン最北の雪の森にある小都市です。戦乱を避け、ここにひっそり生きてきた秘術師たちの一族が暮らしています。
また、コンロンの世界樹「西王母」がここにあり、一族が守り続けています。指導者は謎頭巾の長ズキーン。

※キャンペーンシナリオ「第四師団 コンロン出兵篇」の結果、生徒が庇護者として選ばれたイルミンスールの分校、それに空京大学の研究施設が設立されています。
ヒグワ
コンロン山の内部にある火山都市です。未だその多くは謎に包まれていますが、シャンバラ側との交流により徐々に明らかになってきています。
指導者はコンロン山の王。シャンバラ教導団との交流から芋ケンピが土地の名産になりつつあります。
現在は、遺跡の発掘や魔物の巣の探索が盛んに行われています。
メニューへ

コンロンの地理

コンロン山
その頂は天上世界へ通ずると言われていますが、この数百年、活火山となり炎を噴出し、天上への道が閉ざされています。
そして、天へ昇れない死者たちが山の麓(東側一帯)に亡霊の都ボーローキョーを築いているのです。西側一帯は、流れ出した溶岩のため死の土地となっています。
ルヴ砂漠
天上世界に行けなかった死者やボーローキョーからあぶれた霊魂が、骸骨や屍鬼等のアンデッドモンスターとして彷徨っている危険な砂漠です。
雲流れ平野
雲海からコンロン山を越えて流れてくるちぎれ雲が漂う大平野です。また、雲と一緒に雲海の魔物もときどき流れてやってきます。
エルジェタ密林
コンロンと東のエリュシオン帝国の境にある大密林地帯です。凶悪な魔物が生息。密林の東側には、エリュシオンの軍事施設が点在しています。
暗い内海
常夜のコンロン地方に広がるパラミタ内海はこう呼ばれています。
かつての都ミロクシャの南には、幾つもの遺跡が水底に沈んでいます。ボーローキョーの河岸は、数多の幻の光が行き交う亡霊達の水上都市になっています。
廃都群
かつて栄えた時代の、ミロクシャの周辺都市。 寺社仏閣も点在し、東の端にはかつてドージェが修行したという寺院があります。

※キャンペーンシナリオ「第四師団 コンロン出兵篇」の結果、ドージェ寺院跡にパラ実コンロン分校が設立されました。種々の蛮族や魔族やアンデッド達も入学を希望してコンロン中から集まってきています。
空の滝
内海が雲海へ流れ出す巨大な空の滝です。ここから雲海の魔物がとめどなく生み出され、歯止めがきかないほどに溢れ返っています。
メニューへ

コンロンに住む知的種族

長猫一族
全てがミカヅキジマの地下のみに生活しています。
人口は1,000から2,000程度とされていますが正確な把握はされていません。
知能は高く、相手を策略にかけることに優れ、種々の拷問に精通しています。
仔猫のときはマンチカン程度の長さですが、年を取るにつれて胴が長く長くなり、最も長寿であるミカヅキジマの王は数キロメートルの胴の長さを持つと言われています。
その胴体は地下の奥深くへと続き、誰も彼の尻尾を見た者はいないのです……
緑色のちんちくりんのおかしな王と兵隊一族
全てがコンロン山の内部に住み、彼らの住居が都市ヒグワを形成しています。
大人でも人間の子ども程度の大きさ、生まれたときから全身緑色をしています。
好戦的な種族で、軍隊式の訓練で鍛えられており、向かい来る敵に果敢に立ち向かってゆきます。
また、敵である火山の昆虫類や地下の食虫・食人植物を使った料理を得意とします。
近頃はシャンバラ側から伝わった芋ケンピが彼らの間で流行の兆を見せています。
亡霊商人
知能を持ったアンデッドで、ボーローキョー文化の担い手でありボーローキョーの経済を握る事業者達でもあります。
内海の幽霊船を裏で操ったり、他国と独自に取り引きを行ったりと悪事を働く幾つかのグループも存在します。
メニューへ